妊婦さんは牡蠣を食べてもOK!?【産婦人科の意見は!】
牡蠣は『海のミルク』と呼ばれており、一般的には栄養価が高く精力がつく食べ物として有名ですね。
妊娠中に牡蠣を食べていいのかというのは妊婦さんの疑問として数多く挙げられることですね。
私も妊娠当時は気になって産婦人科の先生に聞ききました。ここでは産婦人科の先生の回答を基に、妊娠中の牡蠣についてお伝えします。
妊婦さんは牡蠣を食べてもいいのか?
産婦人科の先生は言うには、妊婦さんでも牡蠣は食べても大丈夫ということです。
実際に妊娠中の病院食でもカキフライなどが出されたりします。特に牡蠣は栄養素が豊富なので、正しい食べ方をすれば問題ないとされます。
ただし牡蠣を食べても大丈夫だとしても条件があります。
①生牡蠣、半生の牡蠣はNG
妊婦さん、特に妊娠初期の場合には免疫力が低下されています。
そのため生牡蠣、半生の牡蠣に付着したノロウイルス、腸炎ビブリオ、大腸菌が妊婦さんの体に反応してお腹を壊すなど、あたりやすくなっています。※妊娠中でなくともたくさん食べるとお腹を下してしまいます。
ですから妊婦さんは生牡蠣、半生の牡蠣を食べずしっかりと加熱した牡蠣を食べるようにしましょう。
※85℃以上で1分間加熱することで、これらの菌すべてが死滅することが確認されています。
ただし産婦人科の先生曰く、自分で生牡蠣や加熱用の牡蠣を買ってきて調理するのは、半生の可能性があるから控えた方がいいそうです。
もしカキフライや加熱した牡蠣を食べる場合には市販されているカキフライや外食での牡蠣を食べるようにしましょう。
②量を摂りすぎてはいけない
妊婦さんだけでなく、普通の成人男性なども加熱した牡蠣でも大量に食べることで牡蠣の内部のプランクトン(緑色のもの)に含まれる貝毒を摂取してしまい下痢を引き起こす場合があるのです。※この貝毒は加熱しても死滅しませんので注意してください。
貝毒の含有量は個体によって差があるのですが一般的に5個以上の牡蠣を食べると下痢などの症状が出る可能性があります。
妊婦さんの場合でしたら大事をとって1日牡蠣は3個まで(病院で出される牡蠣は3個ほど)にするのが良いとされています。
牡蠣は少量ならは妊婦さんの強い味方
①加熱した牡蠣を食べるようにする
②自分で極力調理せず市販のものや外食の牡蠣を食べる
③1日3個まで食べるようにする
という条件付きではありますが、妊娠中も牡蠣を食べることができます。そしてその条件内なら牡蠣は妊婦さんに大きな効果をもたらせてくれます。
牡蠣の妊婦さんへの効果について
特に牡蠣を食べることによって妊婦さんには大きく分けて3つの効果が得られます。
①葉酸
牡蠣には牡蠣100g中に葉酸は40μg含まれており魚介類の中ではトップクラスの配合量です。
葉酸は胎児の細胞分裂を促し、神経管の合成する働きをするため妊婦さんにとっても最も欠かせない栄養素のひとつとなります。
特に妊娠初期に葉酸が不足してしまうと、胎児の中枢神経の奇形性を生じさせ、胎盤早期剥離や先天性異常の二分脊椎を起こしてしまいます。
妊娠中は養蚕が1日400μg必要なので、牡蠣を100g(2個)食べることで10分の1補うことができるとされています。
②亜鉛
牡蠣にたくさんの亜鉛が含まれているのは有名ですね。実際どれくらい含まれるのかというと
牡蠣100gに含まれる亜鉛は13.2mgです。これは全ての食べ物の中で牡蠣が亜鉛の含有率が一番高いとされます。
厚生労働省では妊婦さんが必要の亜鉛は1日11mgであると明記されていますので、牡蠣を2~3個食べるだけで基準にと届いてしまいます。
亜鉛は胎児のタンパク質の形成をつかさどるため、妊娠中に不足すると低体重、低身長の赤ちゃんが生まれてしまいます。
また妊婦さんが摂取することによって、滋養強壮や乳酸を分解して体の疲れを解消することができます。
③タウリン
牡蠣にはアミノ酸の一種であるタウリンも豊富に配合されています。※タウリン1000mg配合という栄養ドリンクがありますね。
このタウリンは血中の悪玉菌を善玉菌にかえる効果があります。それによって高血圧や動脈硬化を防ぐことができます。
その他にもタウリンは滋養強壮、肝臓機能を高める働きや、目の疲れを改善させることができます。
その他にも牡蠣にはビタミンA、B1、B2、B12と鉄、タウリン、グリコーゲン、DHA、EPA、カルシウムが含まれております。
ということで牡蠣はしっかりと条件を守ることで妊婦さんでも問題なく食べれますし、胎児の成長に役立ってくれます。
ですが、生牡蠣の刺身、牡蠣の食べ放題などそのような食べ方をしてしまうと高確率で妊婦さんに悪影響を及ぼすので注意してください。
ということで妊婦さんと牡蠣についてでした!
先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!
葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。
しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。
⇒葉酸の選び方のポイントとおすすめランキング!