妊婦さんと甘いもの

妊娠中は甘いものが食べたくなる!胎児への影響は!?

妊娠中は甘いものが食べたくなる!胎児への影響は!?

 

 

 

妊婦さんによくある食生活の変化には甘いものが無性に食べたくなるということがあります。

 

 

特にほとんどの妊婦さんは妊娠初期の妊娠3週目から甘いものが欲しくなります。また妊娠後期(およそ28週)になることでも甘いものが毎日食べたくなることが多いですね。

 

 

食欲増進もあって妊娠後期に差し掛かるあたりは、ドーナツを1日5個くらいバクバク食べしまうほどです。

 

 

しかし産婦人科の定期検診で体重や脂肪を計って産婦人科の先生に「あまり食べ過ぎないように!」とお叱りを受けてしまいます。

 

 

ここではなぜ妊婦中に甘いものが食べたくなるのか?そして胎児に悪影響、甘いものを食べたくなった時の対策法についてご説明したいと思います。

 

 

なぜ妊婦さんは甘いものが食べたくなるのか?

 

 

妊娠中に甘いものを食べたくなる原因というのは、胎児への栄養として糖分であるブドウ糖が必要とされるからなんです。

 

 

特に通常の食事ではブドウ糖が足りず、母体の糖分を削って胎児に送られるため、その分の糖分を補おうとして、甘いものが欲しくなるからとされています。

 

 

そして特に、妊娠3~16週の妊娠初期と妊娠28~31週の妊娠後期あたりになるとより多くの糖分が胎児に送られ、妊婦さんはより多く甘いものを欲するようになります。

 

 

甘いものの食べすぎによる胎児への影響

 

 

甘いものを食べ過ぎて糖分が過剰に摂取されることは胎児に悪影響を与えてしまうのかというと、やはり過度の摂取は悪影響になってしまいます。

 

 

特に気をつけたいのが体重増加と妊娠糖尿病です。

 

 

体重増加について

 

 

甘いものはカロリーや糖質が高いものが多く、ついつい食べ過ぎてしまうことで、体重が増加して脂肪が増加してしまいます。

 

 

すると陣痛が始まっても子宮口が開きにくくなり難産になる可能性があります。その他にも代謝が悪くなり内臓機能の低下、便秘などにもつながり、母体やお腹の胎児にとっても悪影響しかありません。

 

 

体重増加の目安としては1週間で500gの体重が増加している場合には太りすぎとされます。産婦人科の定期健診でも食事制限を指示されます。

 

 

1週間前の自分と比べて500gを超えていないか、確認していき超えそうであれば甘いものを控える必要があります。

 

 

妊娠糖尿病について

 

 

また甘いものばかり食べることで血中内にブドウ糖が増えて高血糖になります。すると妊娠糖尿病にかかる危険性もあります。

 

 

母体が糖尿病になると、胎児も糖尿病になりやすい体質になってしまうので要注意です。

 

 

定期健診で血糖値は計っていきますので、その時に高血糖気味ですと医師から甘いものを控えるように言われます。

 

 

このため妊婦さんは甘いものを食べたくなるのですが過度な摂取は控えなければいけません。特に白砂糖を使ったものは血糖値が上がりやすく、体重も増えやすいので我慢していきましょう。

 

 

妊娠中に甘いものが食べたくなったら

 

 

1日どれくらいであれば大丈夫?

 

 

甘いものが食べたくなっても、カロリーや脂質の高いメイプルシロップ、砂糖などは食べることは控えるようにした方がいいでしょう。

 

 

特にチョコレートやケーキなどは砂糖がたくさん含まれており、おいしいのもあってついつい食べ過ぎてしまいます。

 

 

1日の砂糖の上限量というのは25gとされています。これを甘いものに置き換えた場合には

 

 

・チョコレートであれば1日板チョコの4分の1

 

・ショートケーキであれば1日多くても1個

 

・ビスケットであれば4~5枚

 

・飴玉であれば1日5個

 

 

というようになっていますので、これらの範囲であれば大丈夫であるとされます。これらの量を超えて食べると体重が上昇し、血糖値も上がりやすくなるので注意です。

 

 

甘いものが欲しくなった時におすすめのもの

 

 

もし甘いものが欲しくなったときにおすすめのものとしては3つ挙げられます。

 

 

①果物

 

 

果物の甘味はショ糖ではなく果糖によるものであり、血糖値や体重も上昇しにくいです。産婦人科では甘いもの制限の際には特に消化もよくエネルギーになりやすいとしてバナナが勧められます。

 

 

 

またバナナはイソマルトオリゴ糖が含まれており、整腸作用があるため便秘に効いていきます。また食物繊維が含まれるため血糖値上昇を抑えることができます。

 

 

甘いものが食べたくなったり、間食の際にはバナナを食べるようにしましょう。その他にもりんごやみかんなども血糖値を上げないためおすすめとされます。

 

 

②さつまいも

 

 

またさつまいもも妊婦さんが甘いものを食べたいときにおすすめの食べ物です。

 

 

 

 

さつまいもにはショ糖、果糖が含まれていますが、食物繊維が豊富に含まれるため血糖値を抑えます。またレジスタントスターチという特殊なでんぷんが腸内環境を整えることができます。またカリウムを含むことで血圧も低下させます。

 

 

甘いものを控えて1日1個さつまいもを食べるようにしましょう。お腹も膨れやすいので間食には最適です。

 

 

③ブドウ糖の飴

 

 

もし妊娠中に甘いものが食べたくなった時には栄養素としてブドウ糖の摂取を求めていることです。そのためブドウ糖のみを摂取できて、カロリーもショ糖も全くないブドウ糖の飴を舐めるのも効果的とされます。

 

 

 

 

飴であればなめ続ければ、たくさん食べることも抑えられますし、栄養素としても胎児に必要な糖分を送ることができるのでおすすめです。また食べるのを抑えるという意味ではガムも効果的となります。

 

 

ということで甘いものを食べたくなった時には以上の3つを試してみてください。

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