妊婦さんの動悸の原因について!妊娠初期は要注意!
妊娠することで動悸が起こりがちになりやすく
妊婦さん全体の約6割の方が動悸になったというデータもあります。
特に妊娠初期に動悸があると胎児の成長にも影響を与えてしまいます。
ここでは妊娠初期の動悸の原因と対策についてお伝えしたいと思います。
妊婦さんの動悸の原因について
妊婦さんの動悸の原因は大きく分けて2つあるとされています。
①ストレスによる自律神経の乱れ
妊娠中は体の変化によって身体的ストレスが加わります。
さらに生活習慣や妊娠中の過ごし方の不安などで心理的なストレスも溜まります。
すると副交感間神経が優位になり、自律神経が乱れてしまいます。
自律神経は呼吸器の働きをつかさどっていますので、自律神経が乱れると
息苦しさや吐き気、そして動悸を引き起こされてしまいます。
妊娠初期に起こる動悸の原因のほとんどが自律神経の乱れとされます。
②鉄分の不足によるもの
またもうひとつの原因というのは鉄分の不足によるものです。
妊娠すると胎児に必要な血液量が20~30%増加します。
そして血液量の増加に伴い鉄分の摂取も妊娠前よりも多く摂取する必要があります。
そして鉄分はヘモグロビンを生成するのに必要で、もし鉄分が不足すると
血液の濃度が低くなってしまい、貧血を引き起こしてしまいます。
また貧血になると動悸の原因にもなりますので、鉄分が
不足することは動悸を引き起こしてしまいます。
また鉄分は胎児の栄養に送る際に必要ですので
不足してしまうと胎児の成長を阻害してしまいます。
妊娠初期ほど鉄分が必要ですので、妊娠初期に動悸が
起きている方は要注意で鉄分の摂取が不可欠となります。
このふたつの原因により妊娠中は動悸が発生しやすくなります。
また一番起きやすいのは自律神経が乱れがちな妊娠初期とされます。
妊娠中の動悸の対策方法について
①左半身を下に横向きで寝る
動悸が起きているのを楽にさせる方法として
左半身を下にして横になることが挙げられます。
横向きで寝ることで気道が確保されることで呼吸がしやすくなりますし、
左半身を下にすることで血流がよくなり、動悸が改善されます。
胎児にも負担がかからないので睡眠もこの姿勢で寝ることが
産婦人科では推奨されておりますので試してみてください。
②鉄分でヘモグロビンを摂取
鉄分を摂取することで血中のヘモグロビン濃度を
上昇させ、貧血や動悸を改善させる必要があります。
およそ1日20gの鉄分を多く含む食べ物を食べるようにしてください。
大豆、小松菜、ホウレンソウ、牛肉、シジミ、鶏肉があります。
ホウレンソウは葉酸やビタミンBも豊富に含まれているので一番おすすめです。
また鉄分を摂取するための飲み物やサプリなどもあるのでそちらを飲むと手間がかかりません。
産婦人科の場合
また産婦人科での妊婦健診でヘモグロビンの濃度を
測るのですが『11g/dl未満』ですと貧血扱いになります。
その時にフェロミアという鉄剤を処方して鉄分を摂取させ
ヘモグロビンの濃度を上昇させて改善を試みます。
動悸がある場合にも検査して濃度が低い場合には処方されます。
製薬会社:サンノーバ
成分:クエン酸第一鉄ナトリウム
値段:1錠9.9円
用法用量:1日2回食後に2~4錠を服用する
産婦人科では鉄分の摂取対策をとってくれますので、
動悸がある場合には産婦人科を受診してみるのもいいです。
というのが動悸の対策方法となります。
またストレスを解消して自律神経を整えることも非常に有効です。
そのために睡眠をしっかりとることも大切ですし、妊婦さんにはウォーキングが有効です。
1日30分ほどでもいいので、ウォーキングをすることで運動不足の
解消にもなり、セロトニンが分泌されるのでストレス解消になります。
以上、妊婦さんの動悸の原因についてでした
先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!
葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。
しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。
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