妊娠初期の膀胱炎の原因と薬などによる対策!
膀胱炎はもともと尿道が短い女性に起こりやすい症状で、
主に20~30代の方がなりやすく、5人に1人の女性がかかるとされます。
さらに妊娠初期になると約30~40%も
膀胱炎にかかる危険性があるとされるので注意してください。
特に妊婦さんの膀胱炎は急性膀胱炎と呼ばれ、その膀胱炎の症状としては
・トイレにいったのに、すぐにまた尿意がきてトイレに行きたくなる
・排尿中や排尿後にヒリヒリとした痛みが起こる
・尿が白く濁っている
これらの症状が起きた場合には膀胱炎の可能性が高いので注意しましょう。
ここでは妊娠初期の膀胱炎の原因と薬や食べ物、飲み物など
様々な膀胱炎の対策法についてお伝えします。
妊娠初期の膀胱炎の原因
妊娠初期になぜ膀胱炎が起きやすいのかというと
原因が大きく分けて2つあるとされています。
①おりものの増加
妊娠初期の膀胱炎の一番の原因はおりものの増加が挙げられます。
妊娠初期は黄体ホルモンが分泌されるとともにおりものも分泌されます。
特に妊娠初期は黄色いおりものがたくさん出るのですが、酸性が強くなっています。
そのため刺激が強く、外陰部も不衛生になります。
また妊娠中は抵抗力も低いのですぐに菌が繁殖してしまい膀胱炎を引き起こしてしまいます。
②子宮の増大
またもうひとつの原因が子宮の増大です。
妊娠初期は胎盤が形成されはじめ、子宮も増大していきます。
すると周りの血管や臓器、そして膀胱を圧迫してしまいます。
膀胱が圧迫されると十分に尿を排泄できず、
老廃物が溜まりやすくなってしまい、細菌が繁殖しやくすなります。
すると菌が感染してしまい膀胱炎を発症します。
妊娠初期の膀胱炎の原因としては以上のふたつが挙げられます。
膀胱炎はそのまま放っておくと細菌が腎臓にまで
浸透して腎盂腎炎などの病気を併発させてしまいます。
ですのでできるだけ早く対策する必要があります。
なお胎児に対しては直接的な影響は今のところ報告されていませんのでそこは安心してください。
では具体的な対策法はどうすればよいでしょうか。
妊娠初期の膀胱炎の対策法について
基本的に妊婦さんが膀胱炎を発症したと思ったら
すぐに産婦人科に相談するようにしてください。
自分で治すのは難しく、自然治癒も期待できません。
産婦人科を受診すると薬を処方してもらうことができます。
薬は急性膀胱炎に適したフロモックスが処方されることが多いです。
フロモックスは副作用が穏やかなので、妊娠中でも服用できます。
会社:塩野義製薬株式会社
有効成分:セフカペン
副作用:かゆみ、発疹、下痢、吐き気、関節痛
1日3回(1回1錠)食後に服用していくことで、およそ3日ほどで治ってしまいます。
それでも治らなければ産婦人科に相談しましょう。
また産婦人科や症状によっては猪苓湯(ちょれいとう)という
漢方を処方されることもあります。
市販でも購入できますが、自分の判断で購入せずに
まずは産婦人科に相談してください。
そして薬以外では普段の生活の中で膀胱炎を対処する形になります。
特に食べ物ではパイナップル、そして飲み物でも対策することができます・
①パイナップル
ブロメラインという成分がパイナップルには含まれており
この成分が膀胱炎に対して効果が得られます。
臨床実験でも薬と一緒にパイナップルを食べた場合には
膀胱炎の治りが早まったという結果が得られました。
膀胱炎にはパイナップルを1日100g食べるようにしましょう。
②水
膀胱炎が起きている場合にはおしっこは我慢せずにどんどん排泄すべきです。
1日コップ7~8杯を飲むようにして、何度もおしっこに行きましょう。
また100果汁のパイナップルジュースを飲むと良いです。
薬以外には以上のことをためしてみるようにしましょう。
またおりものが出たら、シャワーで洗い、清潔にするようにしましょう。
ということで妊娠初期の膀胱炎についてでした
先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!
葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。
しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。
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