妊娠初期に喉が渇くのはなぜ?
妊娠初期という時期は異常に喉が渇きやすい時期であります。
あまりにも喉が渇くので、体の心配をされる方も多いと
思いますが、妊娠中の生理現象ですので安心してください。
喉が渇くこと自体は胎児への影響もありません。
喉が渇いて、水分を摂らない方が胎児に悪影響なので注意してください。
ここでは妊娠初期に喉が渇く原因と飲み物を飲むときの注意点についてお伝えします。
妊娠初期に喉が渇く理由
総じて言えることは妊娠初期には水分不足が起こりやすいからとされます。
特に以下の3つの理由で水分が必要になります。
①排尿の回数が増える
妊娠初期は子宮が大きくなることによって膀胱が圧迫されます。
すると排尿の回数が増えてしまい、水分が少なくなります。
これによって水分不足を補おうと喉が渇きやすくなります。
②発汗作用による水分不足
そして2つ目の理由が発汗作用による水分不足です。
妊娠初期は黄体ホルモンの分泌が活発になることで
体温が36.50~37.00度と高温になります。
すると体は汗をかきやすくなり、特に寝汗がすごいことになります。
そのため朝起きると水分不足で喉が渇いているということがあります。
③血液量が増える
そして妊娠初期に喉の渇き最後の原因とされるのが血液量の増加です。
妊娠すると胎児に送る血液が必要となるため、
血液量がおよそ1.2倍多くなります。
そのため血液をつくるための水分が必要となり、喉を渇くということです。
以上のように妊娠初期は喉が渇きやすくなっています。
基本的に妊娠初期の喉の渇きは、妊娠16週目の妊娠安定期を
迎えることによって、落ち着いてきますので安心してください。
妊娠初期の飲み物を飲むときの注意点
妊娠初期には喉が渇くので、たくさん飲み物を飲んだりしますが
水分摂取には注意点があるのでここでお伝えします。
水分摂取量
妊娠中の水分摂取量は食べ物からの水分を抜いて
およそ1.5リットル~2リットルの範囲が適切です。
ですので妊娠初期で喉が渇いたとしても、
2リットルはできるだけ超えないようにしましょう。
水分過多になると巨大児が生まれたり、妊娠中の下痢などの
原因になるので喉が渇いても2リットルまでにしましょう。
喉が渇くときに飲んではいけないもの
飲み物によっては飲んでも喉が潤わないものもあります。
また妊娠中には飲みすぎてはいけないものがあるので紹介します。
・カフェインを含むもの(コーヒー)
カフェインの摂取量は1日300mgとなっており、それを超えて
摂取しつづけると、胎児の成長が阻害されてしまいます。
・タンニンを含むもの(緑茶)
タンニンを含むものは鉄分の吸収の妨げになるため、
喉が渇いた時にガブガブと飲むのは控えるようにしましょう。
・糖分を多く含む飲み物(ジュース)
糖分を多く含んだ飲み物を飲むと余計に喉が渇くので
喉の渇きを解消するにはおすすめできません。
また砂糖が多量に含まれるので妊娠中に飲みすぎると
妊娠糖尿病の危険性があるので注意してください。
これらの飲み物を多量に飲むのは控えるようにしましょう。
ただし1日に2~3杯程度であれば飲んでも大丈夫です。
おすすめの飲み物
産婦人科では妊娠中の水分補給は
ミネラルウォーターか麦茶を飲むようにするように勧められます。
特に麦茶はカフェインやタンニンも含まれませんし、またピラジンという
成分が含まれており、血液をサラサラにする効果があります。
妊娠中に喉が渇いて、飲み物を飲む際は麦茶か
ミネラルウォーターをメインにして飲むようにするのがおすすめです。
ということで妊娠初期の喉の渇きについてでした
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