妊娠中の鉄剤の効果、副作用、飲み方について!
妊娠中は胎児に送る血液をつくるために、赤血球量が20~30%多くなります。
それにより鉄分の1日の摂取量は20mgと妊娠前の約1.5倍も摂取しなければなりません。
そのため妊娠中は鉄分不足を引き起こしやすく、貧血やめまい、立ちくらみといった症状に陥りがちになります。
また鉄分が不足していると胎児の栄養を十分に送ることができず、成長を妨げてしまう恐れがあります。
そこで産婦人科では鉄分不足の対策法として鉄剤が処方されます。
産婦人科では血中のヘモグロビンの数値を計っていきますが適正値はおよそ11.0とされており、この数値を下回っているとめまいや貧血などの自覚症状がなくても処方されます。
※産婦人科によっては予防のためあらかじめ処方するところもあります。
妊娠中に処方されるのはフェロミアという鉄剤が圧倒的に多いです。
製薬会社:サンノーバ
成分:クエン酸第一鉄ナトリウム
値段:1錠9.9円
この鉄剤ですが、なかなか効き目がなかったり、また副作用を
起こしてしまう場合もあり、妊婦の多くが服用を心配しています。
ここでは鉄剤の妊娠中の効果と副作用、飲み方についてお伝えします。
妊娠中の鉄剤の効果と飲み方
効き目
鉄剤はクエン酸第一鉄ナトリウムという成分を摂取することで鉄分を補います。
効き目としては1~2週間飲んでもヘモグロビンの数値は上がりません。
最低でも1か月は飲み続ける必要があるため長期的になります。
1か月飲み続けてはじめて、数値も上昇し始めます。
飲み方
妊娠中の鉄剤の飲み方についてですが、
①1日1~2回に分けて飲みます。
②1回あたり2~4錠を食後に水と一緒に服用します。
食後に飲むことで、胃への負担を軽くすることができます。
③1か月以上は継続的に飲むようにしてください。
となります。ただ症状によって服用量は変わっていきますので
産婦人科医の説明をしっかりと聞くようにしましょう。
また効き目が弱い場合には鉄剤はビタミンCと一緒に摂取すると
効率よく吸収されますので、食事にビタミンCを含んだものを一緒に食べましょう。
鉄剤の副作用について
鉄剤の副作用ですが妊娠中はかなり起きやすいので気をつけてください。
副作用の症状としては
・胃痛、胃もたれ、食欲不振、吐き気
・便秘、下痢
・発疹、蕁麻疹、かゆみ
などが挙げられます。
飲み始めは副作用がかなりの確率で生じます。
しかし服用はやめずになんとか飲み続けるようにすると
体が慣れてきて、副作用もおさまっていきます。
鉄剤ですと副作用もあることから産婦人科では医薬品ではなく
今はサプリメントをすすめるところもあります。
ということで妊娠中の鉄剤の効果、副作用、飲み方についてでした
先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!
葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。
しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。
⇒葉酸の選び方のポイントとおすすめランキング!