妊婦さんの耳鳴りがする原因とは!?
妊娠中の症状として耳鳴りが起こりやすくなります。
統計ではおよそ妊婦さんの約16%の確率で生じます。
妊娠中耳鳴りの特徴としては、キーンと鳴ったり、
耳の奥がぼそぼそとしたり、感じ方には違いがあります。
ただ耳鳴りがするからとって、特に胎児や母体には悪影響はありませんので安心してください。
具体的な対策法もあるので、ここでは原因と対策をお伝えします。
妊娠中に耳鳴りがする原因
妊娠中の耳鳴りがするのは、具体的には耳管開放症という症状のことです。
耳管が開いてしまうことでボソボソと違和感を感じたり、耳鳴りがします。
なぜ妊娠中にこのような症状に陥ってしまうのかというと
原因は大きく分けて2つあるとされています。
①血行不良
妊娠初期は黄体ホルモンが分泌されることでホルモンバランスを
崩してしまい、血行不良に陥ることがよくあります。
そして耳管周りの毛細血管が血行不良によりしっかりと
機能しなくなることで、普段は閉じている耳管が開いてしまうのです。
すると耳がキーンとなったり、ボソボソと耳鳴りが発生してしまうのです。
また脳に血が渡らなくなることでめまいや貧血なども併発しやすいです。
※ちなみに飛行機などは気圧の変化による
圧迫で耳管が開いてしまうことで起きます。
②自律神経の乱れ
またもうひとつの原因が自律神経の乱れによるものです。
妊娠中は体の急激な変化によってストレスを
感じやすくなるため自律神経が乱れがちになってしまいます。
自律神経が乱れると、脳の機能低下によって耳管が
開いたり閉じたりして、耳鳴りがひどくなってしまいます。
以上のふたつによって妊娠中は耳鳴りが発生しやすくなります。
耳鳴りがする時は鼻をかんだり、すするということは控えるようにしましょう。
衝撃が受けやすくなるため鼓膜が破れることがあります。
ですので絶対にやめるようにして、正しい対策方法について解説します。
妊娠中の耳鳴りの対策法について
では妊婦さんが耳鳴りが起きている時の対策法です。
①耳の周りを温める
耳鳴りをすぐにでも治したいという場合に
即効で効く有名な方法が耳周りを温めるということです。
血行が促進させることができて、耳鳴りだけでなく
頭痛、めまい、貧血に対しても有効です。
・方法としてはお風呂に入って、耳まで浸かる
・蒸しタオルで耳周りに1分ほどあてるようにしましょう。
耳鳴りをすぐにでも軽減したい場合には是非試してみてください。
②水をたくさん飲むようにする
そして二つ目が水をたくさん飲むようにするということです。
また水を飲むことで妊娠中の耳鳴りに対して改善させる
効果が得られるため、根本的に治すことができます。
妊婦さんは1日1.5リットルは最低でも飲まなくては
いけないため、耳鳴りを治すためにもしっかりと水分補給をしましょう。
とりあえず耳鳴りがする場合には以上のふたつを試してみましょう、
あとは寝るときは耳鳴りがする側を上にして寝るようにしてください。
そして妊娠中の耳鳴りは出産が終われば、ほとんどが治ってしまいます。
妊娠初期の耳鳴りは妊娠安定期(16週~)を向けると症状が軽減されます。
あまりにもひどいときは?
あまりにも耳鳴りがひどい場合には耳鼻科を受診するようにしましょう。
妊婦さんの耳鳴りには加味帰脾湯という漢方が処方されます。
妊婦さんでも服用できますので、症状が重い場合には
すぐに耳鼻科に相談するようにしましょう。
耳鳴りは生活に支障をきたしますが、そこまで悪影響は
及ぼすことはないので安心してください。
ということで妊娠中の耳鳴りについてでした
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