妊娠初期に茶色いおりものが出るのはなぜ?【茶おりの原因】
妊娠初期のおりものの色としては黄色いことがが一番多いです。しかし茶色いおりもの(茶おり)も出ることがあるのです。
基本的に茶色いおりものが出ること自体は問題ないですが、腹痛などの症状と一緒に茶おりが出た場合には注意しなければいけません。
ここでは妊娠初期に茶色いおりものが出る原因と産婦人科に行べき茶おりのケースについてお伝えしたいと思います。
妊娠初期に茶色いおりものが出る原因
茶色いおりものの茶色の正体は酸化した血液のことです。
つまり茶色いおりものが出たということは体内で出血があったことを意味し、その血液が酸化しおりものと混じったことが言えます。
また鮮血であれば出血してすぐだということが分かりますが、茶色いということは出血してからある程度時間が経過していることになります。
そして茶おりの元となる出血はどのようにして起こるのかというと
妊娠により胎盤が形成される過程で、胎盤が子宮筋層に根をさすのですが、この時に毛細血管から出血してしまうことがあります。
この時の出血がおりものに混ざり、酸化することで茶おりとして出てくるのです。
このような出血の現象はよくあることですので、心配する必要はありません。
また人によって薄茶色であったり、こげ茶色である場合がありますが茶色の範囲内であれば、特に問題はありません。
産婦人科に行くべき茶おりの症状
妊娠初期に茶色いおりものが出ることはよくあることで、母体や胎児に
問題ないと言えますが、以下のような症状が出たら産婦人科に行きましょう。
お腹の張りや腹痛がある
茶色いおりものが出ている時にお腹の張りや腹痛がある場合には
流産や切迫流産の可能性が高いので注意しなければいけません。
腹痛やお腹の張り、そしてお腹に違和感がある場合には産婦人科に診てもらうようにしましょう。
茶おりに鮮血がついている
おりもの自体は茶色いのですが、鮮血がついているのは要注意です。鮮血が出るのは主に3つの理由があります。
①子宮膣部びらん、子宮頚管ポリープ
子宮膣部びらん、子宮頚管ポリープなどにかかっていると、
出血が起こる、鮮血が出てしまうことがあります。
②切迫流産、流産の兆候
不正出血と呼ばれ、切迫流産、流産の兆候として
出血が起きることがあり、特に大量に出るほど危険度は上がります。
以上が妊娠初期に鮮血が出る原因です。
鮮血の原因が3つのうちどれか分からないので、茶色いおりものに
関わらず、鮮血がついているときは速やかに産婦人科に相談してください。
茶色いおりものが出た時は
妊娠初期茶色いおりものが出た場合には胎盤の形成中であるため、基本的に安静にするようにと産婦人科で言われます。
ウォーキングなどの軽い運動であれば問題ありませんが、あまり激しい運動などは控えるようにしてください。
また妊娠初期は免疫力が低下していることもあり、パンツなど小まめに取り換えないとカンジタなどの感染症にかかりやすいです。
石鹸で洗う場合、妊娠中は弱酸性の石鹸を使用してください。
さらにあまり激しく洗うのはよくありません。激しく洗うと膣内にいる
常在菌も洗い落としてしまうので、やさしく洗いましょう。
そして普段から鮮血がついていないか毎日おりものはチェックするようにしましょう。
以上妊娠初期の茶色いおりものについてでした。
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