妊娠超初期の寒気

妊娠超初期の寒気の原因と影響、対策法について!

妊娠超初期の寒気の原因と影響、対策法について!

 

 

妊娠超初期症状として寒気は最も起こりやすい症状のひとつとされます。早い場合には妊娠3週目頃から起き始め、体の中がゾクゾクし始めます。

 

 

ここでは妊娠超初期の寒気の原因と対策法についてお伝えします。

 

 

また寒気は稽留流産の原因になると心配されている方が多いようですが、胎児への影響についても合わせて説明したいと思います。

 

 

※稽留流産:妊娠7週前後に起こりやすい胎児が子宮内で死んでしまうこと。妊婦さんの5人に1人は発生する流産のことです。

 

 

妊娠超初期の寒気はなぜ起こるのか?

 

 

①高温期によるもの

 

 

妊娠超初期に起こる寒気の一番の原因が高温期による体温の上昇とされています。

 

 

排卵期から一気に体温が上昇し通常は2週間、高温期になります。

 

 

そして妊娠に成功した場合、黄体ホルモンが分泌され続けるので、それ以後も妊娠安定期(妊娠16週)を迎えるまで高温期が続き、基礎体温が36.50度~37.00度の範囲で推移します。

 

 

すると体がポカポカと発熱したような感覚になるのです。すると風邪を引くと寒気が起きるのと同じように、妊娠超初期は寒気が生じやすいのです。

 

 

ただこの高温期によるものは、生理現象のひとつなので、寒気に襲われるのは仕方がないとされます。

 

 

ただ妊娠安定期を迎えると基礎体温も下がるので、寒気は感じなくなっていきます。

 

 

②鉄分の不足によるもの

 

 

妊娠超初期の寒気の原因は鉄分の不足による場合もあります。

 

 

妊娠中は通常の1.5倍の血液量に増えるためその分、鉄分が不足してしまいがちになります。

 

 

そして鉄分が不足すると、体は酸欠状態になり寒気を感じるようになるのです。

 

 

そして鉄分というのは妊娠中に必要な3大栄養素のひとつ(葉酸・カルシウム)で鉄分は胎児に栄養を送るための血液の形成に欠かせません。

 

 

妊娠超初期に寒気の他にも立ちくらみやめまいなどの症状も起きていると鉄分の不足が原因である場合があるので気をつけなければいけません。

 

 

③血行不良によるもの

 

 

妊娠超初期から子宮が大きくなりはじめ、骨盤まわりの血管が圧迫されることによって、血行不良を招いてしまいます。

 

 

すると体温調節を行う自律神経に影響をあたえてしまい、さらに血液循環も滞ることで寒気を引き起こしてしまいます。

 

 

血行不良はその他、肩こりや便秘などの原因にもなりかねませんので妊娠超初期から血行を循環させるように対策する必要があります。

 

 

妊娠超初期の寒気の原因は大きく分けてこの3つとされています。

 

 

妊娠超初期の寒気の胎児への影響

 

 

まず妊娠超初期の寒気が稽留流産の兆候という噂がありますが、流産につながるという科学的な例は全くありません。

 

 

ですので寒気が起きても稽留流産の心配はいらないので安心してください。

 

 

ただし、妊娠超初期から持続的に寒気に襲われている妊婦さんの場合、逆子になりやすく、赤ちゃんは低体重症になりやすいという統計の発表があります。

 

 

これは鉄分不足により、栄養が不十分であったことが原因と想定されていますので、鉄分はしっかりと摂取しましょう。

 

 

妊娠超初期の寒気の対策

 

 

妊娠超初期の寒気に対する対策法としては3つ紹介したいと思います。

 

 

①鉄分の摂取

 

 

寒気は生理現象である場合には悪影響を及ぼしませんが、鉄分の不足によるものですと胎児にも悪影響が出るの危険です。

 

 

やはり寒気が出ている妊婦さんは鉄分が不足している可能性が高いので鉄分を摂取することが重要となります。

 

 

妊娠中に必要な鉄分は1日15mgとされています。また1日10mg以下しか摂取できていないと貧血や立ちくらみになりやすくなるので注意です。

 

 

食べ物としておすすめなのが

 

 

・牛肉 6.8mg(100g中の鉄分)

 

・生たまご 6.0mg(100g)

 

・しじみ 5.3mg(100g)

 

・鶏肉 5.1mg(100g)

 

 

などが挙げられますので、積極的に食べてみてください。

 

 

また飲み物でも鉄分が摂取できるプルーンの飲むヨーグルトなどもおすすめです。

 

 

 

また葉酸サプリメントは鉄分、カルシウムも配合されているものがあるため、妊娠中はサプリメントで補うことも産婦人科で推奨されています。

 

 

②足を高くして寝る

 

 

次に血行を促進させるための方法として、寝るときは頭よりも足を高くして寝てみてください。

 

 

足にタオルや枕を敷いて、足を高くして寝るようにしましょう。

 

 

ただ妊娠20週以降からお腹が大きくなり仰向けで寝ると負荷がかかってしまいます。妊娠20週以降は仰向けではなく、横向きで寝るようにしましょう。

 

 

③骨盤ベルトを巻く

 

 

また妊娠超初期から骨盤ベルトを巻くことによってさらなる子宮の増大に伴う骨盤の歪みを予防できます。

 

 

姿勢も整うため血行不良の改善にもなりますので妊娠超初期から巻くことをおすすめします。産婦人科ではトコちゃんベルトという定番の骨盤ベルトが置いてあるので試してみてください。

 

 

 

またお腹周りも温めることができますので冷え性や寒気対策にもなります。その他、体を冷やすと血行不良になりますので、できるだけ体を冷やさないようにしてください。

 

 

基本的に妊娠超初期の寒気は妊娠16週目を迎える、妊娠安定期になることで落ち着いてきます。

 

 

ということで妊娠超初期の寒気の原因と対策についてでした

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