妊娠中の喫煙

妊娠中の喫煙の母体と胎児への影響!妊娠初期は要注意!

妊娠中の喫煙の母体と胎児への影響!妊娠初期は要注意!

 

 

妊娠中の喫煙は産婦人科の医師から絶対に控えるように
念をおされるほど、母体、胎児ともに影響をあたえてしまいます。

 

 

特に妊娠初期の喫煙は胎児の中枢神経に影響を
与えてしまい、奇形性を生じてしまうとされます。

 

 

喫煙者の方が妊娠した場合によくあるのが、胎児に影響が出るとわかっていても
すぐにやめることができないパターンで、産婦人科でも問題視されています。

 

 

ここでは具体的に妊娠中の喫煙の影響と妊娠中の喫煙をしたくなった場合の
対処法やもしも喫煙してしまった時の対策法についてお伝えします。

 

 

喫煙による母体への影響

 

 

妊娠したことで黄体ホルモンが分泌されて、体は大きく変化します。

 

特に免疫力が低下してしまうことによって、タバコに含まれる
ニコチン、一酸化炭素、ベンツピレン、タールの影響を妊娠前より受けてしまいます。

 

 

①子宮がんのリスク

 

 

まず妊娠中の喫煙による母体への影響で一番危険なのが子宮がんのリスクとなります。
非喫煙者に比べて喫煙者は子宮がんのリスクが1.6倍上昇してしまいます。

 

 

②妊娠合併症のリスク

 

 

また妊娠中の喫煙は妊娠合併症を引き起こすリスクが上がります。

 

・絨毛膜羊膜炎 1.65倍

 

・常位胎盤早期剥離 1.37倍

 

・前置胎盤 2倍

 

特にこれらは妊娠初期に起きやすいとされます。

 

 

③その他母体への影響

 

 

妊娠中はホルモンバランスが乱れがちでして、肌荒れなどを
引き起こししまいますが、喫煙によってより症状が悪化してしまいます。

 

・血行不良

 

・ニキビ

 

・便秘

 

・虫歯

 

・肌が黒くなる

 

などを引き起こしてしまいます。

 

 

喫煙による胎児の影響

 

 

喫煙によりニコチンを摂取すると血液中に溶け込み、
胎児の栄養としてそのまま送られてしまいます。

 

 

特に妊娠初期は胎児の成長が始まったばかりで、
免疫力が皆無であるため、非常に影響を受けやすいです。

 

 

①低体重症

 

 

妊娠中の喫煙によって胎児が影響を受けてしまうのが
体重が通常よりも軽く生まれてしまう低体重症があります

 

 

・1日5~20本吸うことで250g

 

・1日20本以上の喫煙妊婦では350g

 

・タバコを吸わずに受動喫煙によって約50g

 

 

それぞれ胎児の体重が減少してしまうとされています。

 

 

また低体重症は赤ちゃんの成長発達の遅れ、
運動や思考力の未熟につながるとされていますので非常に危険です。

 

 

②流産・早産のリスク

 

 

また喫煙によって流産と早産を引き起こす可能性が上がります。

 

 

1日20本喫煙した場合には流産確率は約2倍、早産確率は約1.5倍
上昇してしまうことが日本産婦人科医会の調査で明らかになっています。

 

 

 

③胎児の奇形性

 

 

胎児に送られる栄養素がニコチンによって阻害されてしまい、
栄養不足を引き起こしてしまいます。

 

 

特に妊娠から妊娠16週目までは鉄分、カルシウム、葉酸が
不足すると神経管欠損症や無脳症という奇形性を引き起こしてしまいます。

 

 

妊娠初期の喫煙ほど母体、胎児とも影響を受けやすくなります。

 

 

妊娠後期だからといって、喫煙してもいいということではありませんが
影響は妊娠後期の方が少ないとされます。

 

 

妊娠中に喫煙したくなったり、してしまったら

 

 

もし妊娠中に喫煙したくなったら、欲求を抑えるための
ガイドラインが産婦人科や厚生労働省から発表されています。

 

喫煙したくなるタイミング 対処法
起床時 すぐに顔を洗う
ご飯を食べた後 歯を磨く
作業時間や休憩時間 キシリトール100%のガムを噛む
その他吸いたくなった時 とにかく水を飲む

 

 

これらを実践するようにしてみてください。

 

 

また産婦人科の医師には必ず喫煙をしてしまうことを伝えましょう。
ニコレットなど妊娠中でも使用できる喫煙予防グッズを処方してもらえます。

 

 

また妊娠中にタバコを吸ってしまったら、ニコチンを排泄させる
働きのあるアスパラガスを食べてみてください。

 

 

 

 

アスパラ1本でタバコ1本分のニコチンを排出する働きがあります。

 

 

ということで妊娠中の喫煙の影響についてでした

 

 

ママさんの中には妊娠中に1日数本吸ったけれども
問題なかったなどとおっしゃる方もいらっしゃいますが、

 

 

タバコは1本吸うだけでも、リスクが上がりますので喫煙は控えましょう。

 

 

受動喫煙によっても影響を受けてしまうので、普段から
タバコの煙は避けて、パートナーにも外で吸ってもらうなど協力してもらいましょう。

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摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。

産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。

しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。


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