緑茶の妊婦さんへの効果と飲み方について!
緑茶は日本人にお馴染みの飲み物ですが妊婦さんでも飲むことができるのでしょうか。
緑茶にはカフェインが100mlあたり20mg含まれています。
妊娠中のカフェインの摂取量は100mg以下にすべきとされます。
・スウェーデンの調査では1日に100mg以上のカフェインを摂取している妊婦さんの流産の確率を調査したところ、カフェインを全く摂取していない妊婦さんに比べ流産の確率が高くなっているのが分かりました。そして摂取量が多いほど、流産の確率も上昇していました。
ですので妊娠中でも緑茶は飲むことができますが1日5杯(安全を期すなら3杯)までにしましょう。
6杯を超えて飲み続けると胎児に悪影響を起こすのでやめましょう。
また緑茶じたいに妊婦さんや胎児に悪影響を与える成分はありません。
※ちなみに玉露でいれた緑茶は100mlあたり120mlとカフェインがお茶の中でも最も含まれ、妊娠中には飲まないようにしましょう。
そして妊娠中に1、2杯の緑茶を飲むことは妊婦さんにとって様々なメリットがあり、産婦人科でも勧められる飲み物なのです。
緑茶の妊婦さんへの効果
①免疫力向上
緑茶にはカテキンが含まれており、これが体内の免疫細胞である調節性T細胞を増やす働きをします。
特に臨床実験では風邪菌の増殖を防ぐことで風邪になりにくい体質を作り上げることができます。
また緑茶にはフッ素が含まれており、口内の虫歯菌を殺菌して清潔に維持させて虫歯や公衆を予防することができます。※フッ素入りの歯磨き粉と同じ効果があります。
②コレステロールを下げる
緑茶にはポリフェノールも含まれており、ポリフェノールは悪玉コレステロールを減らす働きがあり、コレステロール値を減少させます。
悪玉コレステロールの低下によって脳卒中、動脈硬化の予防につながります。また脂肪の燃焼効果もあるとされ、太り気味の妊婦さんにはおすすめです。
また悪玉コレステロールを減らすことで血糖値の上昇を防ぐことができます。そのため妊娠中にとても起きやすい妊娠糖尿病の予防につながります。
過去の実験で緑茶を6杯飲むことによって糖尿病の発症確率を3分の1にまで減りました。※ただし妊娠中には6杯は飲まないようにしましょう。
③亜鉛の補給
緑茶には豊富に亜鉛を含んでいるため、補給することができます。
胎児は妊婦さんのお腹の中で細胞分裂を繰り返して大きくなっています。
亜鉛はこの細胞分裂を促進させ、タンパク質の形成の役割も持っています。
もし亜鉛が不足してしまうと低体重症や低身長症の原因になります。
特に妊娠初期は亜鉛が必要となりますので、是非飲んでいきましょう。
以上のように緑茶は妊婦さんにとってたくさんのメリットがあります。
妊娠中の緑茶の飲み方
飲む量について
妊娠中は最初でも述べたように妊娠中に緑茶を
飲む場合には1日5杯までにするようにしましょう。
※数日だけ6杯飲んだからと言って危険になるわけではなく、
毎日継続して飲むことで危険となりますので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
もしカフェインを極力摂取したくないのであれば、緑茶ではなく
ノンカフェインの麦茶やルイボスティーなどがおすすめです。
いつ飲むのが良いか?
そしておすすめは朝1杯飲むのと食事中に飲むことです。
朝に1杯飲むことでまず口内の殺菌をすることができます。
また目覚めの1杯として腸の運動を活発にすることができます。
また食事中に飲むことによって、食事による血糖値の
上昇を抑える効果も期待できるとされます。
冷たい緑茶よりも温かい状態の方が効果が高くなります。
緑茶は妊娠中に積極的に飲むことをおすすめします。
ということで緑茶と妊婦さんについてでした
先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!
葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。
しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。
⇒葉酸の選び方のポイントとおすすめランキング!