妊婦さんと膀胱炎

妊婦さんの膀胱炎の症状と薬!妊娠初期は危険!?

妊婦さんの膀胱炎の症状と薬!妊娠初期は危険!?

 

膀胱炎は尿道から大腸菌や腸球菌などの細菌が膀胱内に入り込むことによって起こる症状です。

 

 

男性よりも女性の方がよく起こりやすい症状とされます。女性は尿道が男性よりも短く、さらに肛門や膣が尿道の周りにあるため、細菌が入り込みやすい作りのため膀胱炎になりやすいとされます。

 

 

そしてこの膀胱炎は妊娠中におよそ2割の方が経験するほど起こりやすいので注意するようにしましょう。ただし妊娠中は頻尿になりやすく、膀胱炎と見分けがつきにくく、勘違いされる方が多いです。

 

 

ここでは妊婦さんの膀胱炎の症状と原因、そして対策法についてお伝えします。

 

 

妊婦さんの膀胱炎の症状について

 

 

まず妊婦さんが膀胱炎を起こしていないのか見分ける方法についてですが、以下の症状がないか確認してみてください。

 

 

・排尿するときに局部につーんとした痛みがある

 

・5分おきに何回もおしっこをしたくなる

 

・残尿感がある

 

・局部がとてもかゆい

 

・尿が白く濁ったり、血尿がでることがある

 

これらの症状が数個当てはまる場合には、膀胱炎の可能性が高いとされます。1日10回以上おしっこが出るだけの場合には膀胱炎ではなく頻尿かもしれません。

 

 

頻尿と見分けがつかず、少しでも膀胱炎かもしれない場合にはすぐに産婦人科に相談するようにしましょう。

 

 

妊婦さんが膀胱炎を起こす原因

 

 

妊婦さんが膀胱炎を起こすのは大きく分けて、3つ原因が挙げられます。

 

 

①免疫力の低下によるもの

 

 

妊娠中は体の免疫力が低下して、体も敏感になっているため、大腸菌や腸球菌などの感染しやすくなります。これは妊娠により黄体ホルモンが分泌されるためです。

 

 

妊娠初期ほど免疫力が下がっているので、とても膀胱炎になりやすいので注意してください。特に妊娠中は尿漏れも起きやすいため下着は1日おきに必ず替えるようにしていきましょう。

 

 

②おりものによるもの

 

 

また妊娠中には黄体ホルモンの分泌によって、おりものの分泌も多くなっていきます。※妊娠初期はおよそ1.5倍分泌されます。

 

 

おりものによって雑菌が繁殖して尿道から入り込み、膀胱炎にかかってしまいます。おりものが出ている場合にはおりものシートをつかって、小まめに取り換えましょう。※3時間に1回がベストとされます。

 

 

ちなみに黄体ホルモンは着床が完了する妊娠2週目になると分泌されて、妊娠16週目の妊娠安定期に入るころには黄体ホルモンの分泌も落ち着いていきます。

 

 

③トイレを我慢すると膀胱炎に

 

 

妊娠中は夜中なども何度も尿意が起きてしまいます。あまりに頻繁に起きるので、面倒でトイレを我慢してしまう方もいらっしゃいます。

 

 

しかし膀胱内に尿が溜まっているほど膀胱炎になりやすくなってしまいます。もしおしっこがしたくなったら、我慢はしないでしっかりと排尿するようにしましょう。

 

 

以上が妊娠中は膀胱炎になりやすい原因とされます。胎児への影響を心配される方がいますが、ただ膀胱炎自体は胎児に悪影響になることはないので安心してください。

 

 

妊娠中の膀胱炎の対策法について

 

 

基本的に膀胱炎は薬を飲んで、感染した細菌を殺菌しなければ完治することはできません。ですので産婦人科や泌尿器科で薬を処方してもらいましょう。

 

 

病院では妊婦さんでも服用できるアンピシリンという抗生物質が主に処方されます。

 

 

薬を飲むことによって、2日目で症状が改善されていき、1~2週間ほどで膀胱炎は完治してしまいます。

 

 

ただし、薬の服用期間中に普段の生活でも対策する必要があります。膀胱炎を予防改善するための方法としては以下の3つが挙げられるとされます。

 

 

①水分をたくさん飲むようにする

 

 

妊娠中の膀胱炎の予防改善で大切なのはしっかりと水分を補給をすることです。尿がたくさん出るから水分を控えてしまう方がいますが、しっかりと飲みましょう。

 

 

妊娠中は1日1.5~2リットルの水分はとるようにしていきましょう。ただしカフェインを含んだコーヒー、緑茶などは利尿作用があるのでできれば避けるようにしてください。

 

 

②しっかりと睡眠をとるようにする

 

 

睡眠不足になると免疫力が低下してしまい、妊娠初期などは肌荒れやニキビなどがすぐにできます。それに伴い細菌などが繁殖しやすくなり、膀胱炎を起こしてしまいます。

 

 

ですので免疫力を低下させないためにも、夜更かしはしないで1日7時間以上の睡眠はとるようにしましょう。

 

 

③弱酸性の石鹸を使って洗う

 

 

膀胱炎にならないためにしっかりと局部を洗うようにしてください。その際に妊娠中は弱酸性の石鹸で局部を洗うようにしてください。

 

 

弱酸性によって、刺激せずに細菌を落とすことができます。ただしあまり強く洗うと膣内の常在菌も落してしまうので、やさしく洗うようにしてください。

 

 

薬を飲んでしっかりと対策すれば、1~2週間で治ってしまいます。そのまま放っておくと腎盂腎炎などの病気に悪化するので日ごろから対策はしましょう。

 

 

ということで妊婦さんの膀胱炎の症状と薬などの対策法についてでした

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