妊婦さんでも安全に飲めるお茶と飲み方について!
妊娠中の水分補給にお茶を取り入れることで便秘解消や
血液をサラサラにしてくれる効果があるため、産婦人科の先生もお茶を勧めています。
しかし中にはカフェインを多く含むものであったり、
緑茶を飲むのはNGであったりするのです。
ここでは妊婦さんでも安全に飲めるお茶と
お茶を飲むときの飲み方の注意点についてお伝えします。
妊娠中に飲めるお茶
妊婦さんにおすすめのお茶としてはノンカフェインのお茶とされています。
妊婦さんは1日のカフェインの摂取量の上限が
1日300mgと決められています。
これはイギリスの研究で分かったことなのですが、
1日300mg以上のカフェインを摂取している妊婦さんの赤ちゃんは、
カフェインを全く摂らない妊婦さんの赤ちゃんに比べ低体重症のリスクが50%増加する
ということなのです。
1日300mgとされていますが、低体重症状のリスクを考慮すると
カフェインは1日200mgまでに抑えた方がよいでしょう。
お茶の種類 | 150ml(コップ1杯) | カフェイン量 |
---|---|---|
紅茶 | 150ml | 30mg |
抹茶 | 150ml | 30mg |
ほうじ茶 | 150ml | 30mg |
烏龍茶 | 150ml | 30mg |
玄米茶 | 150ml | 15mg |
麦茶 | 150ml | 0mg |
ルイボスティー | 150ml | 0mg |
コーン茶 | 150ml | 0mg |
ごぼう茶 | 150ml | 0mg |
※コーヒー | 150ml | 100mg |
お茶とカフェインの配合量について表にまとめていましたが、
ノンカフェインは麦茶とルイボスティーですね。またハーブティーもノンカフェインです。
産婦人科で水分補給に適しているのは水か麦茶と
妊娠当時言われたので、お茶の中では麦茶がベストでしょう。
また麦茶にはピラジンという成分が含まれており、血液を
サラサラにする効果があります。血液は胎児の栄養になるため妊婦さんにとってはおすすめです。
では他の紅茶や烏龍茶は飲んではいけないのかというと
全くそんなことはありません。
紅茶は1杯30mgのカフェイン、烏龍茶は15mgのカフェインですが
1日何杯を飲むのはカフェインの過剰摂取となりますが、1日2~3杯飲む分には問題ないです。
同様にコーヒーも1日に1杯~2杯であれば
妊婦さんでも飲んでも問題はありませn。
緑茶は飲まない方が良い!?
ただお茶の中で緑茶は妊婦さんは控えた方がいいかもしれません。
なぜかというと緑茶はカテキンを含んでいるからです。
カテキンは脂肪の吸収を抑える働きなどがあるのですが、
葉酸の働きを消してしまうのです。
葉酸は胎児の臓器や細胞分裂を促進させる働きがあり、胎児の成長には不可欠と言えます。
妊婦さんの場合1日400ug必要となりますが、不足してしまうと
神経管欠損症などの先天性異常児性(主に鼻が小さい、目が小さい)を引き起こしてしまいます。
ですので妊婦さんの場合にはカテキンを含んだ
緑茶を飲む場合よりは他のお茶を飲むようにした方がいいかもしれません。
妊婦さんのお茶の飲み方
妊婦さんがお茶を飲むならば麦茶がベストなのですが
妊娠中の方が飲む場合には飲み方にも注意が必要です。
①飲む量
1日の妊婦さんの水分摂取量は1.5リットル~2リットル
となりますので、麦茶もこの範囲内で飲みましょう。
ただこれらは味噌汁などの水分も含んだ量なので
麦茶だけであれば多くても1日1リットルほどにしましょう。
②飲むタイミング
まず朝起きてコップ1杯のお茶を飲むのが良いとされます。
血流が良くなり、体温も上がりやすくなり、さらに
朝飲むことで腸の運動を活発にさせることができるため便秘解消に効きます。
③温度
お茶に関わらず、飲み物を妊婦さんが飲むときには
温かい温度の方が冷え性改善の効果があるためおすすめです。
特に妊娠初期は寒気に襲われやすく、冷たい飲み物を
飲むと余計に症状を悪化させてしまいます。
ということで妊婦さんにおすすめのお茶と飲み方でした。
外出時に温かいお茶を入れたコップを持って水分摂取などもするようにしましょう!
先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!
葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。
しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。
⇒葉酸の選び方のポイントとおすすめランキング!