妊娠初期の歯の痛みの原因と対策法について!
妊娠初期の症状として、突然歯の痛みに襲われる場合があります。
虫歯や歯肉炎など特に患っていないにもかかわらず、
噛んだり、触るだけで奥歯などの特定の歯に痛みが生じてしまいます。
ここでは妊娠初期に起こる歯の痛みの原因と対策法についてお伝えします。
妊娠初期の歯の痛みの原因
妊娠初期に起こる歯の痛みというのは妊娠性歯痛と呼ばれています。
これは妊娠3週目前後に黄体ホルモンが分泌されはじめますが、
この黄体ホルモンは神経を敏感にさせる働きを持っています。
そのため妊娠初期の歯痛は虫歯などがなくても歯の神経痛によって引き起こされてしまいます。
酸っぱいものを食べるほど神経に刺激を与え、痛みが増してしまうので注意してください。
妊娠初期に歯が痛いとされるのはこのように、ホルモンによるものなのです。
では痛みに対しての対策法としてはどのようにすればいいのでしょうか?
妊娠初期の歯痛の対策法
この歯痛が発生するとおよそ妊娠5か月までつづくとされ、その後落ち着いてきます。
しかし歯が痛くて耐えらない場合には歯医者を受診しましょう。
妊娠性歯痛であると判断された場合には特に歯医者で治療が行われるわけではなく、
多くの歯医者ではカロナールという痛み止めを処方されます。
製造会社:昭和薬品化工株式会社
値段:1錠あたり9円
有効成分:アセトアミノフェン
用法用量:1日2回(1回あたり最低1.5錠~最大7錠)を食後に服用
妊娠初期は薬の服用すると胎児に悪影響とされますが、
アセトアミノフェンは胎盤を通過しないため胎児に影響がでることはないとされます。
歯が痛い場合には歯医者に行き痛み止めを処方してもらい、
自然と痛みがひくまで待つようにするのが一番の対策法です。
実は自治体によっては、母子手帳に無料券が入っていたり、
また妊婦さんの歯科検診を無料で行ってくれる歯医者さんもあります。
その他妊娠中の歯のケアについて注意したいこと
現在妊娠初期で歯が痛い人は、妊娠が進むにつれて
その他の歯に関する症状が引き起こされやすくなるので注意です。
①虫歯、歯肉炎
今は虫歯がなくても、妊娠による黄体ホルモンの分泌で口の中を酸性に変え
菌が増殖しやすい環境になってしまうため、虫歯や歯肉炎にかかりやすいです。
ですので普段の歯磨きやうがいは欠かさないようにしてください。
※本当に虫歯になりやすいので絶対に歯磨きは忘れないでください。
②カルシウム摂取
産後に歯がボロボロになってしまう方がいらっしゃいます。
これは妊娠中に胎児へ送るカルシウムが不足してしまい、不足分をお母さんの骨や歯に含まれるカルシウムを削って、胎児に送っているためなのです。
妊娠中は1日650mg(牛乳600ml)は必要ですので、
カルシウム不足に陥らないように気をつけてください。
妊娠初期は歯の痛みだけでなく、虫歯など歯に関する
症状が起こりやすいので定期的に歯科検診を受けるのも重要です。
以上、妊娠初期の歯の痛みの原因と対策法についてでした
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葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。
しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
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