妊娠初期の立ちくらみの原因と影響!改善法!
妊娠初期は立ちくらみが起こりやすくなってしまいます。
統計データではおよそ55%の方が妊娠初期に立ちくらみを経験しています。
また妊娠中に立ちくらみが頻繁にある場合には胎児の成長にも悪影響を与えてしまうので対策が必要となります。
ここでは妊娠初期の立ちくらみの原因と胎児への影響、そして改善する方法についてお伝えしたいと思います。
妊娠初期の立ちくらみの原因
妊娠初期の立ちくらみの原因というのは大きく分けてふたつあります。
①自律神経の不安定
妊娠初期に立ちくらみが起きやすくなるのは自律神経が不安定になっていることがひとつの原因として挙げられます。
血圧をコントロールしているのは自律神経であり、不安定になることによって、脳への血液をうまく送ることができなくなってしまうのです。
ただ自律神経は妊娠安定期である妊娠16週目を迎える頃には黄体ホルモンの分泌の減少とともに安定するので立ちくらみも改善されていきます。
しかし安定期に入っても立ちくらみが続くと次の原因による可能性が高いです。
鉄分の不足によるもの
妊娠初期の立ちくらみは鉄分が不足しているあらわれでもあります。
妊娠すると胎児の分の血液を送る必要があり、血液量は妊娠前の約1.5倍必要となります。
そのため妊娠前と同じ食事をしているとどうしても鉄分不足を引き起こしてしまい、脳に送る血液も足りずに立ちくらみを起こしてしまいます。
特にめまいや寒気なども一緒に起きている場合には鉄分が不足している可能性が高いと言えます。
胎児への影響
①転倒の恐れ
妊娠初期の立ちくらみの胎児への影響としては転倒する可能性があり、胎児に直接刺激を与えてしまいます。
特に朝起きた時やお風呂から上がるとき、トイレから立つときは立ちくらみが起きやすく転倒もしやすいので要注意です。
②逆子などになりやすい
妊娠初期に寒気や立ちくらみを引き起こしている妊婦さんから生まれてくる胎児、赤ちゃんの統計を調べてみると
・胎児が逆子になりやすい
・赤ちゃんの低体重症になりやすい
ということが分かりました。
これははっきりとは解明されていませんが妊娠中に鉄分が不足していることで、胎児に十分栄養が送られなかったためと推察されています。
妊娠初期の立ちくらみを改善する方法
立ち上がるときにはゆっくり
立ち上がった時に頭がふらふらとするのは重量によって脳へ血液を送る量が減ってしまうためによるものとされます。
ですので、ゆっくり立ち上がるようにしてください。寝ている状態であれば徐々に座った状態にして、そこから何かに掴まりながら立ち上がりましょう。
②鉄分の補給
妊娠中は1日15mgの鉄分の摂取が推奨されており、1日10mg以下ですと立ちくらみやめまいなど体に影響を与えます。
豚肉や鶏肉、大豆などを主菜とした食事をとるように心がけてください。食べ物からヘモグロビンを増やすことで脳への血液量を増やし改善させます。
また妊娠中は胎児の成長に鉄分は欠かせませんので鉄分を補う専用の飲み物やサプリメントの摂取も推奨されています。
また水分をたくさん摂取することも血液の流れを促進させ血液の量も増進させるので、水分補給(1日最低1.5リットル)も欠かさずに行いましょう。
また妊娠初期はどうしても立ちくらみになりやすいので妊娠安定期を迎えるまでは辛抱することも大切です。
ということで妊娠初期の立ちくらみの原因と改善する方法でした
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