妊娠中の麻疹の症状や影響、治療について!
麻疹は麻疹ウイルスというウィルスに感染することで発症します。
特に感染力が高く、飛沫感染や接触感染によって感染します。
妊娠中は麻疹の感染に注意しなければいけません。
免疫力が低下している状態だとすぐに麻疹に感染してしまいます。
特に麻疹の予防接種の摂取率により、
妊娠中の麻疹の発症率が増加傾向にあります。
そして妊婦さんが麻疹に感染すると、胎児への悪影響につながります。
ここでは妊婦さんの麻疹の症状と影響、
そして治療についてお伝えしたいと思います。
妊婦さんの麻疹の症状について
妊娠中に麻疹に感染するとどのような症状が起こるのかというと
①潜伏期
感染してすぐに症状が出るわけではなくて、
潜伏期というウィルスが体の中で潜むようになります。
この潜伏期は約10日ほどとされています。
②前駆期
症状の出始めを前駆期と呼びます。
体が熱くなり、咳も出るようになり、目が充血していきます。
体もだるくなり風邪に似た症状で実際に風邪と思う方もいらっしゃいます。。
特に口内炎のように口に赤みのあるプツプツとしたものが見られます。
※風疹の場合にはこの口の斑点はできないので風疹と麻疹を見分ける方法になります。
前駆期はおよそ3日間とされます。
③発疹期
感染して13日前後で症状のピークである発疹期が訪れます。
一度熱が下がるのですが、そこから半日ほどで38度以上の高熱になります。
そして麻疹の一番の症状とされる湿疹が発症します。
顔から湿疹ができて、その後2~3日で腕や足に感染していきます。
免疫力も低下していることから、他の病気(合併症)にもなりやすいです。
④回復期
そして最後に回復期を迎えます。
熱も急激に下がっていき、発疹も発症したところから順番で消えていきます。
発疹期からおよそ3週間以内には治ってしまいます。
以上が妊娠中の麻疹の症状についてです。
麻疹の胎児への影響
妊娠中に麻疹に感染すると胎児に悪影響が及びます。
麻疹の影響として、胎児が奇形を生じるということは報告されていません。
しかし妊娠中に感染すると約30%で早産・流産を引き起こすとされます。
また臨月に麻疹に感染すると、生まれてくる子供が先生性麻疹になる可能性もあります。
臨月に麻疹に感染した場合には、出産を遅らせるために
子宮収縮抑制剤を服用する処置がなされる場合があります。
以上のように妊娠中に麻疹に感染することは
胎児に極めて有害な影響を与えてしまうので注意してください。
妊娠中の麻疹の治療法について
現在、麻疹の治療薬というのはありません。
解熱剤や日々安静することによって自然に回復するのを待ちます。
解熱剤は妊娠中でも服用できるカロナールが処方されることが多いです。
製薬会社:昭和薬品化工株式会社
有効成分:アセトアミノフェン
値段:1錠9円
用法容量:1日2回、1回あたり最低1.5錠~最大7錠を食後に服用
そして麻疹は熱が出て、脱水症状に陥りやすいので
安静にしながらも水分摂取は多めに補給するようにしましょう。
食べ物もできるだけ消化のしやすいものを食べて栄養を補給してください。
しっかりと対策すれば発症から2~3週間以内には治ります。
また麻疹の予防接種は生ワクチンですので、妊娠中は
受けることができませんので、妊娠前に済ませておく必要があります。
もし似たような症状が出て感染したかもしれないと
思ったらすぐに産婦人科に相談するようにしてください。
ということで妊娠中の麻疹についてでした。
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葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。
しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
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