妊婦さんと鉄分

妊娠中に必要な鉄分と鉄分不足の対策法!

妊娠中に必要な鉄分と鉄分不足の対策法!

 

妊娠中に必要な3大栄養素として葉酸、カルシウム、鉄分が挙げられます。
ここでは妊娠中の鉄分の必要性とおすすめの摂取法についてお伝えします。

 

 

妊娠中の鉄分の必要性

 

 

胎児への栄養素は血液を通して送られるので妊娠前よりも
赤血球がおよそ20~30%増加するとされています。

 

 

そして血液量と赤血球の増加に伴い、ヘモグロビンをつくる鉄分も妊娠前よりも多く摂取する必要性があり、妊娠中はおよそ1日20mgの鉄分が必要となります。

 

 

鉄分が不足してしまうと妊婦さん自身はめまいや貧血、立ちくらみといった症状が引き起こされてしまいます。

 

 

そして鉄分が不足すると胎児に送る栄養も不足してしまうので、胎児の未発達などの悪影響を及ぼす可能性があります。

 

 

妊娠中の鉄分の摂取法

 

 

妊娠中の鉄分は1日20mg摂取する必要があります。
鉄分を多く含む食べ物は順番に

 

・パセリ 7.5mg(100g中)

 

・牛肉 6.8mg(100g中)

 

・たまご 6.0mg(100g中)

 

・しじみ 5.3mg(100g中)

 

・鶏肉 5.1mg(100g中)

 

となっています。1日20mgの鉄分を毎日摂取するのはなかなか難しいです。

 

 

食べ物で摂取する場合には朝に卵を食べて、夕食などは牛肉やお肉を
メインにして食べるのが一番効率が良いですね。

 

 

そのため産婦人科でも鉄分の摂取のためサプリメントや鉄分を
摂取できる飲み物などを飲むように指示されることもあります。

 

 

 

レバーは鉄分が多量に含まれていますが、妊娠中には
控えるべきですので注意するようにしてください。

 

 

ビタミンCと一緒に摂取

 

 

また鉄分を摂取するときはビタミンCと一緒に摂取することに
よって、吸収率がアップするという効果があります。

 

 

ブロッコリーや小松菜などのビタミンCを含んだ野菜などを
食事に加えて、鉄分を含んだお肉と一緒に食べるのがおすすめです。

 

 

タンニンの摂取に気をつける

 

 

緑茶や紅茶、烏龍茶などに含まれるタンニンには鉄分の吸収を
妨げてしまう働きがあるので、注意してください。

 

 

鉄分を摂取する30分前後にはタンニンを含んだ紅茶や烏龍茶、
緑茶、コーヒーを飲むのは控えるようにしましょう。

 

 

病院での鉄分不足の対策法

 

 

鉄分不足で貧血や立ちくらみがある場合には産婦人科を受診するようにしてください。
産婦人科では鉄分不足には鉄剤が処方されます。

 

 

また妊婦健診でヘモグロビンの量を計っていくのですが妊娠中の
場合には『11g/dl未満』が貧血とされるので、その場合にも鉄剤が処方されます。

 

 

産婦人科で処方される鉄剤のほとんどがフェロミアという錠剤です。

 

 

製薬会社:サンノーバ

 

成分:クエン酸第一鉄ナトリウム

 

値段:1錠9.9円

 

用法用量:1日2回食後に2~4錠を服用する

 

 

フェロミアを1か月と長期的なのですが服用していくことで
ヘモグロビンの数値が上昇し、鉄分不足が解消されます。

 

 

ただ副作用も胃痛や胃もたれ、便秘、下痢などになりやすいので注意してください。

 

 

ということで妊娠中の鉄分の摂取についてでした、鉄分は産後も
母乳作りのために必要となる大事な栄養素ですのでしっかりと摂取しましょう。

先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!



葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。

産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。

しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。


⇒葉酸の選び方のポイントとおすすめランキング!

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