妊娠初期の食欲不振

妊娠初期に食欲がない原因と影響!【食欲不振】

妊娠初期に食欲がない原因と影響!【食欲不振】

 

 

妊娠初期の症状として食欲がなくなってしまうことがあります。これは吐きづわりの初期症状だと言われています。早い人ですと妊娠3週目から食欲不振がはじまり、徐々に胃のムカムカ、そして吐き気、嘔吐とつわりが進行していきます。

 

 

逆に食欲が増す妊婦さんもいらっしゃり、これを食べつわりと言います。吐きづわりか食べつわりになるかは妊婦さんによってはっきりと分かれます。

 

 

食欲がない状態が続くと胎児にも影響が出ますし、母体の健康も脅かされてしまいます。
ここでは妊娠初期の食欲が起こらなくなる原因と対策法についてお伝えします。

 

 

なぜ妊娠初期に食欲不振になるのか?

 

 

妊婦さんの食欲不振には大きく分けてふたつ原因があるとされます。

 

 

①黄体ホルモンの分泌

 

 

妊娠3週目より黄体ホルモンが分泌されことが原因のひとつと言えます。

 

 

黄体ホルモンは受精卵を保護するために子宮の収縮運動を抑える働きを持っているのですが、子宮と一緒に胃腸の運動も停滞してしまいます。食べ物を腸に運びづらくなり、胃に食べ物が溜まりやすくなるため食欲がなくなってしまうのです。

 

 

また黄体ホルモンが分泌されると体質が変化され、味覚や嗅覚などが敏感になることがあります。これにより食べ物の味が変わり、中には気持ち悪くなってしまう妊婦さんもいらっしゃいます。

 

 

②自律神経の乱れ

 

 

もうひとつが自律神経の乱れが挙げられます。

 

 

妊娠することで体が大きく変化することで、ストレスを感じ、また心理的にも気をつけることが増えるためストレスが溜まってしまいます。

 

 

すると自律神経が乱れてしまい、消化器官にも影響が出ます。特に胃酸の分泌を自律神経が司っており、胃酸の分泌量が低下してしまいます。

 

 

胃酸の分泌量の低下は消化不良の原因にもなり、食欲不振になります。また自律神経は直接、脳の食欲にも影響を与え、食欲がない状態に陥ります。

 

 

以上のふたつが妊娠初期の食欲不振の原因とされています。

 

 

食欲不振は黄体ホルモンの分泌量に比例して、妊娠9週目になるとピークとなります。
ただ妊娠16週目になると黄体ホルモンの分泌も落ち着き、食欲も湧いてきます。

 

 

胎児への影響と病院に行くべき食欲不振の症状

 

 

胎児への影響

 

 

食欲不振で胎児に栄養が送ることができないのではないかと心配されるかと思います。

 

 

ただ食欲がないときに無理に食べる方が体調を壊してしまい悪影響となってしまいます。ですので無理をしないで食べれる分だけ食べるようにしましょう。

 

 

また栄養素の豊富な食べ物を食べたり、胎児の成長に欠かせない葉酸、カルシウム、鉄分を含んだサプリメントを摂取するよう医師からは指示があると思います。しっかりと対処すれば、胎児には影響がありませんので安心してください。

 

 

こんな時は産婦人科へ

 

 

食欲がなくて、以下の症状がある場合には産婦人科を受診しましょう。

 

 

・妊娠前より体重が3キロ以上減っている

 

・体がフラフラしてしまう

 

・飲み物も飲めない

 

・2日間何も食べていないけれども食欲がない

 

 

これらの症状が起きている場合には危険な状態と言え、胎児の未熟児の原因にもなりかねません。当てはまる場合にはすぐに産婦人科に相談するようにしましょう。

 

 

もし妊婦さんがつわりや食欲不振で入院した場合には点滴などによる処置が施されます。

 

 

妊娠初期の食欲不振の対策

 

 

①食欲増進の食べ物を食べる

 

 

クエン酸を含んだ食べ物を食べることで唾液と胃酸が分泌されるようになるため食欲が増す効果があるとされます。特に妊娠中は食欲がないけれども酸っぱいものであれば食べれる方も多いです。

 

 

効果的な食べ物としては梅干しが挙げられます。

 

 

 

梅干しは1日に1個食べることで、食欲が増す効果があるのでおすすめです。また梅干しにはカテキンが含まれているため口内をきれいに殺菌することが口臭や虫歯予防にもつながります。

 

 

②果物を食べる

 

 

食欲不振でも果物であれば他の食べ物より食べることができるかと思います。

 

 

果物はビタミンや葉酸など胎児に必要な栄養素を含でおり、さらにカロリーも低く、脂質も含まれていないため、たくさん食べても問題ありません。

 

 

特に食欲増進にも効果的なりんごがおすすめです。

 

 

 

 

りんごはクエン酸を含んでいるだけでなくペクチンという特殊な水溶性食物繊維を含んでいます。このペクチンは便秘に効くだけでなく、つわりを抑える効果もあるので妊婦さんには力強い味方となります。

 

 

その他固形物でなくても、100%の果汁ジュースであれば果物を食べたのと同じ効果が得られます。

 

 

③エビオス錠を飲む

 

 

 

 

エビオス錠は妊娠中の吐きづわりを抑える効果もあるとされます。妊娠中に必要なビタミン類、葉酸、鉄を補える妊婦さん用のサプリメントでもあります

 

 

用途の欄にも『妊産婦の栄養補給』としっかり明記されていますので、食欲がない妊婦さんは1日3回、食後に1回10錠を飲んでいきましょう。

 

 

妊娠中期になるころには安定期を迎え食欲も回復しますのでそれまで、上記の対策法を取り組んでみてください。

 

 

ということで妊娠初期の食欲がない原因と影響についてでした。

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