妊娠中に血糖値が高い悪影響と正常値に下げる方法！
最近では多くの日本人女性が和食から洋食傾向のため、ほとんどの妊婦さんが
血糖値が正常値よりも高く、産婦人科でも問題視されています。
妊娠中の血糖値の正常値は
・食前血糖値100mg/dL未満
・食後1時間血糖値140mg/dL未満
・食後2時間血糖値120mg/dL未満
とされています。
この正常値を少し（５ｍｇ以上）でも超えてしまうと、
妊娠糖尿病や胎児への悪影響が出てくる可能性があります。
ここでは妊娠中の血糖値が高い場合の①胎児への影響と
②母体への影響、そして③正常値に下げる方法についてお伝えしたいと思います。
①胎児への影響
妊娠中に血糖値が高い状態ですと、胎児に
ブドウ糖が過剰供給されてしまうため栄養過多になりすぎてしまいます。
結果的に４０００ｇ以上の巨大児が生まれてしまう可能性があります。
巨大時の赤ちゃんが生まれると、脂肪で呼吸困難になりやすく
呼吸障害を引き起こしてしまうため危険です。
その他、新生児の合併症（低血糖、高ビリルビン血症）の発症リスクが上がってしまいます。
②母体への影響
また血糖値が高いことは胎児だけでなく、母体自身も影響があります。
よく起こる症状としては妊娠糖尿病となってしまうことです。
妊娠糖尿病になるとむくみや羊水過多症、尿路感染症と
症状を併発させてしまう恐れがあります。
妊娠糖尿病の症状がひどくなると意識障害、昏睡が発生し、
インシュリン注射や内服薬での治療をよぎなくされてしまいます。
このように妊娠中の血糖値が高いことは
胎児、母体ともに悪影響を及ぼしてしまうのです。
妊婦健診による血液検査で血糖値を分かるかと思いますが、
血糖値が高いと医師から普段の食生活などを改善するように警告されます。
妊婦さんが血糖値を正常値に下げるために
産婦人科で妊婦さんの血糖値を下げるために
勧められる方法をご紹介したいと思います。
①甘いものを控える
胎児への栄養素として糖分が必要なため脳に刺激が伝達され
妊娠中は糖を含んだ甘いものが欲するようになります。
血糖値を正常値に下げるためには甘いものを制限する必要があります。
目安としてはショートケーキは１日１個食べる範囲であれば問題ありません。
もしもっと食べたくなれば果物で置き換えましょう。
果物はフルクトースですので、摂取してもブドウ糖は分解されないため血糖値は上がりません。
また葉酸やビタミンが含まれているので、おすすめされます。
特にりんご、グレープフルーツは栄養が豊富ですし
脂質やカロリーも低いため、食べ過ぎてもそこまで心配はありません。
甘いものが食べたくなった時に間食の際は果物を食べてしのぐようにしましょう。
パンやお米まで制限してしまうと、胎児に必要な分の栄養素が
足りなくなってしまうため、制限する医師は少ないです。
その他野菜やタンパク質などもしっかりと摂取してください。
②ウォーキング
血糖値を正常値まで下げる効果的な方法はウォーキングが挙げられます。
産婦人科の医師は買い物に行くなどでもいいので
３０～４０分歩くことを行うように喚起しています。
またウォーキングは子宮の代謝向上の効果があり、
これは妊娠初期の流産（稽留流産）のリスクを下げることにつながります。
妊娠初期の方も積極的に歩きましょう。
妊婦さんが血糖値を下げる方法としてはこの２つが
非常に有効ですので、是非行うようにしてください。
また定期検診でも医師から詳しくアドバイスを頂けますので
しっかりと確認して、守るようにしましょう。
先生に聞いてみました！おすすめの葉酸！
葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品（サプリメント）での葉酸の摂取をするように明記されています。
しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。
⇒葉酸の選び方のポイントとおすすめランキング！