妊娠初期にガスが溜まる原因と排出する方法!
妊娠初期はガスが溜まりやすくなってしまう症状がよくみられます。
放っておくと便秘はもちろん腹痛、腰痛、肩こりにつながりますので、早めの対策が必要とされます。
ここでは妊娠初期のガスが溜まる原因と妊娠中のガスを
排出させる方法をお伝えしたいと思います。
妊娠初期にガスが溜まる原因
妊娠初期にガスが溜まる原因というのは大きく分けて3つあるとされます。
①黄体ホルモンの分泌
妊娠3週目前後に着床が完了すると、黄体ホルモンが分泌されます。
黄体ホルモンは子宮内の受精卵を守るために子宮の収縮作用を抑えます。
しかし同時に胃腸の運動も鈍くさせてしまう働きがあるのです。
すると便意を感じなくなってしまい、便がお腹の中に溜まってしまいます。
そして3日以上便が溜まることで、便が腐りはじめ、始めていきガストールという腐敗ガスを放出します。
ずっと便が排出されないとそれに伴いガスの量も増えていきます。
自律神経の乱れ
妊娠初期は体の変化によってストレスを溜まってしまい、
自律神経が乱れることで、副交感神経が優位になってしまいます。
自律神経は胃酸や胆汁酸の分泌を調節する役割があり、それが乱れてしまうと
胃酸、胆汁酸が少なくなることによって、胃もたれや消化不良を起こしてしまいます。
胃酸、胆汁酸はガスの吸収する役割があるため、
分泌量が減ってしまうことによって、ガスが溜まりやすくなってしまいます。
③炭水化物を多く食べてしまう
そして注意してほしいのがこの炭水化物をたくさん食べてしまうことです。
※上のふたつは妊娠による生理現象ですが、こちらは違います。
妊娠すると脳はブドウ糖を必要になるため、炭水化物を摂取しようと
菓子パンや甘いもの、ご飯などをたくさん食べたくなります。
しかし炭水化物は消化される過程でガスをたくさん放出してしまいます。
さつまいもを食べるとおならが出るのは炭水化物を多く含んでいるからです。
妊娠前よりも炭水化物をたくさん食べるようになることでガスが溜まるのです。
また炭水化物は血糖値を上げ、妊娠糖尿病の原因にもなりますので過剰な摂取は危険です。
妊婦健診では定期的に血糖値を計り、血糖値が高いと
炭水化物(特にお菓子)は控えるように指摘されます。
妊娠初期のガスを排出する方法
では妊娠初期のガスを排出させるための具体的な方法をお伝えします。
①ココア
ココアに含まれるリグニンという成分はガスを吸収させる働きがあります。
またリグニンは腸のぜんぞう運動を活発にさせる働きもあり、ココアを飲んだ後は
お腹がポコポコとなり、おならがたくさん出たり、排便作用の効果があります。
おすすめは朝起きてすぐに温かいココアを1杯飲むことです。
ココアに含まれるカフェインは1杯10mg以下なので全く問題ありません。
※妊娠中のカフェインは1日300mgまで
また消化不良気味の方は食後にりんごを食べるようにしてください。
りんごに含まれるペクチンは胃酸を分泌し、消化不良や胃もたれに効果的です。
②のの字のマッサージ
そしてマッサージによって体内のガスを排出させる方法がのの字マッサージです。
おへその上からのの字をかくように手でお腹の上を3分ほどなぞりましょう。
腸の形と連動している動きですので、ガスや便を排出できます。
③ガスピタン
ココアとマッサージを試してみてもガスが溜まる場合には
ガスを直接吸収してくれるガスピタンを飲んでみてください。
会社:小林製薬
有効成分:ジメチルポリシロキサン(消泡剤)、乳酸菌、消化酵素
値段:18錠1080円
用法用量:1日3回(1回あたり1錠)を食前に飲みます。
おならが出やすくなるわけではなく、ジメチルポリシロキサンが胃と腸のガスを吸収します。
妊婦さんに悪影響となる成分は含まれておりませんので安心して服用できます。
また乳酸菌が整腸効果を促すため便秘解消にも効きます。
ガスが溜まっている方にはおすすめとなりますので、
最終手段にはこのガスピタンをしてみてください。
以上妊娠初期にガスが溜まる原因と排出する方法でした
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