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妊娠初期の基礎体温が下がる原因について!

妊娠初期の基礎体温が下がる原因について!

 

 

妊娠3週前に着床されると同時に子宮の絨毛組織という場所から黄体ホルモンが分泌されはじめます。黄体ホルモンが分泌されると体温が上昇します。

 

 

そして妊娠初期の間は黄体ホルモンが分泌されつづけるため高温期になり、およそ妊娠12~14週まで続いていき、それ以後は低温期にうつっていきます。

 

 

基本的に妊娠初期は常に高温期であり、体温は36.50~37.00度の範囲で推移します。

 

 

しかし妊婦さんによって突然、基礎体温が低温期の温度と同じくらいに下がるケースがあります。

 

 

この時、よく言われるのが妊娠初期に基礎体温が下がるのは流産の兆候とされており、妊婦さんが心配になるのですがどうなのでしょうか。

 

 

ここでは妊娠初期に基礎体温が下がる原因についてお伝えします。

 

 

基礎体温が下がるのは流産の可能性はある?

 

 

実は妊娠初期の基礎体温と流産は相関性はほとんどありません。

 

 

妊娠初期の流産は妊娠6・7週に多く、稽留流産(けいりゅうりゅうざん)と呼ばれていて、子宮の中で胎児が死んでしまいます。※5回に1回は起こってしまうとされます。

 

 

しかし子宮内で胎児が亡くなっても、子宮の絨毛組織から分泌は黄体ホルモンからおさまることはないため、基礎体温は下がりません。ですので妊娠初期に基礎体温が下がっても流産の兆候とは言えないのです。

 

 

では妊娠初期の基礎体温が下がるのはどのような原因があるのか解説したいと思います。

 

 

妊娠初期に基礎体温が下がる原因

 

 

妊娠初期の基礎体温の低下の原因は大きく分けて5つあると考えられています。

 

 

①インプランテーションディップ

 

 

妊娠初期にある日ガクッと基礎体温が下がる一番の原因はインプランテーションディップという現象とされています。

 

 

インプランテーションディップとは黄体ホルモンの分泌が乱れることでガクッと基礎体温が落ちてしまうことです。

 

 

5人に1人の妊婦さんにみられる症状であり、1日~2日だけ低温になるだけでその後は元に戻るとされるのでそこまで心配はいりません。

 

 

ただし3日以上継続して低温ですと黄体ホルモンが分泌されなくなってしまう黄体機能不全という症状の可能性があります。

 

 

3日以上継続して低温の場合には産婦人科で診てもらってください。

 

 

②計り間違い

 

 

計り間違いや誤差などによって妊娠初期の基礎体温が下がったと勘違いしてしまう場合があります。

 

 

特に、妊婦さんの基礎体温を計るときは朝起きたら、そのまま布団の中で寝たままの状態で舌の裏側に体温計を当てて測るというのが大前提とされます。

 

 

朝起きてトイレをしてしまったり、布団から出てしまうと冬の寒い日ですと体温が下がってしまいますので、正確に基礎体温を計れていることにはなりません。

 

 

また1日だけの低温になるのは、誤差の範囲内ということもあるので焦らずに次の日にしっかりと計ってみましょう。

 

 

③睡眠不足やストレスによるもの

 

 

睡眠不足が続いてしまうと黄体ホルモンの分泌がされずに基礎体温が下がることがあります。特に夜寝るのが遅くなった後の翌朝というのは基礎体温が低下する傾向にあるので注意してください。

 

 

またストレスが溜まっている場合でも基礎体温が乱れて、いつもより下がってしまう場合があるので注意してください。

 

 

④外部の寒さの影響

 

 

また冬の寒い季節であったり、睡眠中に寝相で布団をどかしてしまうことによって体温が冷えてしまいます。その時に基礎体温を計っても低い状態のままになってしまいます。

 

 

⑤胎盤が完成されてきている

 

 

妊娠初期といっても11週目以降に基礎体温が下がったとしたら、それは胎盤が出来上がり、黄体ホルモンの分泌が抑制されたと言えます。※通常は妊娠16週目前後に胎盤が完成されますが、人によっては早く胎盤が完成されることがあります。

 

 

胎盤が完成された後というのは低温期に入りますので、次の日も同じく基礎体温が下がったままでしょう。

 

 

ということで大きく分けて妊娠初期の基礎体温が下がる原因というのはこの3つであると言えます。

 

 

まとめ

 

 

基本的に3日間続いて基礎体温が下がったら産婦人科に相談してください。※1日2日基礎体温が低いからといってあわてないでください。

 

 

産婦人科では黄体機能不全が起きていないか詳しく検診されます。

 

 

ですので妊娠初期に基礎体温が下がることが流産の兆候ということは相関関係にはありませんので、心配なさらないでください。

 

 

妊娠初期の流産である稽留流産はほとんど自覚症状がなく発見するには妊娠6週目~7週目の産婦人科で検査しなければ分かりません。

 

 

また稽留流産は子宮組織の代謝不良によって引き起こされることが多いため、妊娠前、妊娠初期の体づくりが重要になってきます。

 

 

子宮組織の代謝を良くするためにはウォーキング重要となり、産婦人科でも毎日30分~40分歩くことようにと警告しています。

 

 

 

 

胎児と母体の健康のために、しっかりと歩くようにしましょう。ということで妊娠初期の基礎体温が下がる原因についてでした。

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