妊婦さんの鼻炎の原因と対策について!
妊娠中はくしゃみや鼻水が出ることで鼻炎の症状に悩まされます。
鼻炎の場合にはだるさ、熱っぽさなどの症状がないのが特徴で
主に妊娠初期に起こりやすく、数週間続いてしまいます。
この妊娠中に起こる鼻炎というのを妊娠性鼻炎と言われています。
やはり妊娠したことによって鼻炎になりやすくなるとされます。
通常の鼻炎よりも症状が重い傾向があり、妊婦さんによって夜寝ることもできなってしまい、日常生活に支障をきたしてしまいますのでそのまま放置せずしっかりと対策しましょう。
ここでは妊娠中の鼻炎の原因と対策方法についてお伝えします。
妊婦さんはなぜ鼻炎になる?
妊娠中に鼻炎が起こりやすくなるのは、大きく分けてふたつあります。
①黄体ホルモンの分泌
妊娠すると黄体ホルモンが過剰に分泌されます。
この黄体ホルモンは胎盤を形成する働きがありますが、過剰に
分泌されると鼻の粘膜をうっ血させてしまう性質がありこれが鼻炎を起こしてしまいます。
特に妊娠初期の方で鼻炎になっている場合には
黄体ホルモンが原因となっている場合が多いです。
ただ妊娠16週目の妊娠安定期を迎えると黄体ホルモンの
症状の分泌がおさまるので、鼻炎も改善されます。
②花粉、ハウスダスト、タバコの煙によるもの
もうひとつの妊娠中の鼻炎の原因が花粉やハウスダストや
タバコの煙による外部からの刺激によるものです。
妊娠中は免疫力が低下する為、口内の粘膜や鼻の粘膜は刺激を受けやすく
喉が痛んだり、鼻腔が炎症してしまうことで鼻炎になってしまいます。
鼻炎の方は普段の生活では換気をしっかりと行うようにしましょう。
以上のように妊娠中には鼻炎になりやすいとされます。
妊婦さんの鼻炎の対策法
妊娠中の鼻炎の具体的な対策方法についてお伝えします。
まずは自分で簡単にできる方法です。
①鼻を温めて鼻腔を広げる
鼻炎を解消するためにはまず鼻腔を広げてあげる必要があります。
そこで簡単にできるのが鼻を温めてあげることです。
カイロかお湯に浸して絞ったタオルを鼻全体を
覆うようにして1分間温めるようにしてください。
即効性があり、すぐに鼻腔が広がり呼吸が楽になるかと思います。
また温かい飲み物を飲むだけでも鼻腔は広げることができます。
まずはこの鼻を温めるのを試してみてほしいと思います。
②鼻をつまんで息を止める
鼻を温めてみても効果がない場合には呼吸によって改善していきましょう。
①まずは鼻で息を吐ききってください。
②そして鼻をつまみます。
③交互に空と床を見るように首を上下に動かします。
④息の限界まで首を動かし続けるようにしてください。
これで酸素不足を引き起こすことで酸素を取り込むように
鼻腔が広がるように体が働きかけるので鼻づまりが解消されます。
③鼻炎に効く点鼻薬
それでも鼻炎が解消されない場合には点鼻薬をおすすめします。
ただ点鼻薬でプラノプラフェンという成分を含んだものは
陣痛の促進作用があるため妊婦さんは控えるようにしてください。
市販薬のスプレー型の点鼻薬であるザジテンAL鼻炎スプレーαをおすすめします。
製薬会社:ノバルティスファーマ株式会社
値段:7ml1380円
種類:スプレー型
使用法:1日2回まで噴射する
妊娠性鼻炎に対しても効果的ですので是非とも試してみ下さい。
市販の鼻炎に効く薬には使用を控えるべきものがあるので
自分の判断ではなく必ず薬剤師さんに聞くようにしてください。
④産婦人科の場合
鼻炎の症状がひどい場合には睡眠中に酸素が低下して血行不良なども
引き起こしてしまうので産婦人科を受診して薬を処方してもらうようにしてください。
・数週間対策しているのに鼻炎が続く
・鼻炎がひどくて寝られない
などはすぐに産婦人科に相談するようにしましょう。
産婦人科では妊婦さんの鼻炎にはポララミン錠がよく処方されます。
製薬会社:高田製薬株式会社
値段:1錠5.6円
種類:抗ヒスタミン剤
服用法:1日2回(1回あたり1錠)を水と一緒に服用する
妊娠性鼻炎であれば3~5日ほどで改善されていきます。
症状がひどい場合であれば産婦人科に相談しましょう。
ということで妊婦さんの鼻炎の原因と対策法についてでした。
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摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
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