妊娠初期の頻尿の原因と注意点について!
妊娠初期の症状として頻尿になりやすくなります。
大人の平均的な排尿回数というのは1日5~6回なのですが、頻尿になることで1日10回以上の排尿回数になってしまいます。
妊婦さんの頻尿の特徴としてはちょろちょろと力ないおしっこが何度も出て、尿漏れなども妊娠前より起こりやすくなります。
妊婦さんによっては夜中に30分おきにおしっこが出てしまい、不眠の原因につながり、胎児の成長にも悪影響を及ぼしてしまいます。
ある程度の対策を行う必要がありますので、ここでは妊娠初期の頻尿の原因と対策法についてお伝えします。
妊娠初期の頻尿の原因
妊娠による頻尿の原因というのは大きく分けて2つあるとされます。
①子宮の増大
妊娠初期の頻尿の一番の原因と言われているのが子宮の増大です。
妊娠3週目前後に受精卵が子宮に着床することで、子宮が増大していきます。すると骨盤や小腸、そして膀胱など周りの臓器が圧迫されるのです。
膀胱は尿を溜めておく、貯水タンクとしての役割を担っていますが、子宮による圧迫で溜めておくことができる尿の量の限度が少なくなってしまいます。
すると尿が一杯になり、おしっこがしたくなり頻尿になってしまうのです。
②黄体ホルモンの分泌
そして頻尿になるもうひとつの原因が黄体ホルモンの分泌によるものです。
黄体ホルモンは着床と同時に分泌され始め、子宮の収縮を抑える役割があります。しかし同時に小腸、大腸などの運動も抑え、さらに排尿を調整する筋肉である尿道括約筋を緩めてしまいます。
すると尿を溜めておく筋力でもあるので、尿道括約筋が緩むと頻尿が起きやすくなり、さらに尿もれなどの原因にもつながります。
このように妊娠初期は体の変化に伴って頻尿が起きやすいです。およそ6割の妊婦さんが頻尿の症状を感じたと回答しています。
膀胱炎の可能性もあるので注意
注意してほしいのが膀胱炎の症状として頻尿になることがあります。妊娠初期は免疫力が低下しているため、膀胱炎を引き起こしやすいです。
妊娠による頻尿なのか、それとも膀胱炎による頻尿なのか症状によってある程度見分けることができます。
膀胱炎による頻尿の症状としては
・排尿するときにつーんとした痛みがある
・5分おきに何回もおしっこをしたくなる
・残尿感がある
・尿が白く濁ったり、血尿がでることがある
以上のような症状がある場合には膀胱炎の可能性がありますので当てはまる場合には産婦人科に相談するようにしてください。
膀胱炎は尿道から細菌が侵入することによって感染します。特に妊娠初期は下着を取り換えないだけで下着に付着した菌に感染するので注意してください。
妊娠初期の頻尿の対策法
妊娠初期の頻尿はある程度抑えることができますので対策法をご紹介したいと思います。
わかめを食べる
わかめには頻尿の原因ともなっている尿酸を取り除く効果があります。
さらにマグネシウムが含まれており、マグネシウムは黄体ホルモンによって、緩んだ尿道括約筋を引き締める効果があり、尿漏れや頻尿を予防、改善してくれるのです。
頻尿の入院治療ではわかめのお味噌汁を食事に取り入れられます。
妊婦さんもわかめ入りのお味噌汁を1日1食分食べていきましょう。また水溶性食物繊維も豊富に含まれているので便秘にも効きますのでおすすめです。
体を温める
体が冷えると、排尿作用が働きおしっこがしたくなります。特にお腹周りは極力冷やさないようにして、温めることで頻尿を予防できます。
腹巻を巻くようにして、体を温めるようにしてください。
お腹を冷やすとむくみや便秘を悪化させる原因にもなりますので腹巻を巻くようにして、冷やさないようにして下さい。
この2つは妊娠初期の頻尿を軽減するのにかなり効果的です。
ただ注意点としては水分補給の際は利尿作用のあるカフェインが入った飲み物(コーヒー・ココア・緑茶など)は控えるようにしてください。
妊娠初期の頻尿はおよそ安定期である妊娠16週目に入るころには症状がほとんど治まっていくとされますので安心してください。
ということで妊娠初期の頻尿の原因と注意点についてでした
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