妊娠初期の高熱

妊娠初期の高熱になる原因と胎児への影響!

妊娠初期の高熱になる原因と胎児への影響!

 

 

妊娠初期は黄体ホルモンが継続的に分泌されるため
高温期が妊娠12~14週まで続いていきます。

 

 

基礎体温は36.50~37.00度の範囲で
推移しますので37.0度は他に症状がなければ特に問題はありません。

 

 

しかし38度を超える高熱が出た場合には注意です!
感染症を引き起こしている場合には胎児にも影響がでてしまいます。

 

※平熱が低い人は37.0度を超えても高熱とされます。

 

 

ここでは妊娠初期の高熱の原因と胎児への影響についてお伝えしたいと思います。

 

 

妊娠初期の高熱が起こる原因

 

 

妊娠初期に高熱が起こる場合には感染症を
引き起こしている場合が原因として考えられます。

 

 

特に考えられるのが、風疹、インフルエンザ、水疱瘡があります。

 

 

①風疹

 

 

妊娠中に起こりやすく、飛沫感染によって感染してしまいます。

 

 

症状としては高熱が引き起こされ、高熱以外には
頭痛、倦怠感、鼻水、咳がみられます。

 

 

また全身には赤い斑点状の湿疹ができるのが特徴的とされます。

 

 

そして妊娠10週以内に風疹にかかってしまうと、90%の確率で
胎児に何らかの影響を与えてしまいます。

 

 

風疹によって胎児は心奇形・難聴・白内障の先天性異常を引き越す可能性があります。

 

 

②インフルエンザ

 

 

予防接種を受けていない場合で高熱を
引き起こす場合にはインフルエンザが考えられます。

 

 

症状としては高熱が何日も続き、食欲不振に陥ってしまいます。

 

 

直接的な胎児への影響はほとんどありませんが、栄養が不足すると
胎児の成長が遅れてしまう場合もあります。

 

 

③水疱瘡

 

 

妊娠初期に水疱瘡にかかると高熱を起こす
さらに胎児にも影響を与えてしまいます。

 

 

症状としては皮膚のかゆみ、湿疹などの跡がみられます。

 

 

そして妊娠8~20週の間に水疱瘡に感染してしまうと
約2%の確率で胎児に先天性水痘症候群が生じてしまいます。

 

 

※先天性水痘症候群:妊娠中の水疱瘡により
胎児が低体重出生、四肢の形成不全などの症状を引き起こしてしまう症状。

 

 

この3つは妊娠初期にかかりやすい高熱が出る感染症です。

 

 

また風邪なども妊娠中は免疫力が低くなっているためかかりやすく、高熱が出ます。

 

 

高熱は、胎児がいる子宮の中は39度なので
高熱自体がそこまで影響を与えることはありませんが、やはり風邪は
食欲不振に陥るため、胎児の成長が遅れてしまうので注意しなければいけません。

 

 

妊娠初期の高熱になった場合

 

 

高温期の基礎体温よりも熱が出た場合には、
すぐに産婦人科に行くようにしてください。

 

 

産婦人科では症状を見て、妊娠中でも服用できる
カロナールなどの解熱剤を処方されます。

 

 

製造会社:昭和薬品化工株式会社

 

値段:1錠あたり9円

 

有効成分:アセトアミノフェン

 

用法用量:1日2回(1回あたり最低1.5錠~最大7錠)を食後に服用

 

 

服用からおよそ1週間以内には高熱も治まっていきます。

 

 

感染症の場合には早期であれば胎児への影響が出ずに済みますので
高熱が出た場合には必ず産婦人科に診てもらいましょう。

 

 

以上妊娠初期の高熱についてでした。

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