妊娠超初期の頭痛

妊娠超初期の頭痛の原因と薬などの対処法について!

妊娠超初期の頭痛の原因と薬などの対処法について!

 

 

妊娠超初期の症状としてとても頭痛になりやすいとされます。
およそ妊娠中に8割の方が頭痛を経験し、半数が妊娠超初期から発生するとされています。

 

 

妊娠超初期の頭痛の特徴としては、吐き気と一緒に起きやすく、
頭痛は頭の片方が痛む偏頭痛がほとんどです。

 

 

ここでは妊娠超初期の頭痛はなぜ起こるのか、原因と
胎児への影響、そして薬などでの対策方法についてお伝えしたいと思います。

 

 

妊娠超初期の頭痛の原因について

 

 

妊娠超初期になると頭痛が起きるのかというと
原因としては大きく分けて2つあります。

 

 

①黄体ホルモンの分泌

 

 

妊娠3週目になると受精卵が子宮に着床します。

 

 

すると同時に黄体ホルモンが分泌されはじめ、子宮が収縮するのを
抑え、受精卵が傷つくのを防ぐ作用が働きます。

 

 

しかし黄体ホルモンは子宮収縮運動の抑制作用だけでなく、
血管を拡張させる働きがあり、これが頭痛の原因となっています。

 

 

頭の血管が拡張されると、血管周りの神経を刺激してしまい、
脈打つたびにズキズキと片側が頭痛が生じてしまいます。

 

 

生理前の症状として頭痛がするのもこの黄体ホルモンが
分泌されることが原因とされています。

 

 

②鉄分不足

 

 

またもうひとつの妊娠超初期の頭痛としては鉄分の不足が挙げられます。

 

 

妊娠すると胎児の分の血液も必要になり、妊娠中の血液量はおよそ1.5倍に増えます。
そのためいつもと同じ食生活ではどうしても鉄分不足になってしまいます。

 

 

鉄分が不足すると貧血を引き起こし、立ちくらみやめまい、
頭がクラクラして、特に偏頭痛を起こしがちになります。

 

 

また妊娠超初期に必要な3大栄養素として葉酸、カルシウム、鉄分であり、
鉄分が不足すると胎児に送る血液量も減り、胎児の未発達にもなりかねません。

 

 

妊娠超初期に頭痛だけでなく、立ちくらみやめまいがある場合には
鉄分が足りていない可能性が高いので対策する必要があります。

 

 

妊娠超初期の頭痛の原因としては以上のふたつとなります。

 

 

黄体ホルモンによる頭痛の場合には妊娠16週目以降の
妊娠安定期に入ると黄体ホルモンの分泌が落ち着き頭痛も治まっていきます。

 

 

ただその間、頭痛を抑えるための方法についてお伝えしたいと思います。

 

 

妊娠超初期の頭痛の対策法について

 

 

妊娠超初期に服用できる頭痛薬

 

 

妊娠超初期に薬を服用することは胎児への影響が出るため、
控える場合が多いのですが頭痛薬には妊娠超初期でも服用可能なものがあります。

 

 

産婦人科で処方される頭痛薬としてはカロナール錠、そして
市販の頭痛薬ではノーシン錠があり、どちらもアセトアミノフェンが有効成分です。

 

※アセトアミノフェンは強い成分ではないため、妊娠超初期でも使用できます。

 

 

・カロナール

 

 

製薬会社:昭和薬品化工株式会社

 

有効成分:アセトアミノフェン

 

値段:1錠9円

 

用法容量:1日2回、1回あたり最低1.5錠~最大7錠を食後に服用

 

 

頭痛や歯痛などの痛み止めとしての効果が高く、解熱作用もあり
妊娠中に最もよく処方される薬のひとつです。

 

効き目は服用後30分ほどで効果があるとされています。

 

・ノーシン錠

 

 

製薬会社:株式会社アラクス

 

有効成分:アセトアミノフェン

 

値段:16錠500円

 

服用法:1日1回食後に1錠服用する

 

また市販薬でもアセトアミノフェンを使用した頭痛薬のノーシン錠であれば服用可能です。
ただ購入の際は薬剤師さんに妊娠中の旨をお伝えください。

 

 

これらの頭痛薬であれば妊娠超初期関係なく妊婦さんは服用できます。

 

 

②鉄分の摂取

 

 

頭痛があるということは鉄分が不足している可能性もあるので
鉄分を摂取するようにするのも対策のひとつです。

 

 

妊娠中は1日15mgの鉄分を摂取するのが推奨されています。
大豆や豚肉などを積極的に食べるようにしてください。

 

 

産婦人科では鉄分を補給する飲料やサプリメントなどを摂ることを
推奨しているところもあり、食べ物から摂取するよりも簡単でおすすめです。

 

 

③頭痛がしたらタオルで冷やす

 

 

妊娠超初期の頭痛は拡張した血管の収縮に
よって神経が刺激されることで起きています。

 

 

そのため冷やすことで、血管の縮小させることができ
ある程度頭痛を抑えることができてしまいます。

 

 

頭痛がした場合には水で濡らしたタオルを頭痛がするところに当てるようにしてください。

 

 

④スマホやパソコンを控え、暗くした状態で寝る

 

 

頭痛というのは明るいと血管が収縮され余計に悪化します。
スマホやパソコンを控え、なるべく部屋も暗くしましょう。

 

 

そして寝ることによって、血管の収縮も落ち着き頭痛に効果的とされます。
また音も刺激となるため、曲を聞いたりするのも控え、静かな状態を保つようにしてください。

 

 

ということで妊娠超初期の頭痛の対策方法についてでした

 

 

頭痛自体が胎児に影響を与えることはありません。しかし
鉄分の不足は胎児の成長を阻害するので、そこだけ注意するようにしましょう。

 

 

以上妊娠超初期の頭痛の原因と対策方法についてでした

先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!



葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。

産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。

しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。


⇒葉酸の選び方のポイントとおすすめランキング!

ホーム RSS購読 サイトマップ