妊娠超初期に起こる頻尿の原因と対策法について!
妊婦さんの約4割がトイレの回数が多くなったと回答していますね。妊娠超初期から症状として頻尿になやすくなることがあります。
特に妊娠超初期の頻尿の特徴としては以下の4点があります。
①1日10回以上おしっこをする(通常、大人は1日5回ほど)
②ちょろちょろとした力のないおしっこが出てしまう
③尿の色が濃くなっている
③尿漏れも多くなっている
妊娠超初期に頻尿になると夜に何度も起きて、睡眠の妨げになったり悪影響を及ぼします。また膀胱炎の恐れもあるため頻尿については注意しなければいけません。
ここでは妊娠超初期に起こる頻尿の原因、注意点、そして対策法についてお伝えします。
妊娠超初期に起こる頻尿のはなぜ!?
妊娠超初期に頻尿が起こってしまうのは大きく分けて2つの原因があるとされます。
①黄体ホルモンの分泌によるもの
妊娠超初期である妊娠2~3週目に着床が起こり、着床が完了した瞬間に黄体ホルモンが分泌されます。黄体ホルモンには子宮の収縮運動を抑える働きがあり、これによって子宮内の受精卵を守ることができます。
しかしこの黄体ホルモンは排尿を調節するための筋肉である尿道括約筋を抑えてしまいます。また腸の運動も抑えるため便秘になりやすくなってしまいます。
すると尿が少しだけ溜まっても尿道括約筋が緩んでいるため、尿をとどめることができず、すぐに尿意が来て排尿されてしまいます。
ただしこの黄体ホルモンは妊娠安定期である妊娠16週目を迎えることで、分泌が少なくなるので、ある程度頻尿も軽減されていきます。
②子宮が大きくなることによるもの
そして妊娠超初期の頻尿の起こる2つ目の原因としては、子宮が大きくなることが挙げられます。
妊娠超初期には胎盤も形成されはじめ、子宮が大きく膨れ上がっていきます。すると子宮に近い膀胱が圧迫されてしまいます。膀胱は尿を一時的に溜めておくタンクのようなものです。
しかし子宮に圧迫されることによって、そのタンクに溜めておける量が少なくなってしまいます。そのため妊娠超初期は頻尿になりやすいとされます。
以上のように妊娠超初期は頻尿を引き起こしてしまいます。
膀胱炎を起こしていないか見分けるための方法
基本的に頻尿自体は妊娠中の生理現象なので、そこまで問題はありません。ただし妊娠超初期の頻尿の中で注意してほしいのが膀胱炎を起こしていないかです。
・排尿するときに局部につーんとした痛みがある
・5分おきに何回もおしっこをしたくなる
・残尿感がある
・尿が白く濁ったり、血尿がでることがある
もしこれらの症状が複数起きている場合には膀胱炎の可能性があり、泌尿器科や産婦人科を受診するのがよいでしょう。
膀胱炎は細菌による感染症なので、予防のためにこまめに下着を取り換えるようにしてください。特に妊娠超初期は免疫力が低下しているので注意してください。
妊娠超初期に起こる頻尿の対策法について
妊娠超初期によっておこる頻尿を抑える対策法として2つほど紹介したいと思います。
①わかめを食べる
具体的な頻尿の対策法としてはわかめを食べることが挙げられます。実際に頻尿の入院患者さんに対してわかめの味噌汁が出されます。
わかめを食べることによって、尿意を促すとされる尿酸を取り除く働きを持っています。
さらにわかめにはマグネシウムが豊富に含まれています。このマグネシウムは尿道括約筋を引き締めることができます。その他にシジミやギンナンなども頻尿に効果的とされます。
基本的にわかめは1日50gほど食べればよいので、夕飯の味噌汁にわかめを入れて食べるようにしてみてください。水溶性食物繊維も含んでいるため、便秘にもよいので妊娠中の方は積極的に食べてみてください。
②体を冷やさずに、できるだけ温める
特に下腹部周りを冷やしてしまうと、尿意が促されてしまいます。雨の日におしっこが出るのも体が冷えるためです。
そのため冷えを感じてしまう方は腹巻などを巻きましょう。
また飲み物も冷たい飲み物を飲むことによって尿意が起こりやすくなるので、できれば常温以上の飲み物を飲みましょう。
そして頻尿に悩まれる方はできるだけコーヒー・ココア・緑茶は避けるようにしましょう。これらの飲み物にはカフェインが含まれており、すぐに尿意が来てしまいます。
以上のように妊娠超初期の頻尿は対策するようにしていきましょう。また頻尿で尿意が来て我慢すると膀胱炎になりやすくなるので、できるだけおしっこはするようにしましょう。
しっかりと対策すれば、1週間ほどで尿の回数が減っていきます。また頻尿自体に何か健康的に問題があるわけではないので安心してください。
ということで妊娠超初期に起こる頻尿の原因と対策法についてでした
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