妊婦さんが食べるべき魚と食べ方の注意点!
妊娠中は魚介類は控えた方がいいと言われていますが、
魚にはDHA、EPA、高タンパク質など特有の栄養素が含まれており、
胎児の成長や母体の健康には欠かせません。
そのため妊娠中にも魚は一定摂取量を超えて食べなくてはいけません。
産婦人科でも魚を食べなければいけないと医師に説明されます。
ここでは妊娠中に食べるべき魚、そして魚を食べるときの注意点についてお伝えします。
食べるべき魚と食べてはいけない魚
では妊娠中に食べるべきとされる魚はタラかサーモンとされます。
これは米食品医薬品局(FDA)が2014年に妊娠中に
タラとサーモンを食べるようにと勧告されました。
日本の厚生労働省もタラやサーモンを食べるように勧められています。
なぜタラとサーモンを食べるべきか?
なぜタラかサーモンが良いのかというと、
まず水銀の含有量が低いことが挙げられます。
魚には水銀が含まれており、妊娠中にたくさん摂取してしまうと
胎児の先天性異常になる恐れがあります。
特にマグロ、メカジキ、サメなどは水銀の含有量が多いため
妊婦さんが食べるのは避けるべきだとされています。
逆に魚の中で、タラとサーモンがと水銀の含有量が低いため
妊婦さんが食べることが勧められているのです。
また魚介類ではエビが水銀の含有量が低いため妊婦さんに勧められます。
ADHDの発症率低下の効果
米ボストン大学の調査で明らかになったことですが、
妊娠中に週にタラとサーモンを2切れ食べた妊婦さんから
生まれた子供は通常のADHDの発症率が約60%低かったのです。
ADHD:多動症、注意力散漫、衝動的になるなどの症状を引き起こす神経発達症のこと。
赤ちゃんの場合は落ち着きがないなどの症状を起こします。
そのためタラやサーモンにはADHDの発症率を低下させる働きも
あるため妊婦さんが食べるのにメリットが大きいです。
妊娠中の魚の食べ方
極力サーモンやタラなどの魚を食べるようにするのが望ましいですが、
魚を食べる時には守らなければいけないことがあります。
①火を必ず通すこと
基本的に妊婦さんは魚を食べるときは火を通さなければいけません。
生魚で食べるのはダメですので、お刺身やお寿司などで魚を食べるのは控えるべきです。
※サーモンはスモークサーモンならば問題ありません。
生魚ですと、魚に含まれるリステリア菌が滞在したままになってしまいます。
リステリア菌は妊娠中は通常の20倍感染しやすく、
感染すると胎盤を通じて胎児に感染し、水頭症や早産、流産の原因につながります。
②魚を食べる量
妊娠中の魚の摂取量は米食品医薬品局で決められており、
1週間で227~340グラム(2~3食分)の範囲内で摂取するのが望ましいとされます。
タラやサーモンであれば週に2切れほどですので、摂取量は少ないです。
魚を食べるときはこの2点を守るようにしましょう。
魚を食べる場合にはタラかサーモンだけしか食べてはダメというわけではなく、
火を通して、少量であれば食べることができます。
※例えば、アジの開きであれば週に2枚までなど
魚は胎児にも必要不可欠ですので、しっかりと食べるようにしましょう!
以上妊婦さんが食べるべき魚と食べ方の注意点でした
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