妊婦さんと柿

妊婦さんが柿を食べるときの注意点について!

妊婦さんが柿を食べるときの注意点について!

 

 

 

秋の果物の代表の柿ですが、妊婦さんが食べるのは問題ないのかというと、適度に食べる分には効果的ですが、食べ過ぎてしまうのは妊娠中にはあまりおすすめできないです。

 

 

ここでは妊婦さんが柿を食べるときの栄養素としてのメリットやデメリット、食べる際の注意点についてお伝えしたいと思います。

 

 

妊婦さんが柿のメリット

 

 

柿は栄養素としては優秀で意外にもビタミンCが果物の中でトップクラスに含まれています。

 

 

・柿に含まれるビタミンCは100g中70mg

 

・レモンに含まれる100gは100mg

 

 

とされていて、柿よりもレモンの方が含有量は多いです。

 

 

しかしレモンを100g食べるよりも柿を100g(約1個分)食べる方が簡単ですので実質的に言えば柿の方がビタミンCの成分で優れているのです。

 

 

ビタミンCは酸化作用を抑えて、血の巡りを良くするため、胎児へ清潔な血液を送ることができ、胎児の成長を促します。

 

 

また肌のメラニン色素を抑える働きを持っているため、シミやそばかすに対しても効いていきます。

 

 

②βカロテン

 

 

βカロテンはビタミンCと同じく強い抗酸化作用を持っております。ニキビや肌荒れなどに対して効果的となります。

 

 

またβカロテンはビタミンAが体内で足りていないのであれば、ビタミンAに変換されます。これにより体の免疫力の向上や粘膜を保護する効果も得られます。

 

 

③ペクチン

 

 

柿にはペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維の一種が配合されています。水溶性食物繊維は便を柔らかく滑らかくする働きを持っているため便秘の解消にも効き目があります。

 

 

ペクチンは血中の悪玉コレステロールを減らす働きを持っているため、これにより血行不良の改善やダイエット効果も期待できます。

 

 

柿を食べることで妊婦さんにとっては以上のようなメリットが得られます。

 

 

さらに柿にはミネラル・カロチンも含んでいるため、むくみ解消、高血圧の予防の効果もあり、この点においては妊婦さんにとってはメリットとなります。

 

 

妊婦さんが柿を食べるデメリット

 

 

妊婦さんが柿を食べたときにデメリットとなるのはふたつの理由があるとされています。

 

 

①体を冷やす作用

 

 

まず第一に柿が妊婦さんに悪影響を及ぼしてしまうのは柿を食べることによって体を冷やしてしまうことが挙げられます。

 

 

柿は熱を引いたときに食べることで、熱を下げる効果があるため、発熱の際に柿を食べることにおすすめされます。

 

 

しかし妊婦さんにとって体を冷やすことはお腹の血流の停滞につながってしまい、胎児への栄養補給の停止につながってしまいます。

 

 

②タンニン

 

 

もうひとつが柿に含まれているタンニンという成分です。このタンニンはポリフェノールの一種とされています。タンニンは体臭などを取り除く効果があるとされ加齢臭用の石鹸などに柿石鹸として使われています。

 

 

しかしこのタンニンは妊婦さんにとっては胎児に悪影響を与えてしまうので、妊婦さんは摂取を控えるようにされます。

 

 

タンニンは体内に吸収されることで、葉酸や鉄の働きを阻害してしまうからなのです。

 

 

葉酸は胎児の細胞分裂に必要で、さらに中枢神経の形成にも携わる妊婦さん、胎児には欠かせない栄養素となります。この葉酸が不足して十分に働かないと、神経管欠損症を引き起こし、先天性異常や外的奇形性の原因になりかねません。

 

 

またタンニンは鉄の吸収率を下げてしまいます。鉄は胎児に栄養を送るのに必要な血液を作ります。しかし鉄分が不足すると栄養をしっかりと送れずになってしまい、赤ちゃんの低体重症の原因にもなってしまいます。

 

 

以上のように柿を食べるとデメリットにもなってしまいます。妊婦さんに限らず貧血の気味の方も控えた方がよいとされます。ただし食べ過ぎなければ問題ないとされます。

 

 

妊婦さんが柿を食べる場合には

 

 

正直柿をたくさん食べるのはあまり妊婦さんにとってよくありません。

 

 

目安としては1日1~2個などの量であれば、タンニンの摂取量が抑えられ、葉酸を減らすわけでもありませんし、冷えの原因にはならないです。そのため1日1~2個の範囲で食べていきましょう。

 

 

また同じ柿でも干し柿の方が通常の柿よりもβカロテンがおよそ2倍も含まれているので、肌に対してより効果的となります。

 

 

1日3個以上を食べることなどほとんどないと思うので、食べ過ぎる心配はないとされます。旬の秋に少し食べる分には何も問題ありません。

 

 

妊婦さんなら柿よりもりんご

 

 

柿は秋が旬の果物で好きな人が多いかもしれませんが、もし妊婦さんの場合にはおなじ秋が旬のりんごを食べるのがおすすめです。

 

 

 

 

りんごには葉酸を含んでいますし、また柿と同じく、ペクチンやビタミンC、βカロテンも豊富に含まれています。

 

 

またタンニンなどの有害となる栄養素や体を冷やす作用も含まれていません。

 

 

1日1~2個の範囲内であれば柿を食べても全く問題ないですが、それ以上食べたくなったらりんごに置き換えて食べるようにしましょう。

 

 

ということで妊婦さんが柿を食べるときの注意点についてについてでした

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