妊婦さんとレバー

妊娠中はレバーを食べても大丈夫!?効果と食べ方!

妊娠中はレバーを食べても大丈夫!?効果と食べ方!

 

 

 

レバーには栄養素が豊富に詰まっておりますが、妊婦さんの
間ではあまりレバーは食べない方がよいと広まっています。

 

 

実際レバーについて妊娠中に食べても大丈夫なのかというと
しっかりと火を通して、食べ過ぎなければ全く問題ないということでした。

 

 

レバーを妊婦さんが食べる場合には2点注意すべきことがあります。

 

 

①必ず火を通す

 

 

居酒屋で生レバーやレバ刺しがありますが、妊娠中は絶対に口にしてはいけません。
健康な成人男性でも生レバーはお腹を壊しやすいです。

 

 

また生レバーにはトキソプラズマ菌という寄生虫が生息しており、
妊娠中にトキソプラズマ菌に感染すると100%胎児にも感染してしまいます。

 

 

母体には高熱とともに嘔吐、下痢を1週間ほど患ってしまいます。
また胎児は頭の中に髄液がたまる水頭症を引き起こすリスクがあります。

 

 

レバーだけでなく生魚、生肉にもトキソプラズマは生息しており、これらを食べた後に上記の症状を感じた場合にはすぐに産婦人科を受診するようにしてください。ただしトキソプラズマ菌は加熱することで死滅するので加熱したレバーであれば問題ありません。

 

 

たくさん食べ過ぎないこと

 

 

妊娠中にレバーをたくさん食べてはいけないのはレチノールの過剰摂取の予防のためです。

 

 

レチノールはビタミンAの一種で動物性由来のビタミンAのことです。
このレチノールは果物や野菜に含まれるビタミンAよりも体に蓄積されやすい特徴があります。

 

 

※レチノールじたいは免疫力を高める効果があったり、抗酸化作用があるため
妊娠中の肌荒れや老化の防止として役立ってくれます。

 

 

ただし妊娠中にレチノールを過剰に摂取すると、先天性異常や奇形性を伴った
胎児が生まれてくるリスクを上げてしまうとされています。

 

 

このレチノールは妊娠中の1日の摂取上限が2700μgREと内閣府の食品安全委員会で決められています。それでは100gあたりのレバーのレチノール含有量をみてみましょう。

 

 

・鶏レバー:14000μgRE

 

・豚レバー:13000μgRE

 

・牛レバー:1100μgRE

 

 

鶏と豚のレバーであれば1日多くても20gまでにしましょう。
また牛レバーであれば100g食べても上限値以内ですので問題ありません。

 

 

またこれらは毎日超えてはいけないという目安ですので
例えば1日だけレバニラ炒めをたくさん食べるという分には影響はありません。

 

 

レバーと同様にうなぎの蒲焼も100gあたり1500μgREとレチノールが
配合されていますが、1月に1回うなぎを食べて上限値を超えても問題はありません。

 

 

 

 

普段から毎日レバーを食べているという方以外には特に意識しなくても心配はないでしょう。
妊娠初期など関係なく召し上がって構いません。

 

 

また適度に食べることによって妊娠中の貴重な栄養源になるとされます。
レバーの妊婦さんへの効果はレチノール以外にも大きく分けて3つあります。

 

 

レバーの妊娠中への効果

 

①最強の葉酸の摂取食品

 

 

妊娠中、特に妊娠初期は葉酸を摂取することで胎児の中枢神経を
させることにつながるため、厚生労働省でも推奨されています。

 

 

葉酸は妊娠初期に毎日400μg以上摂取するのが目安なのですが
これがなかなか難しいのですが、レバーは力強い味方になります。

 

 

・鶏レバー 1300μg※全て100g

 

・豚レバー 810μg

 

・牛レバー 1000μg

 

 

1日20gだけレバーを食べたとしても1日に必要な
4分の1以上の葉酸を摂取することができてしまいます。

 

 

②亜鉛の摂取

 

 

亜鉛も妊娠中に必要な代表的な栄養素です。

 

 

胎児は細胞分裂を繰り返すことで成長していきますが、その際に
亜鉛が必要となりますし、また胎児のタンパク質の形成も促します。

 

 

妊娠初期では1日11mgの亜鉛が必要となりますが、レバーは100gのうちに3mg以上の亜鉛が含まれていますので、亜鉛も補給することができます。ただ豚肉は100gに6.9mgの亜鉛が含まれるので豚肉を食べるのが一番効率的に摂取できます。

 

 

③ビタミンB2

 

 

美肌成分とされるビタミンB2ですが、レバーは全食品の中で一番多く含まれます。

 

 

ビタミンB2を摂取することによって脂質の代謝を向上させて、
さらに皮膚の新陳代謝を活発にさせることによって肌荒れを予防します。

 

 

またビタミンB2は胎児の爪、皮膚、毛など末端の組織を
形成する際にも使われる栄養素となっています。

 

 

以上のようにレバーには妊婦さんもそうですが胎児にとって
必要な栄養素を豊富に含まれていると言えますね。

 

 

ということで1週間のうちにレバーを少し食べる程度では全く問題ないですし、むしろ妊娠中にはプラスに働きます。
※1日20gの範囲であれば、継続的に食べてもレチノールの過剰摂取にはなりません。

 

 

ただし外食で生のレバーを食べたりするのだけは絶対に控えるようにしてください!

 

 

ということで妊娠中のレバーについてでした

先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!



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摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。

産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。

しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。


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