妊婦さんが食中毒の症状と胎児への影響!
妊娠中というのは免疫力が低下している時期ですので食中毒にかかりやすいです。
中には感染すると胎児の奇形性を引き起こす食中毒の細菌もあります。
妊娠初期ほど食中毒の感染率が高く奇形の発症率も高いので気をつけなければいけません。
ここでは①妊娠中に気をつけるべき食べ物と細菌、②食中毒の症状、
③胎児への影響についてお伝えします。
①妊娠中に気をつけるべき食べ物と細菌
特に妊娠中の食中毒に気をつけたい食べ物と細菌は
・貝類のノロウィルス
・魚介類・チーズのリステリア菌
・鶏卵や鶏肉によるカンピロバクター
これらは妊娠中に感染しやすく、さらにリステリア菌と
カンピロバクターは胎児の奇形性を生じさせてしまいます。
貝類は牡蠣などがノロウィルスに感染しやすいので、
しっかりと加熱して、食べ過ぎないようにしてください。
肉類も魚類もやはり食中毒が怖いため、妊娠中はしっかりと加熱して食べるようにしてください。
お寿司も数巻食べるなら問題ありませんが、極力控えましょう。
特に夏場は腐敗のスピードも速いので注意してください。
妊娠中の食中毒の症状について
食中毒の症状というのはつわりの症状と似ているところが
あり、食中毒に気づかない場合もあります。
妊娠中の食中毒の症状は通常と同じく
激しい嘔吐と下痢が起きるのが特徴です。
その他の症状の特徴としては約37度の発熱、頭痛、寒気が挙げられます。
つわりで嘔吐がある場合には、下痢が慢性的になっていなか
どうかで判別し、3日以上続いている場合には食中毒の可能性が高いです。
食中毒の疑いがある場合には産婦人科に相談してください。
食中毒の胎児への影響について
トキソプラズマはカンピロバクター、リステリア菌は胎盤を
通過する性質があるため、胎児に感染してしまいます。
カンピロバクター
腐敗した鶏卵や半生の鶏肉を食べてしまった場合に
感染してしまうのがカンピロバクターです。
胎内の胎児に感染してしまった場合には、
新生児期の髄膜炎や脳性麻痺を引き起こす恐れもあります。
これらの症状を患った新生児の致死率20%と非常に高く
命は助かっても何らかの後遺症が残る可能性が高いです。
リステリア菌
生の魚介類を食べすぎることでリステリア菌に感染してしまいます。
またリステリア菌は土にも生息しているのでガーデンニングで直接
土を触った後にはしっかりと手を洗いましょう。
また生野菜にも土が付着している可能性があるのでしっかりと野菜も洗って落としてください。
胎児に感染した場合には、早産、流産の恐れがあります。
さらに新生児の場合には新生児髄膜炎や新生児敗血症という症状を引き起こす可能性もあります。
これらの胎児への影響は食中毒の早期発見によって防ぐことができます。
生ものを食べた後に下痢や嘔吐の症状が少しでもあれば産婦人科を受診してください。
産婦人科ではスピラマイシンという妊娠中でも服用可能な
薬が処方され、食中毒を改善させることができます。
以上、妊婦さんが食中毒の症状と胎児への影響でした
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