妊娠初期の熱の原因と対策法について!
妊娠初期には熱が出やすくなってしまいます。
また節々の痛みやだるさも同時に起こるのが特徴です。
基本的に妊娠初期は36.50~37.00度の範囲で推移しますし
また37度を超えることもよくあるとされています。
これが38度に達すると危険とされますので産婦人科に行きましょう。
ここでは妊娠初期の熱が出る原因と対策法についてお伝えします。
妊娠初期に熱が出る原因
①黄体ホルモンによる影響
妊娠初期に熱があり、節々が痛く、風邪を引いたような症状が
あるのは黄体ホルモンが分泌されるからとされます。
黄体ホルモンが分泌されると高温期同様に基礎体温が
上昇するため体温が37度になることも珍しくありません。
もし咳や鼻水などの症状がない場合で、熱が出ている場合には
黄体ホルモンの分泌によるものですので、そこまで気になる必要はないでしょう。
熱も妊娠16週目の妊娠安定期を迎えることによって
黄体ホルモンの分泌も落ち着くので、熱っぽさも下がっていきます。
②感染症によるもの
しかし気をつけなければならないのが感染症による熱です。
妊娠初期は免疫力が低下するので飛沫観戦や接触感染で
ウィルスに感染しやすくなってしまっています。
特に考えられるのが、風疹、インフルエンザ、水疱瘡があります。
感染すると38度以上の熱や咳、発疹が生じるのですぐに病院に行きましょう。
・風疹
風疹は妊婦さんが感染しやすい症状で熱が出るとされます。
熱以外には赤い湿疹、頭痛、倦怠感、鼻水、咳がみられます。
風疹によって胎児は心奇形・難聴・白内障の先天性異常を起こす可能性があります。
妊娠10週以内の方が感染すると高確率で胎児へ影響が出ます。
熱に加えて、湿疹も起きた場合には産婦人科に相談しましょう。
・インフルエンザ
インフルエンザに感染すると何日も熱が出て、
咳や食欲不振に陥ってしまうので注意です。
またインフルエンザに限らず、風邪に感染すると熱が出ますので要注意です。
胎児への影響はありませんが、長引くと食欲不振で栄養を送るのが停滞するリスクがあります。
・水疱瘡
水疱瘡も妊婦さんが感染しやすく発熱が起きやすいとされます。
そして妊娠8~20週の間に水疱瘡に感染してしまうと
約2%の確率で胎児に先天性水痘症候群が生じてしまいます。
手や腕に湿疹がある場合にはやはりすぐに産婦人科に行きましょう。
妊娠初期の熱の対策法
①産婦人科
37度以上の熱があったり、湿疹がある場合には黄体ホルモンによる
体温の上昇とは限りませんので産婦人科を受診しましょう。
産婦人科では熱を下げるために解熱剤を処方してくれます。
妊娠初期でも服用可能なカロナールが処方されます。
製造会社:昭和薬品化工株式会社
値段:1錠あたり9円
有効成分:アセトアミノフェン
用法用量:1日2回(1回あたり最低1.5錠~最大7錠)を食後に服用
カロナールを1週間ほど服用することで熱も下がっていくとされます。
②水分摂取
熱が出ると発汗作用が働き、水分がたくさん奪われてしまい、
脱水症状や便秘を引き起こす可能性があります。
熱があるときはしっかりと水分を摂取するようにしてください。
1日1.5リットル~2リットルの水分は摂取するようにしましょう。
あとは安静に、しっかりと睡眠を心がけるようにしてください。
以上、妊娠初期の熱の原因と対策法についてでした
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