妊婦さんが摂取しなければいけない栄養まとめ!
妊娠中に必要な栄養が不足すると胎児に未発達につながり低体重症や先天性異常につながる危険があります。
母子手帳などにも必要な栄養が記載されているかと思います。
ここでは妊婦さんが摂取しなくてはいけない栄養とおすすめの摂取方法についてまとめました。
妊婦さんに必要な栄養まとめ
①葉酸
普段は聞いたことがないかもしれませんが妊娠中に必要な栄養として一番に挙げられるのが葉酸です。
葉酸欠乏により、胎児の、神経管欠損症と先天奇形性の症状を引き起こすリスクを上昇させてしまいます。
平成12年に厚生省では妊婦さんそして妊娠前に葉酸を1日400μg摂取することを推奨したことによって、広く認知されました。
葉酸は特に胎児の中枢神経や臓器が形成される妊娠初期に必要とされています。
妊娠が発覚していたころには手遅れになることを考慮して妊娠を考えている方は妊娠前に葉酸を摂取することが望まれます。
葉酸は1日に摂取は400μgとされていますが、葉酸を含んだ食べ物がこちら
アスパラガスでも1日に200g以上を食べることが必要となります。
400μgを摂取するのはなかなか難しいとされて今では葉酸補助食品も登場しており、食品による摂取が難しい場合にはそちらを摂取することが望まれます。
②亜鉛
亜鉛も妊娠中に必要な栄養のひとつです。
胎児は妊婦さんのお腹の中で細胞分裂を繰り返して大きくなっています。亜鉛はこの細胞分裂を促進させ、タンパク質の形成の役割も持っています。
亜鉛が不足すると栄養不足により低体重、低身長の原因になります。
厚生労働省では妊婦さんが必要の亜鉛は1日11mg必要であると明記されていますね。
食品から栄養を摂取する場合には
・牡蠣 13.2mg(100g中)
・豚肉 6.9mg(100g中)
・牛肉 4.9mg(100g中)
とされています。レバーなども亜鉛を豊富に含んでいますが妊娠中には避けた方が良いので気をつけてください。
③鉄分
胎児に血液によって酸素を送りますが、その酸素を運搬するには赤血球のもとである鉄分が必要不可欠です。
妊娠中は赤血球量が20~30%多くなるのでその分に鉄分が必要になります。妊婦さんに必要な鉄分はというと1日約20mgになります。
・パセリ 7.5mg(100g中)
・牛肉 6.8mg(100g中)
・生たまご 6.0mg(100g中)
・しじみ 5.3mg(100g中)
・鶏肉 5.1mg(100g中)
パセリが鉄分が豊富ですが、そんなに多く食べられないので牛肉や鶏肉を食べるのがおすすめです。
鉄分の補給にはレバーがいいのですが、亜鉛同様に妊婦さんにはレバーは控えた方がいいです。
また貧血やめまい、立ちくらみなども鉄分を摂取していることにより予防にもなりますので非常に重要な栄養になります。
④カルシウム
最後に必要な栄養としてカルシウムが挙げられます。
カルシウムは骨の形成する役割がありますが、胎児の骨の形成も妊婦さんのカルシウムを通じて行われます。
カルシウムが不足することで骨粗しょう症を患う危険があります。
妊娠中には1日900mgのカルシウムが必要ですので、しっかりと摂取しましょう。
・プロセスチーズ 630mg(100g中)
・しらす 560mg(100g中)
・油揚げ 300mg(100g中)
・パセリ 290mg(100g中)
・牛乳 55mg(100g中)
妊婦さんの栄養摂取は胎児の発育にも大変重要ですが基準値を食品で達成するとなるとかなり難しいです。
つわりや体調不良も多くなるので食べれない日などもでてきますので、そのような時には妊婦さん用の栄養補助のサプリメントを摂取すると非常に楽です。
市販で手軽に摂取できるものであればエビオス錠が挙げられますね。
会社:アサヒフードアンドヘルスケア
成分:ビール酵母
値段:2000錠入りで1600円
用法用量:1日3回、毎回の食事の後に1回10錠を服用していきます。
母体と胎児の健康のためにもしっかりと栄養は取っていきましょう!
ということで妊婦さんが摂取しなければいけない栄養でした。
先生に聞いてみました!おすすめの葉酸!
葉酸サプリは胎児の成長に欠かせない栄養素である葉酸の
摂取を目的としたサプリメントで、胎児の奇形性を予防する効果も実証されています。
産婦人科でも葉酸の摂取を推奨されており、母子手帳にも
栄養補助食品(サプリメント)での葉酸の摂取をするように明記されています。
しかし葉酸サプリと言っても種類がたくさんあります。
当サイトでは管理人が産婦人科医にどの葉酸サプリを摂取すべきか聞いてまいりました。
⇒葉酸の選び方のポイントとおすすめランキング!