妊娠初期のめまい

妊娠初期のめまいの原因と対策法について!

妊娠初期のめまいの原因と対策法について!

 

 

 

妊娠初期というのは特にめまいになりやすく、妊娠初期症状の統計ではおよそ54%がめまいを経験するとされます。

 

 

実はこの妊娠初期のめまいというのは胎児に影響があり、妊婦さん自体も危険に脅かされている可能性が高いです。

 

 

ここでは妊娠初期のめまいの原因と危険性、対策法についてお伝えします。

 

 

妊娠初期のめまいの原因

 

 

妊娠初期のめまいの原因というのは大きく分けて3つ原因があるとされています。

 

 

①自律神経の乱れ

 

 

妊娠初期のめまいのほとんどが自律神経の乱れが原因とされています。妊娠中は体が大きく変化するので身体的ストレスや不安などによる心理的ストレスが加わり自律神経がやられてしまいます。

 

 

自律神経は血液を押し出す血圧を調節しているのですが、自立神経が乱れてしまうことによって血液がしっかりと流れなくなってしまいます。

 

 

特に頭部に血液が送られないことで、脳がふらふらしてめまいを感じてしまいます。

 

 

②鉄分不足

 

 

鉄分は血液の赤血球であるヘモグロビンを生成する働きを持っています。

 

 

そして妊娠初期というのは胎児に血液を通して栄養を送るため、妊娠前よりもおよそ20~30%血液量が増えます。

 

 

そのため増えた分の赤血球を作り出さなければいけないため、妊娠前は1日12mgの鉄分でよかったのですが妊娠中は1日20mgの鉄分が必要になります。

 

 

20mgの鉄分を摂取するのは非常に難しいため、どうしても鉄分が不足してしまいます。すると血中の赤血球不足に伴いめまいが発生してしまいます。

 

 

③水分不足

 

 

また赤血球ではなく、血液の血漿(けっしょう)は水分によって作り出されるので水分不足に陥ると血液量が不足してしまいます。

 

 

特に妊娠初期はできれあ2リットルの水分が必要となりますので、しっかりと水分を補給するようにしましょう。

 

 

以上のように妊娠初期はどうしてもめまいが起きやすくなってしまいます。

 

 

脳貧血には注意

 

 

めまいの中でも特に脳への血液が著しく送られていないことを脳貧血と呼びます。

 

 

脳貧血を引き起こしている場合にはそのままパタッと倒れてしまう可能性があります。ですので脳貧血かもしれない場合には内科か産婦人科を受診する必要があります。

 

 

脳貧血の症状としては腹痛、下痢、便秘、冷や汗などが挙げられます。妊娠初期にめまい、立ちくらみだけでなく上記のような症状も起きている方は病院を受診するようにしましょう。

 

 

めまいによる胎児への影響

 

 

妊娠初期にめまいを起こした妊婦さんから生まれてくる赤ちゃんは統計的に

 

 

・胎児が逆子になりやすい

 

・赤ちゃんの低体重症になりやすい

 

 

とされています。これは直接めまいが起きることで胎児に悪影響を与えているのではなく、めまいを起こしている妊婦さんほど鉄分不足が言えるからです。

 

 

妊娠中に鉄分が不足すると胎児への栄養が不十分になってしまいます。特に鉄分は胎児の血液も作り出すのでしっかり補給しなくてはいけません。

 

 

妊娠初期のめまいの対策

 

 

では妊娠初期にめまいが起きた場合にはどのように対策すればよいのでしょうか。

 

 

①まず横向きになって寝る

 

 

もし家の中など、横になれる場所があるのであればすぐに横になりましょう。この時左半身を下にして横向きで寝るようにしてください。

 

 

全身の血流が良くなる姿勢なので横向きになりましょう。また気道も確保できるので息切れなどを起こした時もこの姿勢をとりましょう。

 

 

楽になったと思ったらゆっくりと何かに捕まりながら立ち上がりましょう。

 

 

②水分補給を行う

 

 

まためまいが起きている時は水分補給をしっかりと行うようにしましょう。目安は最低でも1.5リットル、できれば2リットルは摂取しましょう。

 

 

特に血行を促進させる効果のある麦茶を飲むようにしてください。産婦人科では妊娠中の水分摂取には麦茶を推奨しているところがほとんどです。

 

 

また鉄分が不足している場合には飲み物で鉄分を補える専用の飲み物を飲むようにしましょう。

 

 

 

食べ物から1日20mgを毎日摂取するのはほとんど不可能なので飲み物で補えましょう。またそのためサプリメントを摂取するのも良いです。

 

 

ウォーキング

 

 

 

ウォーキングは血行を促進させる働きを持っており、また自律神経を整える効果も持っていますので日ごろから行うようにしましょう。

 

 

産婦人科では1日30分歩くことが求められます。買い物などでもいいので、しっかりと外を30分間以上は歩くようにしてください。

 

 

特に妊娠初期にウォーキングをすることで子宮の代謝が良くなり稽留流産を予防することができます。稽留流産は胎児が子宮内で死亡してしまうことです。

 

 

妊娠初期にめまいが起きている方は以上の方法を試してみるようにしましょう。まためまいが起きたときには水分を補給した方がよいのでペットボトルや水筒を携帯するようにした方がよいでしょう。

 

 

また妊娠16週目(安定期)を過ぎるとホルモンバランスと自律神経が安定して症状も落ち着きます。ということで妊娠初期のめまいの原因と対策法についてでした

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