妊娠初期の食べ過ぎの影響と対策方法について!
妊娠初期に食欲が旺盛になる妊婦さんは一定数おり、
特に甘いものや炭水化物を食べ過ぎてしまいやすくなります。
またお腹が少しでも減っているとなんだか気持ち悪くなって、
また食べてしまい1日中食べ物を口にしている状態である場合が多いです。
これは食べつわりと呼ばれ妊婦さんの3割の方が陥る症状とされます。
妊娠初期は胎児の中枢器官などが形成される時期であり、
栄養が必要となってくるため、体の本能として食欲が湧き食べ過ぎてしまうのです。
特にブドウ糖の摂取が必要になるため、炭水化物や糖質を
含んだ菓子パンなどを間食としてたくさん食べ過ぎてしまうとされます。
しかし妊娠初期に食べ過ぎて影響はないのでしょうか?
体重や血糖値などの注意点があるので確認してください。
妊娠初期の食べ過ぎの目安について
たくさん食べることは胎児の栄養につながりますし、むしろ良い場合もあります。
ではどれくらいから食べすぎなのでしょうか?
体重
まず体重についてですが妊娠初期は妊娠4か月までのことを
指しますが、この間に2キロ以上体重が増えているのは食べ過ぎです。
※妊娠4か月までは胎児の重さは100gしかないため、
妊娠初期の体重増加は妊婦さんの脂肪などが蓄積していると言えます。
妊娠前の体重と比べて、妊娠4か月までに2キロを超えそうな場合には制限する必要があります。
ただたくさん食べても2キロを超えそうにないならば
食べれるうちに栄養をどんどん補給していきましょう。
血糖値
また体重は問題なくても血糖値が上昇している場合も
主に炭水化物や甘いものの食べ過ぎと言えます。
妊婦健診で計りますが、
・食前血糖値100mg/dL未満
・食後1時間血糖値140mg/dL未満
・食後2時間血糖値120mg/dL未満
が理想的であり、これを超えると血糖値を抑えるように対策する必要があります。
食べ過ぎることで血糖値が上がることは妊娠糖尿病を
引き起こしてしまい、むくみや羊水過多などになりやすくなってしまいます。
また妊娠中に血糖値が高いと巨大児が生まれやすいというデータもあります。
体重も増えすぎると産道が塞がってしまい難産になるなどの影響が出ます。
食べ過ぎの対策について
基本的に妊娠初期に食べたい分だけ食べても構わないとされます。
変に食事制限を行って胎児への栄養が不足してしまう方が問題となりますので
『自分でなんだか食べ過ぎているな』と感じても特に対策する必要はありません。
妊婦検診で計測を行って、異常がなければ産婦人科医からは特に何も言われませんし、
上記の体重や血糖値などに問題があってはじめて対策していきます。
食べ過ぎ
食べ過ぎの対策としては食事の量は減らすのはおすすめできません。
例えばご飯には食物繊維やビタミンも含まれており、
妊娠中の栄養摂取には効果的とされていますので制限するのは逆効果です。
妊娠初期の食べ過ぎには甘いものなどの間食を
食べても太りにくい食べ物に置き換えることが重要とされます。
産婦人科では推奨されているのが間食にするめや蒟蒻ゼリーなど
脂質や炭水化物が少なく腹持ちの良いものに置き換えることです。
また食べ物だけでなく運動も行うことで対策することも指導されます。
1日30分だけウォーキングするだけで体重や血糖値の上昇を抑制します。
食べ過ぎの方は運動も行っていくことも大切とされます。
以上妊娠初期の食べ過ぎの影響と対策法についてでした
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