妊婦さんとステロイド

ステロイドを妊婦さんが使用しても大丈夫?

ステロイドを妊婦さんが使用しても大丈夫?

 

妊娠中に薬を使用することは胎児に悪影響を及ぼすと
されるのですが、皮膚炎やアトピーに効果的なステロイドは大丈夫なのでしょうか?

 

 

ここでは妊娠中のステロイドの使用についてと
その他の注意点についてお伝えしたいと思います。

 

 

妊娠中のステロイドの使用について

 

 

基本的にステロイドを含んだ外用薬を妊娠中に
塗っても特に悪影響はないとされています。

 

 

ステロイド軟膏を塗ることで成分が皮膚に吸収され、炎症を抑える働きがます。
しかしこの時に吸収されるステロイドは非常に微量です。

 

 

皮膚内で本来分泌されるステロイド量も圧倒的に少ないため
ステロイドが妊婦やお腹の胎児に悪影響を及ぼすことは全くないとされます。

 

 

過去にステロイドによる妊婦さんへの健康被害、胎児の流産、
早産、奇形性の直接的原因になったという報告例もありません。

 

 

ステロイドの内服薬には注意

 

 

ただ内服薬のステロイドの服用には控えるようにしてください。

 

 

特に妊娠4か月までの妊娠初期は中枢器官の形成時期であり医学的にも明確には分かっていませんがステロイドによって奇形性を生じる可能性もあるとされます。

 

 

ただ妊婦さんであれば内服薬の処方されることはないので心配はないかと思います。

 

 

産婦人科ではなく皮膚科へ

 

 

ステロイドを処方してもらう時は産婦人科ではなく
皮膚科に診察してもらい、処方してもらいましょう。

 

 

また妊娠前からステロイドを使用していて、妊娠が発覚した場合には
とりあえず、現在使っているステロイドの使用は停止しましょう。

 

 

そして妊娠中であることを告げてください。そのまま継続するか
強さの弱いステロイド軟膏に変更される場合があります。

 

 

抗生物質は妊婦さんは使用できない

 

 

もうひとつ注意してほしいのが抗生物質についてです。
ステロイドと抗生物質を混同している場合がよくあります。

 

 

この抗生物質は塗り薬であっても妊娠中にはほとんど使えません。

 

 

抗生物質には胎盤を通過する特徴があり
血液に溶け込み、胎児に侵入してしまいます。

 

 

抗生物質の成分が胎児に送られると、胎児の奇形性の
確率を上げることにつながってしまいます。

 

 

ステロイド軟膏にも抗生物質を含んだものがありますので、
やはり皮膚科を受診して、妊婦さんでも使えるものを処方してもらいましょう。

 

 

今はステロイド軟膏でもネット通販でも購入できてしまうのですが、
妊婦さんは決して自己判断で使用しないようにしてください。

 

 

以上、妊婦さんとステロイドについてでした

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