妊娠中のあさりを食べるメリットや注意点について!
妊娠中に魚介類やレバーなどの生ものを食べてしまうと感染症や食中毒を引き起こしてしまうとされています。
そして気になるのがあさりなどの貝類ですが、これは妊婦さんが食べても問題ないのでしょうか。
ここでは
①妊娠中にあさりを食べた時の影響
②妊婦さんがあさりを食べるメリット
③妊婦さんがあさりの食べる量
をお伝えしたいと思います。
妊婦さんがあさりを食べて大丈夫?
基本的に火を通していれば全く問題ありません。
ただし生もののあさりは控えた方がいいでしょう。
あさりの中身は緑色をしていますが、あれはあさりが海藻を食べたものなのですが、その中にはリステリア菌という菌が潜んでいます。
このリステリア菌が体内に入り込んでしまうと発熱や下痢を引き起こししまいます。
さらに妊娠中に感染すると妊婦さんの血中にも入り込み胎児にも侵食していき、成長の発達を阻害してしまうのです。
あさり以外にもイカ、マグロ、牡蠣などにもリステリア菌が潜んでいるので生で食べるのはほんの少量なら大丈夫ですが極力控えるようにしましょう。
ただこのリステリア菌は加熱することによって死滅してしまいます。
あさりの味噌汁であったり、あさりを使ったパスタなどもじっくり火を通してから食べれば影響はありません。
妊娠中にあさりを食べるメリット
またあさりには栄養素を含んでいるので、加熱してあれば積極的に食べるようにしましょう。
特にあさりにはビタミンB12とタウリンが多く含まれています。
ビタミンB12とタウリンのふたつは胎児の成長には欠かせない栄養素となるのです。
ビタミンB12
あさり100g中にはビタミンB12は52.4ug含まれており、1日に必要なビタミン12は2.4ugなので、あさりを5g食べるだけでも満たしてしまいます。
このビタミン12は鉄分の生成を促して、貧血を予防する働きがあります。
また胎児へ栄養素を送るときは血液をとおして送られるため、鉄分がたくさん必要となり、妊娠中は鉄分不足を起こしやすいです。
鉄分不足になると胎児の成長が低下してしまうので、あさりを食べてビタミン12を補うことは非常に妊婦さんに効果があります。
タウリン
タウリン1000mg配合!なんていう栄養ドリンクがありますが、そのタウリンがあさりには豊富に含まれています。
タウリンを摂取することで母体は筋肉の疲れや目の疲れを改善させる効果があります。
そしてタウリンは胎児の筋肉、脳、眼の網膜、心臓や肝臓などの臓器を形成する役割があり、成長には不可欠な栄養素と言えます。
このタウリンですが、あさり100gには400mgを含んでおり、1日に必要なタウリンは3000mgなので、摂取量には足りませんが約8分の1は摂取できます。
あさりだけでなくシジミなどの貝類は妊婦さんにとって必要な栄養素が豊富に含んでいるため積極的に食べていきましょう。
妊婦さんがあさりを食べる場合について
食べ方の注意点
もし食べる場合には必ず火を十分に通しましょう。生食用のあさりもありますが、妊娠中には控えるようにした方が無難です。
またあさりを食べているときに砂やじゃりのようなものがありますが、それは必ず口から出して食べないようにしましょう。
妊婦さんのあさりの食べる量について
また食べ過ぎると下痢になる場合があるので、1日100g以内にしましょう。
以上が妊婦さんのあさりの食べ方の注意点となります。またシジミやハマグリなどの貝類を食べる際には同じように食べ方に注意してください。
ということで食べ方をしっかりと守ればあさりに含まれるタウリンが胎児の成長をサポートしてくれるため非常におすすめです。
ということで妊娠中のあさりを食べるメリットや注意点についてでした
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