妊娠初期の左下腹部痛

妊娠初期の左下腹部痛に起こるのはなぜ!?

妊娠初期の左下腹部痛に起こるのはなぜ!?

 

 

 

妊娠初期の症状として腹痛はよくあることですが、
その中でも左下腹部に痛みが集中することがあります。

 

 

まずお知らせしたいのが、左下腹部痛よりもそこまで危険ではなく、
逆に右下腹部痛の方が病気の可能性が高いです。

 

 

ここでは妊娠初期の左下腹部痛の原因や
対策法についてお伝えしたいと思います。

 

 

妊娠初期の左下腹部痛の原因について

 

 

①着床痛

 

 

まず妊娠初期でも『0~3週の超初期』の場合に
左下腹部痛が起きているというのは着床痛が考えられます。

 

 

受精卵が子宮に着床した時に子宮の内壁を
傷つけてしまうことでチクチクとした痛みに襲われます。

 

 

ただし数日でこの着床痛は治まるとされています。
またほんの少量の出血がみられるので確認してみてください。

 

 

②子宮の靭帯、子宮円索が引っ張られる

 

 

そして9割以上の妊娠初期の左下腹部痛の原因は
子宮が大きくなることで子宮周りの靭帯や子宮円素が引っ張られていることが言えます。

 

 

子宮円素というのは子宮を支えている組織で、
子宮の横から足の付け根まで伸びています。

 

 

この場合、左下腹部がズキズキとした痛みがあらわれます。
また逆に右に引っ張られていれば、右下腹部に痛みがあらわれます。

 

 

ということで基本的には妊娠初期の
左下腹部痛というの以上のふたつとなります。

 

 

妊娠安定期(16週目)を迎えることで、痛みも治まっていくとされます。

 

 

危険な左下腹部の痛みは?

 

 

ですが左下腹部痛でも危険場合が2つあります。

 

 

①子宮外妊娠

 

 

まず子宮外妊娠の可能性が0.5%~1%の確率で
起こり、その症状として左下腹部痛が考えられます。

 

 

子宮外妊娠は卵管や腹腔に着床してしまうことで起きます。
そのままにしておくと卵管が破裂してしまうので産婦人科を受診する必要があります。

 

 

特に左下腹部の痛みに加えて、出血しますので
何日も血が出たり、大量に出る場合には産婦人科に相談しましょう。

 

 

②胞状奇胎

 

 

また左下腹部痛に加えて、吐き気や嘔吐がある場合には
胞状奇胎という症状の可能性があるので注意です。

 

 

胞状奇胎は妊娠しているわけではなく、受精卵が分裂を
繰り返して、ブドウのふさのようになってしまう症状のことです。

 

※検査では陽性と出ます

 

 

こちらも産婦人科で検査して、摘出手術を行うことで治療するので
早めに産婦人科を受診するようにしなければいけません。

 

 

以上が気をつけるべき妊娠初期の左下腹部痛の原因です。

 

 

ちなみに右下腹部痛はこらに加えて盲腸や虫垂炎などの
可能性もあるので、右下腹部痛の方が危険とされます。

 

 

妊娠初期の左下腹部痛がした時は

 

 

基本的には子宮の靭帯や子宮円素が引っ張られることで
起きており、安静にしていれば妊娠16週目の妊娠安定期を迎えると治まります。

 

 

もし左下腹部痛が起きた場合には左半身を下にして
ゆっくりと横になるようにして、痛みが引くまで待ちましょう。

 

 

そしてお腹をなるべく冷やさないようにしてください。
お腹を冷やすと血行不良になり痛みが増してしまいます。

 

 

お風呂に入ったり、腹巻をしたら、服の上からカイロを
当てるなどしてお腹をできるだけ温めるようにしましょう。

 

 

ただし出血が頻繁にあったり、大量に出る、または嘔吐や
吐き気もある場合には産婦人科に相談するようにしましょう。

 

 

ということで妊娠初期の左下腹部痛についてでした。

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