妊娠中にイソジンなどのうがい薬を使用しても大丈夫?
うがい薬としてイソジンを妊娠中に使用しても問題ないのでしょうか?
実は妊婦さんがイソジンでうがいをすることは胎児に悪影響を与えてしまう場合があるのです。
ここでは①イソジンの胎児への影響や②イソジンの使用方法、③妊娠中に最適なうがいの方法などをお伝えしたいと思います。
イソジンの胎児への影響
イソジンにはヨード(ヨウ素)と呼ばれる成分が含まれています。
ヨードは口内の抗炎症作用や殺菌作用があるため、イソジンでうがいをすることに喉の炎症、痛み、そして風邪のウィルスを殺菌することができます。
しかしこのヨードを長期的に使用したり、何度も使用することでヨードが摂取されることで、母体に蓄積されています。
そしてヨードは血液に溶け込むことで胎児も摂取されます。
すると胎児の甲状腺が腫れてしまったり、生まれてくる赤ちゃんが先天性甲状腺機能低下症を引き起こしてしまう危険性があります。
先天性甲状腺機能低下症とは何か?
生まれつき甲状腺の機能が劣れている病気です。
出産後すぐの症状としては元気がなく、泣き声も弱々しくかすれたり、便秘や体重が増えないなどの症状があります。
また長期的には体の成長や理解力の遅れなどの原因になってしまいます。原因としては母親のイソジンの過剰使用、海藻類の過剰摂取が挙げられます。
そのため、妊娠中のイソジンを使用するのは問題はありませんが、過剰に使用するのは胎児に影響があるので控えるようにしてください。
1日3回以上イソジンを使ってうがいをすることを何か月にもわたって行うことが危険の目安とされます。
妊娠中のイソジンの使い方
長期的に使用すると、吐き出したとしても、わずかに飲み込んでしまいます。
ですのでイソジンを妊婦さんが使う場合には普段のうがいで使うのは控えるようにしましょう。
のどが痛いときやイガイガする時にイソジンでうがいをします。
イソジンの使い方としては
①コップに水50mlを注ぎいで、イソジンを2ml加え、1日に1回~2回、のどが辛いときや違和感がある時にうがいをします。
②絶対に飲み込まずに、吐き出してください。
③その後口に残ったイソジンを流すために、水だけでもう一度うがいをします。
イソジンでの妊婦さんのうがいの使い方は以上です。
イソジンはスプレー型のものがありますが、そちらだとイソジンを飲み込みやすいので、妊婦さんは使用を避けるようにしてください。
その他のうがい
またアズノールうがい薬にはヨードが含まれていないので薬を使って毎日口内を清潔にしたい場合にはアズノールうがい薬を使用してください。
また薬を使用しなくても口や喉の炎症、痛みを抑えるうがいの方法もあります。
塩水うがい
塩には高い殺菌力と炎症を抑える薬があるとされますので、塩水によってうがいをすることは非常に効果的です。
コップ1杯のお湯に塩をひとつまみ加えて、そのままうがいをするだけです。うがいが終わったらすべて吐き出してください。
塩水うがいでしたら朝、昼、晩と行うことができます。水だけでのうがいも効果的なので、時間に余裕があるときに試してみください。
妊娠中にイソジンに含まれるヨードは胎児に悪影響なため、日常的に使用するのは控えるべきです。
ただ風邪や喉の痛みなどの症状がある場合にはイソジンは高い効果があるので過度な使用は避けて、使うようにしてください。
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