妊娠初期と食欲旺盛

妊娠初期の食欲旺盛になるのは大丈夫!?原因と影響!

妊娠初期の食欲旺盛になるのは大丈夫!?

 

 

妊娠初期というのは一般的にはつわりの初期症状として胃がむかむかしたり、食欲がなくなることが多いです。

 

 

しかし逆に妊娠初期には食欲旺盛になってしまう妊婦さんもいらっしゃいます。

 

 

空腹を感じると逆に気持ち悪くなり、ずっと食べていたくなり、特に炭水化物や甘いものが食べたくなる傾向があります。

 

 

ここでは妊娠初期の食欲旺盛の原因と胎児への影響などについてお伝えします。

 

 

妊娠初期に食欲旺盛になる原因

 

 

妊娠初期に食欲がとても増してしまうのは実はつわりの一種である食べつわりという症状にあたります。

 

 

食べても食べても、満たされず、空腹でいると逆に気持ち悪くなってしまうのです。つわりとは正反対の症状なのですが、およそ3割の妊婦さんがこの食べつわりに陥ります。

 

 

なぜ食欲旺盛になるのかは明確な原因は大きく分けて3つあるとされます。

 

 

①ホルモンバランスの変化によるもの

 

 

黄体ホルモンの分泌により、消化器官が活発になる場合があるため、食べたものがすぐ消化吸収されることで食欲旺盛になります。

 

 

逆に吐きつわりの場合には、胃腸の運動が停滞して食欲がなくなります。どちらになるかは妊婦さんによって全く変わります。

 

 

②胎児の栄養補給による本能的な物

 

 

子宮の胎児に栄養を送らなければいけないため、本能的に食欲が増します。

 

 

妊娠前よりもおよそ1.5倍の栄養素が必要になるのでやはり食べる量も増えます。

 

 

③糖分不足を補うためのもの

 

 

妊娠中は優先的にブドウ糖が胎児に送られるため、糖分が必要になるため、炭水化物を含んだものが食べたくなります。

 

 

菓子パンや甘いものが欲しくなるのはブドウ糖を摂取するためです。

 

 

以上のように妊娠初期というのは食欲旺盛になりやすいとされます。

 

 

妊娠初期に食欲旺盛になるのはごくごく自然な症状とされますのでそこまで心配しないでください。※吐きつわりになるよりも楽ですので、良いことと言えます。

 

 

妊娠初期の食欲旺盛の注意点

 

 

食欲が増えている場合には基本的にそのまま食べ続けて構いません。カルシウムやタンパク質は胎児の筋肉や骨を形成するのに必要不可欠です。

 

 

もし不足してしまうと胎児の成長が未発達になり、低体重症などを引き起こす可能性があります。ですから基本的には自分が食べたいと思うものを、食べて構いません。

 

 

ただし産婦人科の医師に甘いものや炭水化物などは大量に摂取しないように注意されます。

 

 

というのもブドウ糖を摂取しすぎると、血糖値や血圧が上がってしまい妊娠高血圧や妊娠糖尿病を引き起こす可能性があります。

 

 

血管がドロドロになり、むくみなどを引き起こすだけでなく、胎児が栄養過多になり、4000g以上の巨大児として生まれてくる弊害があります。

 

 

巨大児として生まれてしまうと呼吸障害などを誘発してしまう危険性があります。このため妊婦さんがたくさん食べ物を食べすぎてしまうのは危険とされます。

 

 

ではどれくらいなら大丈夫なのかというと体重と血糖値を毎週確認するようにしましょう。

 

 

①体重の変化

 

 

徐々に体重が増加するのが重要であり、1週間に500g以上体重が増えないようにしましょう!

 

 

1週間前よりも500g以上体重が増えていなければ問題ありません。臨月では妊娠前よりも7~10kg体重が増加されるのが理想です。

 

 

②血糖値の変化

 

 

問題は血糖値でして、妊娠中は炭水化物を少しでも食べ過ぎると簡単に高くなってしまいます。

 

妊婦さんの理想的な血糖値は

 

・食前血糖値100mg/dL未満

 

・食後1時間血糖値140mg/dL未満

 

・食後2時間血糖値120mg/dL未満

 

とされています。

 

 

この数値を5mg/dLでも超えてしまうと妊娠糖尿病のリスクが発生しますので注意です。

 

 

妊娠中に食べ物をたくさん食べるのは妊婦さんの場合、血糖値は日々計ることが重要となります。ただし定期健診によって食事については医師から説明を受けます。

 

 

妊娠初期の食欲旺盛の対策

 

 

産婦人科では血糖値の上がりやすい、甘いものや炭水化物を控えるように指摘されます。

 

 

食欲旺盛になる時期はあまり炭水化物を食べずに果物や野菜を積極的に食べるようにしてください。

 

 

水溶性食物繊維が含まれているため、お腹の中で膨らみ、満腹感を感じやすいです。また水溶性食物繊維は血中のコレステロールを吸収して、血糖値を抑える働きを持っています。

 

 

特にりんご、グレープフルーツは栄養が豊富ですし脂質やカロリーも低く、フルクトースのためブドウ糖としては分解されないため安心です。

 

 

 

 

その他ガムを噛んだり、するめイカなどを食べることも産婦人科では勧められています。※ただし医師から何も指摘されていない場合には無理に食事制限をする必要はありません。

 

 

そして妊娠初期の食欲旺盛は妊娠安定期(妊娠16週~)に入る頃には治まっていきますので、それまで我慢することも大切となります。

 

 

注意点としては体重と血糖値にしっかりと計るようにして、増えすぎていないか注意してください。ということで妊娠初期の食欲旺盛の原因と対策法でした

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