妊婦の空腹の原因と対策法について!【妊娠初期は注意】
本来は妊娠するとつわりが襲ってきて、食べ物を食べたくなくなるかと思いますが、妊婦さんの中には逆に空腹感に襲われる場合もあるのです。
食べても食べてもお腹が減ってしまい、逆に空腹の状態だと胃もたれや胃がなんだかムカムカしているという症状が起きてしまいます。
妊娠中の空腹については、これらの胃の違和感や吐き気などがない場合でも食べつわりという症状とされます。つわりの一種だと捉えていただければ結構です。
特に妊娠初期の方ほど空腹に悩まされるので注意してください。
ここでは妊娠中の空腹感の原因と対策法についてお伝えしたいと思います。
妊婦さんの空腹の原因について
妊娠中に空腹になってしまう原因としては大きく分け2つあるとされます。
①胎児への栄養補給
特に妊娠初期というのは着床することで黄体ホルモンが分泌されることによって、
胎盤が形成されたり胎児が過ごしやすいように子宮内の環境を変えます。
その体の変化の時に膨大なエネルギーを必要として、母体の栄養を吸収することによって、エネルギーに充てているわけです。
そのため妊娠初期というのは胎児に栄養がどんどん吸収されることで、食べても食べても空腹になってしまうとされます。
また胎児が成長するときも常時栄養を必要とされるので、妊娠前よりも食べ物をたくさん食べるようになるのです。
②インシュリンの分泌
また妊婦さんは妊娠前よりもインシュリンが多く分泌されます。このインシュリンが分泌されると、血糖値を下げる働きがあります。
血糖値が下がると、人は空腹を感じ、血糖値が上がることで逆に満腹感を感じるようにできています。
また血糖値が下がる場合には、特に炭水化物を食べたくなるのが特徴です。
これらの理由で妊婦さんは空腹を感じるようにできているのです。
特に妊娠初期は体の変化が激しいのでより栄養が必要になり食欲が増していきます。
そのため妊婦さんが空腹を感じやすいのは、胎児の成長にとっては必要なため、ある意味生理現象であると言えます。
ただ炭水化物や糖質を摂りすぎるのは要注意とされます。
食べ過ぎの影響
妊娠中に空腹を感じ、食べすぎてしまう場合にはある程度であれば、胎児に吸収されるため問題ないとされます。
どれくらいであれば問題ないのかというと妊娠前の必要エネルギーは1日約2000kcalとされます。
そして妊娠中はこの数値に妊娠周期ごとに加算した範囲のエネルギーを
1日摂取するべきとされています↓↓
・妊娠初期(16週未満)⇒+50kcal
・妊娠中期(16~28週未満)⇒+250kcal
・妊娠末期(28週以降):⇒+450kcal
・授乳期⇒+350kcal
これらの数値を大きく超えてしまうのは
妊婦さんの場合には糖質や炭水化物をたくさん摂取してしまうと妊娠糖尿病という症状に陥りやすいです。
症状は糖尿病と同じですが、胎児が巨大児や新生児低血糖を引き起こすリスクがあり、非常に危険とされます。
妊婦さんの空腹の対策法
もし食べても食べても空腹になってしまう場合の対策方法がありますので試してみてください。
①キシリトールガムを食べる
ガムを食べることによって、脳に刺激を与えることができて、満腹感を感じることができます。
またキシリトールガムは虫歯予防にもなり、歯科医師は妊娠中は虫歯になりやすいのでキシリトールガムを噛むことをすすめています。
ガムをことによって空腹を紛らわすことができるかもしれません。
②するめを噛む
産婦人科の医師ではするめや干しエビは低カロリーで高タンパク質だから積極的に食べることを促している方もいらっしゃいます。
※火を通していればイカやエビは食べる妊娠中でも問題なく食べることができます。
またするめはよく噛むことで脳が刺激され、たくさん食べたと勘違いすることによって満腹感を感じることができます。
③無糖の炭酸水を飲む
炭酸水は妊娠中に飲むことができます。
糖類が含まれているので飲みすぎには注意しなければいけませんが、無糖の炭酸水であれば基本的に問題ありません。
空腹を感じる場合にはこれらを試してみてください。またカロリーや糖質がゼロの寒天ゼリーなども食べるのも効果的です。
ただ妊婦さんは胎児にも栄養を送る必要があるため体重が増えていないのであれば、食べても問題ないとされます。
心配であれば産婦人科の医師にどれくらい食べればいいのか確認するようにしてみましょう。
ということで妊婦さんの空腹についてでした
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