妊婦さんはひじきを食べても大丈夫!?
妊娠中にひじきを食べてはいけないということを聞いたことがあると思います。
胎児にも悪影響を出るとされ、心配される方も多いと思います。
そこで今回は私がお世話になった産婦人科の先生に
妊娠中にひじきを食べるても大丈夫なのか聞いてまいりました。
ここでは妊婦さんがひじきを食べても大丈夫か
その他注意点について、先生の意見とともにお伝えします。
妊婦さんがひじきを食べるのは大丈夫?
先生『ひじきにはヒ素が含まれているため危険とされていました。
しかし普通に食べる分であれば妊婦さんでも問題なく食べることができます。』
ということで妊婦さんでもひじきを食べることができます。
捕捉するとヒ素には有機ヒ素と無機ヒ素が含まれており、無機ヒ素が
体に毒だとされ、たくさん摂取すると胎児の奇形性を高めてしまうリスクがあります。
しかしこれは多量に摂取した場合でWHOでは成人の方が
毎日ひじきを5.3g以上食べなければ全く影響はありません。
日本人が1日に食べるひじきの量というのは0.9gですので
普段の食事でひじきを食べても超えることはありませんの安心してください。
ただ毎日ひじきを食べるという場合には妊婦さんは控えるようにした方がいいでしょう。
また昆布やわかめ、海苔などの海藻類にはヒ素は
全く含まれていないので、食べることができますので安心してください。
そして実は妊娠中に週に数回、副菜としてたまにひじきを食べることは効果的とされます。
ひじきの妊婦さんへの効果とどうしてもヒ素が気になる方にヒ素を取り除く方法をお伝えします。
ひじきの妊婦さんへの効果
先生『昔は医療施設や行政機関などで行わる妊婦さん向けの
講習会ではひじきは食べることを推奨されていました』
『胎児の成長に効果的な栄養素が多量に含まれるので週に数回食べることをおすすめします』
産婦人科の先生によると妊娠中に適度にひじきを
食べることは栄養摂取ができるのでおすすめだそうです。
①鉄分と葉酸の摂取
特にひじきには鉄分と葉酸が含まれています。
・鉄分は胎児に送る血液をつくるのに必要な栄養素で
妊娠中に不足すると未熟児の原因となってしまいます。
・葉酸は胎児の中枢神経を形成する役割があり、
妊娠初期に不足すると神経管欠損症という奇形性を誘発する可能性があります。
ですので週に数回おかずとしてひじきを取り入れることで
これらの栄養素を摂取でき、特に妊娠初期の方ほどおすすめです。
②便秘解消の効果
ひじきにはゴボウの約7倍の食物繊維が含まれています。
そしてひじきは食物繊維の中でも水溶性食物繊維であり、
便を柔らかく、さらにつるんと滑らかにする働きがあります。
水溶性食物繊維はお腹の中で膨らむため、食べる量を
抑えることができて、肥満気味な妊婦さんにおすすめです。
その他にもひじきには牛乳の約17倍のカルシウム、そしてカリウム、
マグネシウムも含まれ、すさまじく栄養価が高いのです。
ひじきのヒ素をなくすために
毎日食べたい方やどうしてもヒ素が気になる方は
調理の仕方によってひじきからヒ素を取り除くことができるのです。
①水にひたす
ひじきは1時間水にひたすだけで、約68%の
無機ヒ素を排出することができてしまいます。
②熱を通す
無機ヒ素は熱を通すと、死滅するので茹でたり、
炒めたりするだけでひじきの無機ヒ素は取り除くことができるのです。
ただ煮汁などは無機ヒ素が含まれるので使用しないようにしましょう。
ヒ素が気になる方は以上のように調理することで
ヒ素を取り除くことができるので試してみてください。
ひじきは煮物にするためその時点で実はヒ素が取り除かれると言えますね。
そして食べるときはビタミンCを含んだものと一緒に食すことで
ひじきの栄養をより吸収しやすくすることができます。
またひじきを食べるのではなく、代わりに海苔を食べることで
葉酸や鉄分を摂取することができるのでおすすめです。
ヒ素が心配であるならば海苔を食べるようにすると同じ効果が得られます。
目安は1日1枚(19cm×20cm)食べるようにしてみましょう。
味付け海苔は塩分が含まれるのでおすすめできません。
ということで日常生活で食べる範囲であればひじきを食べても全く問題ありません。
むしろ貴重な栄養源ですので、週に数回は食事に取り入れてみましょう。
以上、妊婦さんとひじきについてでした。
先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!
葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。
しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。
⇒葉酸の選び方のポイントとおすすめランキング!