妊娠超初期に起こる気持ち悪い原因と対策法について!
妊娠超初期にはおよそ4割の方が気持ち悪いと産婦人科に症状を訴えるとされます。私の経験上では頭痛、吐き気、微熱とあらゆる症状がいっぺんに襲ってくる感じです。
ほとんどの方が妊娠2週目の超初期に食欲不振などのなんとも言えない気持ち悪いのが起こり、だんだん苦しくなっていきます。ですが妊娠16週目の妊娠安定期に入るころにはかなり気持ち悪さも楽になります。
ここでは妊娠超初期に起こる気持ち悪い原因と対策法についてお伝えしたいと思います。
妊娠超初期の気持ち悪い原因
この妊娠超初期に気持ち悪いのが起こるのを総じてつわりと言います。実はこの原因というのははっきりとは解明されていません。
ただし有力な原因としては大きく分けて3つ挙げられます。
①体が敏感になる
妊娠することによって黄体ホルモンや絨毛性ゴナドトロピンが分泌されていきます。すると子宮の収縮が抑制されたりするのですが、体が敏感になる作用もあります。
特に嗅覚や味覚が特に敏感になります。タバコの匂いはもちろん体臭なども匂ってくるため、気持ち悪くなります。
さらに食べ物なども味覚が変わり、受け付けなくなってしまうこともあります。これがいわゆる吐きつわりが起こる原因とされます。
ただし黄体ホルモンや絨毛性ゴナドトロピンは妊娠16週目に分泌がおさまるため、気持ち悪い症状も改善されていきます。
②自律神経の乱れ
妊娠超初期というのは体が変化するため身体的ストレス、そして不安から心理的ストレスの両方に陥ります。
すると自律神経が乱れてしまいます。自律神経が乱れると頭痛や寒気、だるさなどを感じて気持ち悪くなってしまいます。
③胃酸の分泌が活発になり
そして最後の原因とされるのが胃酸の分泌が活発になることです。胃酸過多になることで胃炎や胃痛などの原因にもなってしまいます。
妊娠超初期に気持ち悪くなる原因として以上の3つが挙げられるとされます。これらが一度に生じるため、あらゆる症状に悩まされてしまいます。
病院に行くべきケース
あまりに症状が重い場合には産婦人科に相談するようにしましょう。特に妊娠異常を引き起こしている場合には気持ち悪い症状が出やすくなり、早めに発見するのが重要です。
病院に行くべき目安としては以下の4つが挙げられます。
①妊娠前より体重が3キロ以上減ってしまっている
②1日に何回も吐いてしまう
③気持ち悪すぎて何もできない。常に気持ち悪い状態が続く。横になっても気持ち悪い。
④食べ物はおろか、飲み物も飲むことができない
これらの場合には産婦人科を早く受診するようにしましょう。※産婦人科では妊娠悪阻と診断されて、何も食べれない場合には点滴をうって、入院する場合もあります。
妊娠超初期に起こる気持ち悪い時の対策法
妊娠超初期に気持ち悪い場合、自分でできる対策法について解説したいと思います。※ここでは具体的に3つほど紹介したいと思います。
①横向きで寝るようにする
まず気持ち悪くなったら、横になれるのであれば、すぐに横になることが重要です。脳に血液が行きやすくなり頭痛などが改善されていきます。
そして寝る姿勢としては左半身を下にして横向きで寝るのがよいとされます。
横向きに寝るのは気道が確保できる寝方で、睡眠中の血行不良を予防することができるためおすすめです。
普段の睡眠も横向きで寝ることによって息苦しさだけでなく、むくみや冷え性も予防できます。
また胃液がこみあげて気持ち悪い場合には壁によっかかるように寝ると胃液が下がり、吐き気もおさまっていきます。
②気持ち悪いときに効く食べ物
気持ち悪いときは胃酸をクエン酸を含んだ食べ物を食べることで楽になるとされます。特にりんご、パイナップル、梅干しなどが挙げられます。
クエン酸には胃酸を分解する働きを持っており、胃痛や吐き気などの症状に対して効いていきます。固形物が食べれないときにはリンゴジュース、パイナップルジュースを飲んでも構いません。
またキシリトールガムを噛みつづけると口の中がさっぱりとして症状が楽になるとして産婦人科では勧められております。
キシリトールガムを噛むことによって、虫歯も予防することできますのでおすすめです。
③食べないというのも立派な対策
吐きづわりなどで入院すると、病院では断食などの治療が用いられます。ですので何も喉が通らないときは無理に食べずに2日ほど断食するのも効果的です、
ただし2日間食べずにいてもまだ気持ち悪かったり、あまりに気分が悪い場合には無理な外出は控えて、産婦人科に相談するようにしましょう。
基本的に妊娠16週目頃には症状も楽になってくるので、それまでの辛抱も大切です!
ということで妊娠超初期に起こる気持ち悪い原因と対策法についてでした。
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