妊婦さんと氷

妊娠中は氷が食べたくなる!?【妊娠中の氷食症】

妊娠中は氷が食べたくなる!?【妊娠中の氷食症】

 

 

妊娠することで食生活が変わることがよくありますが、中には氷が食べたくなってしまうという妊婦さんもいらっしゃいます。

 

 

特に妊娠初期と妊娠後期になりやすく、アイスなども食べたくなるのですが氷を何個も何個も食べてしまうのは氷食症という症状を引き起こしている可能性があります。

 

 

氷食症ですと母体にも胎児にも悪影響を与えてしまうので非常に危険です。

 

 

ここでは妊婦さんが氷を食べたくなる原因、胎児への影響、対策法をお伝えしたいと思います。

 

 

なぜ氷が食べたくなるのか?

 

 

なぜ妊娠中に氷を食べたくなる明確な原因はまだ解明されておりません。ですが妊婦さんの場合には大きくふたつの所説があるとされています。

 

 

①ホルモンバランスの変化

 

 

一つ目はホルモンバランスの変化なのですが、これは妊娠初期に氷を食べたくなる場合が挙げられます。

 

 

妊娠することで黄体ホルモンが分泌され、体のホルモンバランスが崩れ味覚変わったり、体重が変化したりと体質が変わってくるのです。

 

 

また妊娠初期は基礎体温が36.50~37.00度と高温期になるため、体が暑苦しくなるため、それを改善するために冷たい食べ物が食べたくなります。

 

 

それにより妊娠初期には特に氷が食べたくなってしまうとされます。

 

 

②鉄分の不足

 

 

もうひとつが鉄分の不足です。これは妊娠初期、妊娠後期の両方に言える原因とされています。

 

 

妊娠中は胎児に血液を送る必要があるため、妊娠前よりも血液中の鉄分が不足しがちになってしまいます。

 

 

すると不足した鉄分を氷で補おうとして、体が鉄分を摂取しようと氷を食べたくなるということなのです。

 

 

特に氷が食べたくなっているだけでなく、日ごろからめまいや立ちくらみ、貧血、息切れなどを起こしている場合には、鉄分不足が原因で氷食症を引き起こしている可能性が高いので注意です。

 

 

またその他、氷食症はストレスによって自律神経が乱れている場合もあるとも言われています。

 

 

以上の2つが原因で妊娠中というのは氷を食べたくなってしまいます。もし鉄分が欲しくなれば、鉄分を補給する飲み物や鉄分を配合した葉酸サプリがあるのでそれらを摂取するようにしましょう。

 

 

妊婦さんが氷をたくさん食べてしまうとどうなる!?

 

 

1日1~2個ほどのアイスを食べたり、氷を食べることはそこまで体への影響はないとされていますが、それ以上に食べてしまうと母体、胎児ともに悪影響になってしまいます。

 

 

母体への影響

 

 

氷を食べ続けてしまうことによって、母体への影響としては冷え性、肩こり、血行不良、顔色不良、下痢などの様々な症状を引き起こしてしまいます。

 

 

また氷でなくともお腹を冷やしてしまうと下痢や血行不良に陥るので母体はなるべく温めるようにしましょう。

 

 

胎児への影響

 

 

妊婦さんが氷を食べてしまうと氷食症にかかってしまうと胎児が逆子になりやすいとされています。

 

 

その他にも氷を食べることで母体の体温が下がってしまうことで胎児自身の温度も下がり始めていきます。するとそれを予防しようと、胎児が脂肪をまとうようになり、生まれてくる子供が太って生まれてくることも影響として出ます。

 

 

昔の説では妊娠中に氷を食べすぎてしまうと色白の赤ちゃんが生まれるなんて言われていましたが、それは脂肪によって色が白くなるのかもしれません。

 

 

逆子や脂肪がついた赤ちゃんは難産になりやすく、最悪の場合には死産の可能性も高くなるので、氷食症は全く良いことではありません。

 

 

このように氷食症に陥ると非常に危険とされます。もし妊婦さんが氷食症を患ってしまった場合には病院で治療する必要があります。

 

 

妊婦さんの氷食症の治療

 

 

氷がどうしても食べたくてしょうがないなど、氷食症などの疑いがある場合にはかかりつけの医師や産婦人科に行きましょう。それ以外の病院でしたら、内科を受診するようにしましょう。

 

 

病院での氷食症の治療法としてはフェロミア(鉄錠)という錠剤を処方され、1日1~2回服用していくことで治療が可能です。

 

 

製薬会社:サンノーバ

 

成分:クエン酸第一鉄ナトリウム

 

値段:1錠9.9円

 

用法:1日1~2錠1~2回に分けて食後に服用

 

 

妊婦さんは1日1~2錠フェロミアを服用していきます。そして約1か月で氷食症は治まっていきます。

 

 

もし氷が食べたい場合には、それ自体には何か良いことはなく悪影響なため必ず病院で診察を受けるようにしてください。

 

 

もし氷を我慢できなくなったら、飴を冷やしておいてそれを舐めることで悪影響もなく、欲求を満たせるのでおすすめとされます。

 

 

ただし冷たい食べ物を食べたくなっても、アイスを食べる際には1日1~2個(1個というのはピノ1個が目安です)までにしておきましょう。アイスは糖分が含まれるので、食べ過ぎると妊娠糖尿病のリスクにもなります。

 

 

もし氷などの冷たいものが欲しくなった場合には冷たい麦茶を飲むようにしてください。麦茶はノンカフェインで産婦人科でも勧められている飲み物です。

 

 

ということで妊婦さんと氷についてでした

先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!



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産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
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