半夏瀉心湯はつわりに効く!?妊婦さんへの効果と飲み方!
半夏瀉心湯は食欲不振、みぞおちの不快感、腹部膨張、吐き気などに効果的な漢方薬の一種です。
そしてこの半夏瀉心湯は妊婦さんのつわりに対しても効果があるとされます。※実際に内科や産婦人科でも妊婦さんのつわりに対して処方されます。
ここでは半夏瀉心湯の妊婦さんへの効果と副作用、飲み方の注意点についてお伝えします。
半夏瀉心湯の妊婦さんへの効果について
半夏瀉心湯には半夏(ハンゲ)、黄ごん(オウゴン)、黄連(オウレン)、人参(ニンジン)、乾姜(カンキョウ)、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)の7種類の生薬が配合されています。
それぞれがどのように作用するのか簡単にご説明いたします。
①半夏
半夏は半夏瀉心湯の最大の特徴である生薬で、他の漢方薬に含まれていない珍しい生薬です。そしてこの半夏は吐き気を抑える効果があります。
そのため、妊娠中のつわりを抑えることができます。効き目が早いと服用からおよそ2~3時間でつわりが改善していきます。遅くとも1週間以内
半夏瀉心湯は病院ではつわりに対しては7日間分処方されますが、それまでに効果がなければ半夏瀉心湯は残念ながらつわりへの効果は期待できないと言えます。
②黄ごんと黄連と甘草
黄ごん、黄連、甘草は抗炎症作用と解熱作用があります。そのため妊娠中に起こる肌の炎症や発熱なども改善することができます。
また甘草は便秘薬にも配合されており、腸の過剰な運動を抑えることによって、腹痛や下痢などを予防改善することができます。
解熱作用や抗炎症作用はおよそ1~2週間服用することによって、効き目が感じられていきます。
③人参と乾姜
人参と乾姜(生姜)はそれぞれ滋養強壮の働きがあり、内臓機能の向上させることができます。そのため腸の動きが活発になり、刺激によるものではなく、根本的に便秘を解消することができます。
また血流も向上するため、冷え性やむくみを解消して、妊娠中の疲労感を和らげてくれます。およそ2週間ほど服用することによって、便秘や冷え性、むくみが解消されていきます。
④大棗
そして最後に大棗は健胃作用がある生薬で、胃もたれ、食欲不振などを改善することができます。こちらは服用から2~3日後には症状が楽になっていきます。
以上のように半夏瀉心湯は妊婦さんに対して様々な効果があると言えます。
半夏瀉心湯の副作用について
半夏瀉心湯は生薬しか含まれないため、副作用が生じることはほとんどありません。
ただし稀にですが、皮膚の発疹、炎症、お腹の痛み、胃腸の不快感などが挙げられます。直接胎児に影響が出ることはありません。
基本的に胎児に影響が出やすい妊娠初期でも服用することができます。ツムラの半夏瀉心湯は市販もされていますが(12日分で3000円)、自己判断で購入せずに薬剤師さんや医師に相談するようにしましょう。
妊娠中の半夏瀉心湯の飲み方について
半夏瀉心湯を妊娠中に飲む場合の一般的な飲み方についてです。
①基本的に1日2回朝と夜の食事の前に服用するようにしていきます。※つわりが始める前は服用しないで、つわりが起きたときに服用していきます。
②服用する際にはコップ1杯(200ml)に水か白湯に溶かして飲むようにしていきましょう。水はしっかりと飲み切るようにしましょう。また少し苦いので注意です。
③つわりがあるときにはなるべく安静にするようにしましょう。その他、つわりを抑える食べ物としてはりんごなどが挙げられるので、そちらも積極的に食べるようにしましょう。
④もしつわりが治まったら、半夏瀉心湯の服用は控えるようにしてください。ただし冷え性や便秘などその他の症状も改善したい場合には飲み続けて構いません。
④そしてつわりの場合には1週間、他の症状には2週間服用していきます。それでも効果がない場合には、半夏瀉心湯は効かないとされます。
以上のように半夏瀉心湯を服用するようにしていきます。つわり自体は妊娠16週目を向かると自然と治まっていきます。
半夏瀉心湯はつわりに効くない薬ですので、つわりに苦しむ方は1度医師や薬剤師に相談してみましょう。
ということで半夏瀉心湯の妊婦さんへの効果と副作用、飲み方についてでした
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