妊娠中の口内炎の原因と治し方!妊娠初期は要注意!
妊娠すると口内炎ができやすくなるとされ、ほとんどの妊婦さんは妊娠3週目からできはじめることが妊娠初期ほどできやすいので注意が必要です。
一般的な市販の薬などは抗生物質が含まれており胎児に悪影響を与えるのもあるため妊娠中に使用するのは要注意です。
ここでは妊婦の口内炎の原因と妊娠中に効果的な口内炎の治し方についてお伝えしたいと思います。
妊娠中の口内炎の原因
なぜ妊娠中に口内炎ができやすいのか大きく分けて3つあるとされます。
①ホルモンバランスの乱れ
まず妊娠してすぐにできるような口内炎の原因はほとんどが黄体ホルモンの分泌によるホルモンバランスの乱れが挙げられます。
ホルモンのバランスが崩れると唾液の分泌量が減ってしまい、口内が乾燥しやすく、不衛生になるため口内炎ができやすくなってしまいます。
また体全体の免疫力も低下してしまい、ウィルス性口内炎にもかかりやすくなります。
生理前にヘルペスや口内炎ができやすいのと同じく、ホルモンバランスの乱れによるものです。
②栄養不足
日常生活でできる一般的な口内炎(アフタ性口内炎)のほとんどがビタミンB1、ビタミンB2が不足してしまうことでできます。
特に妊娠初期はビタミンB1、B2、葉酸などのビタミン群が胎児の栄養素として送られますが、
もしビタミンが足りないと母体に必要な分までビタミンが送られてしまいます。
そのため妊娠中はビタミン不足に陥りやすく、口内炎ができやすくなってしまいます。
また妊娠中に歯がボロボロになることがありますが、それは胎児に足りない分のカルシウムを母体の骨や歯に含まれるカルシウムを削って補っているからなんです。
妊娠中は毎日の食事をしっかりとらないと、すぐに口内炎となってあらわれてしまいます。その他、運動不足や睡眠不足でもアフタ性口内炎ができます。
③つわり
妊娠中でつわりが起きる場合は口内が胃酸などで不衛生に陥りがちなため、口内炎の原因となります。
妊娠初期の妊娠8、9週目はつわりのピークですし、さらに食欲不振で栄養不足になるため口内炎がとてもできやすく、妊婦さんによっては何個もできてしまいます。
産婦人科で勧められる口内炎の治し方と予防
産婦人科では口内炎ができる人のための効果的な治し方と予防法について教えてもらえますが、ここでご紹介したいと思います。
口内炎に効く薬
口内炎になると自然治癒には10日~2週間かかるとされますが、薬を塗ることによって4~7日と短縮することができます。
そして妊娠中には市販薬の使用は避けるべきですが、産婦人科では妊婦さん用の口内炎の薬を処方してくれます。
ほとんどがケナログを処方されます。市販もされていますが、産婦人科では妊婦用の安全なケナログを処方されます。
ですので、薬局で自分で購入するのではなく、産婦人科で処方してもらいましょう。
食事について
産婦人科でアドバイスされのが食事についてですが、基本的にビタミンBとホルモンバランスを整える食べ物を食べるように言われます。
玄米や豚肉、豆腐、納豆、はちみつが効果的とされます。特に豆腐と納豆はホルモンバランスを整えるのでおすすめです。
1日に1食でもいいので、豚肉や大豆類を摂取するようにしましょう。
またはちみつは殺菌作用があるので、口内炎に塗ることで治す効果がありますので試してみてください。
緑茶うがい
また口内炎を治したり、予防するためには口内を清潔するのが何よりも大切です。
しかし妊娠中は口内が菌が繁殖するので、歯磨きやうがいなどでは十分に殺菌できません。
イソジンを使ったうがいなどがありますが、イソジンにはヨードと呼ばれる成分がふくまれており、これが胎児の先天性甲状腺機能低下症を引き起こす可能性があります。
そのためイソジンでのうがいは妊娠中には使うことができません。
そこで産婦人科では妊婦さんには緑茶うがいを推奨しています。緑茶に含まれるカテキンが口内を殺菌してくれます。
緑茶うがいは緑茶で普通にうがいをするだけですので、非常に簡単です。虫歯予防にもなるので是非とも試してみてください。
ということで妊娠中の口内炎の原因と治し方でした。
先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!
葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。
しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。
⇒葉酸の選び方のポイントとおすすめランキング!