妊娠初期に寒いと感じる原因と影響、対策法について!
妊娠初期には特に気温が低いわけでもないのに
なんだか寒いと感じてしまいやすくなります。
肌寒いというよりは体の中がゾクゾクとして寒いのが特徴で
早い場合には妊娠2週間目には症状が起きるとされます。
ここでは妊娠初期の寒い原因と胎児への影響、
そして妊娠初期の寒さ対策についてお伝えしたいと思います。
妊娠初期に寒いと感じる原因
妊娠初期に寒いと感じる原因は大きく分けて3つあるとされます。
①基礎体温の上昇
妊娠初期に寒いと感じる一番の原因が基礎体温の上昇です。
妊娠することで黄体ホルモンが分泌され妊娠安定期とされる妊娠16週目まで、
高温期が継続されることで体温が36.50~37.00度の範囲で推移します。
すると体が風邪を引いた状態に近くなり、体は温かいの
だけれども、感覚は寒いと感じてしまうのです。
しかし安定期を迎えると、黄体ホルモンの分泌が止まり
高温期も終わることで寒さも治まっていきます。
これは妊婦さんの半数以上が経験あることですので、そこまで
気にすることもないとされますが、鉄分の不足による場合は気をつけてください。
②鉄分の不足
妊娠中は血液が胎児の分も増えて、1日に必要な鉄分は
約15mgと妊娠前よりも1.5倍必要になります。
すると妊娠初期は鉄分不足を引き起こしやすくなり、
鉄分が不足することで血液量が減り寒さを感じやすくなります。
まためまいや貧血、立ちくらみなども起こしやすくなるので、
寒いだけでなく、これらの症状も一緒にある場合には鉄分不足の可能性が高いです。
③血行不良
妊婦さんに限らず体の冷えは血行不良によるものが多く
特に妊娠中は骨盤が圧迫され、血行が停滞しがちになります。
妊娠が進むにすれて血行不良は妊娠他にも便秘や肩こりなどの原因にもなりかねません
ので妊娠初期のうちに対策する必要があります。
赤ちゃんへの影響について
妊娠中に寒いと感じた妊婦さんは傾向として赤ちゃんの
低体重症を引き起こしやすいとデータがあります。
これは寒さを感じている方ほど鉄分が不足や血行不良を生じている傾向にあるためです。
そのため寒さが直接的に胎児や赤ちゃんに影響することはありません。
また一部、寒く感じると流産を起こすなどと言われていますが
体温など寒さ、暑さが流産とは相関がないと産婦人科では否定されています。
そのため妊娠初期の寒さは鉄分の不足と血行不良には十分注意しなければいけません。
妊娠初期の寒さ対策について
①鉄分の補給
寒さを感じている場合には鉄分の不足の
可能性があるので鉄分を補給することが大切となります。
豚肉、鶏肉、大豆製品などは鉄分が豊富に含まれているため積極的に食べるようにしましょう。
また鉄分を補給するプルーンなどが摂取しやすいのでおすすめです。
1日15mgの摂取が求められますので、しっかりと補うようにしましょう。
②温かい麦茶
また寒い場合には温かい麦茶を飲むのが効果的とされます。
麦茶はカフェインゼロなため、妊娠中でもたくさん飲むことができます。
さらにピラジンという成分が含まれ血行を促進させる働きがあります。
他にもビタミン類も含まれており、栄養補給にもなります。
むくみや冷え性対策として効果的なので飲んでみてください。
③骨盤ベルトを巻く
骨盤ベルトを巻くことによって子宮が骨盤を圧迫するのを抑えます。
すると血流が促進され、妊娠中の冷え、便秘、肩こり、むくみを予防できます。
妊娠が進むたびに子宮がより圧迫されるので、妊娠初期のころ
から骨盤ベルトを巻いておくことが望ましいです。
ということで妊娠初期に寒いと感じる原因と影響、対策法についてでした。
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