妊娠中の血便の原因について!【胎児への影響は?】
妊娠中に急に血便が出てしまうことがあります。
特徴としては便に鮮血が付着していることが多く、
妊娠初期~妊娠中期あたりに多くみられます。
症状がひどい場合にはトイレの水が赤く染まることもあります。
ここでは妊婦さんの血便の原因と胎児への影響、改善法をお伝えします。
妊娠中の血便の原因
妊婦さんの血便の原因として一番多いのが切れ痔を引き起こしてる場合です。
妊娠中は水分が子宮に吸収されてしまい、腸内では水分不足になりがちです。
水分が不足すると便が硬くなり、排便時に直腸内を傷つけ切れ痔を作ってしまいます。
そして切れ痔によって便に血が付着して血便となって出てくるわけです。
この時便には鮮やかな鮮血がついており、また
トイレットペーパーでお尻を拭くと血がついているかと思います。
胎児への影響は?
切れ痔による血便であれば、直接的にはほとんど心配はないとされます。
ただ便が固くて、便秘を引き起こすと胎児にも影響はあります。
便秘になると血行不良になってしまいますし、便秘によって発生した
ガスが血液に浸透することで質の低い栄養を胎児に送ることになってしまいます。
切れ痔自体は2日ほどで出血がおさまり、1週間あれば完全に治癒しますが
便が固いままだと、切れ痔を繰り返し、また血便が出てしまいます。
切れ痔による血便の対策法
とにかく便を柔らかくすることで便秘を解消し、切れ痔をつくらないことが血便の対策法です。
便を柔らかく、さらに妊娠中にもメリットのある方法をご紹介します。
水分摂取と食べ物
やはり便を柔らかくするには水分を摂取するのが効果的とされます。
ただし冷たい飲み物を飲みすぎると冷え性や下痢につながるので注意です。
常温か温かい飲み物を飲んで水分を摂取するのが妊娠中は望ましいです。
朝起きて1杯白湯を飲むにしてみてください。
また1日の摂取量は1.5リットル~2リットルは飲むようにします。
さらにおすすめの飲み物はココアです
ココアは善玉菌も含まれているので、腸内環境を整えてくれます。
食べ物は便を柔らかくする水溶性食物繊維が含まれている
わかめ、寒天、りんごなどがおすすめです。
マグネシウム系の下剤を服用
また便が固い場合には産婦人科でマグネシウム系の下剤を処方してもらうのも解決策のひとつです。
マグミット、マグラックス、酸化マグネシウムなどが処方されますが
副作用がほとんどないため妊娠中でも安全に服用できます。
便が柔らかくなることで、便秘も
便じたいが赤黒いのは病院へ!
また血便といっても、便に鮮血が付着しているわけではなく、
便そのものが赤黒くなっている場合には注意です。
潰瘍性大腸炎や食道静脈瘤などを引き起こしている
場合もあるので、産婦人科か胃腸科に相談するようにしましょう。
また粘膜が付着している場合は細菌による感染症、アメーバ赤痢なども
引き起こしている可能性があるので、発見次第、病院に行きましょう。
また切れ痔による血便も1週間続いたり、
出血量が多い場合には念のため診察してもらうようにしてください。
便は健康状態を把握するのに非常に大切なので、毎日観察しましょう。
以上妊娠中の血便についてでした
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摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。
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