妊婦さんの耳管開放症の原因と治療法は!?
妊娠中になんだか耳が詰まったような感覚、耳がぼそぼそする、
耳鳴りがするというのは6人に1人の妊婦さんが経験するとされます。
そしてこれらの耳の違和感を感じている場合には
耳管開放症という症状を起こしている可能性が高いです。
まず耳管というのは鼓膜の奥の喉と鼻をつなぐ部分のことを指します。
そして耳管開放症は普段閉じている耳管があきっぱなしになる症状のことです。
特に妊娠20週前後の方がかかりやすい症状とされます。
ここでは妊娠中の耳管開放症の原因と治療法についてお伝えしたいと思います。
妊婦さんの耳管開放症の原因
妊娠中になぜ耳管開放症が起こりやすくなるのかというと
大きく分けて2つ理由があるとされます。
①ホルモンバランスの乱れによる血行不良
妊娠中の耳管開放症の一番の原因とされるのが
ホルモンバランスの乱れによる血行不良です。
特に妊娠中は黄体ホルモンが分泌されて、卵胞ホルモンとの
バランスが乱れてしまい血行不良を起こします。
耳管の組織が弱まってしまい、しっかりと閉じることができることが
できなくなり、耳管開放症に陥ってしまいます。
またお腹が大きくなることで血行不良にもなりやすくなるので
妊娠中はずっと耳に違和感がある状態になってしまいます。
②妊娠によるストレス
また耳管開放症はストレスと大きく関わってきます。
妊娠中は体の変化に対して、身体的ストレスが加わり、
また精神的にも不安がちになるため心理的ストレスがかかってきます。
するとそれに反応して耳管が開いて、耳管開放症に陥ります。
以上のふたつが理由で妊娠中は耳管開放症になりやすくなるとされます。
基本的にほとんどの方が出産が終わると、耳管も
塞がり、耳管開放症も治っていくとされています。
胎児への直接的な影響も全くありません。
対策を行うことで、耳管開放症は治ることがあります。
妊娠中の耳管開放症の治療法について
耳管開放症を確実に治すという方法というのはまだ分かっていませんが
耳管開放症の場合、耳鼻科では以下のような指示をされます。
①水をとにかくたくさん飲む
耳管開放症の場合、まずはたくさん水を飲むことが大切です。
水を飲むことによって耳管を閉じさせるのを促進させます。
麦茶や水を1日1.5リットル以上は飲むようにしましょう。
水を飲むことは妊娠中には重要ですのでしっかりと飲んでください。
②耳の周りを温める
蒸しタオルなどで耳の周りを温めるのも非常に効果的です。
耳の周りを温めると血行が良くなり、耳管を閉じるようになることが期待できます。
耳がボーっとしたり、耳鳴りがするときは耳の周りを温めるようにしましょう。
温かいタオルを耳に1分間当てるのが効果的です。
③寝るときは横向きで寝る
仰向きで寝るよりも、横向きで寝ることで
耳管を閉じやすくさせることができるので、なるべく横向きで寝ましょう。
また耳に違和感がある方を上に向けて寝るようにしましょう。
ということで自分でできる3つのの耳管開放症の対策法でした
またやってはいけないこととして鼻をすするがあります。
耳管開放症を起こして、鼻をすすると鼓膜に負荷をかけて
くぼんだりしてしまうので、注意するようにしてください。
④耳鼻科
それでも改善されなかったり、症状がひどい場合には
耳鼻科を受診して、相談するようにしましょう。
症状が重い場合には妊婦さんでも服用できる加味帰脾湯が処方されます。
あまりにもひどい場合には耳鼻科を受診しましょう。
基本的に出産をすると、耳管開放症も治ってしまいます。
ということで妊婦さんの耳管開放症についてでした
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