妊婦中のアルコールは少量でも危険!【妊婦とアルコール】
妊婦さんがアルコールを摂取するということは
絶対にやってはいけない行為とされていますね。
私が妊娠した時もアルコールについては産婦人科の先生も
口をスっぱくして、飲んではダメだとおっしゃっていました。
なぜ妊娠中はアルコールがいけないのか?
そして胎児への影響についてお伝えしたいと思います。
アルコールは奇形児のリスクを上げる!?
なぜ妊婦さんがアルコールを飲んだらいけないのかというと
胎児への栄養補給というのは母体の血液を通して送り込まれるのですが、
アルコールを摂取すると血液にアルコール成分が含まれてしまいます。
血液を伝ってアルコールが胎児に送られてしまうと
胎児の奇形性を高めるリスクがあり、多大な影響なんです。
具体的にはどのような症状を引き起こすかというと
胎児性アルコール症候群
という病気がアルコールを摂取した妊婦の胎児に起きてしまうのです。
胎児性アルコール症候群は妊婦のアルコールの摂取により
胎児が神経系脳障害をきたしてしまう病気です。
・知能障害
・小頭症
・発育不全
など胎児の成長に著しく異常をきたしてしまいます。
妊娠してすぐの場合にアルコールを摂取すると、内臓器官に影響を与えて
妊娠中期、後期には脳に障害を持って生まれる可能性があります。
1970年代の欧米の調査ではアルコール依存症の妊婦から生まれてくる
約4割の胎児はアルコール症候群であったのです。
1991年に行われた調査では飲酒率が高いアラスカ住民の
胎児性アルコール症候群発症率は日本に比べて約50倍となっています。
その重症度は妊娠中のアルコールの摂取量と大きく関係しているんです。
このような調査結果から妊婦さんがアルコールを飲んではいけないことは
明白であり、アルコール飲料に妊娠中は飲まないようにと明記されるようにもなりました。
またお父さんが妊娠前や妊娠後にアルコールを飲んでいても
胎児に問題はありませんので、そこは心配いりません。
少量のアルコールなら大丈夫!?
基本的にアルコールを妊娠中に飲んだ瞬間に
アルコール症候群の発生確率が上がるので、
少しでも飲んではいけないことになっています。
逆に胎児性アルコール症候群はアルコールを飲まなければ
100%防げるものですので、絶対に飲まないようにしてください!
またアルコールでもノンアルコールならば問題ないのでは?
と思うかもしれませんが、ノンアルコールは1%未満のアルコールに対してですので、
全くアルコールを含んでいないわけではありません。
ですのでノンアルコールと表記されていたとしても、
絶対に妊婦さんは飲んではいけないのです。
また酒粕など、食品自体にアルコールが含まれている場合があるので
食べるものについても細心の注意が必要となります。
・奈良漬け
・ブランデー入りのお菓子
・栄養ドリンク
これらもアルコールを含んでいるので食べたり飲んだりするのはやめてください。
料理酒なども控えるようにしなければいけません。
食べ物を購入するときは裏の原材料などを見て
アルコールを含んでいないかしっかりと確認する必要があります。
授乳中もアルコールはダメ
妊娠中はアルコールはダメですが、授乳中もアルコールは一切ダメです。
母乳を通じて赤ちゃんに栄養が送られますが、アルコールを飲んでいると、
母乳に含まれるようになり、赤ちゃんにアルコールを摂取してしまいます。
アルコールは赤ちゃんの成長も著しく妨げるので
妊娠中同様、授乳中もアルコールは控えましょう。
ということで妊婦さんは絶対にアルコールを摂取しないようにしましょう。
アルコールは摂取しなければ胎児にも影響はなく、
胎児性アルコール症候群も引き起こることはありません。
お酒が大好きで妊娠した途端飲めなくなるのは苦しいですが、
お腹の中の赤ちゃんの成長のためにも、絶対にアルコールの摂取は控えてください。
先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!
葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。
しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。
⇒葉酸の選び方のポイントとおすすめランキング!